「プライベートCA Gleas」、仏タレスのHSM製品に対応、クラウドサービスなどへの強固なセキュリティソリューションの拡販に向け協業

~タレスの「ハードウエア・セキュリティ・モジュール(HSM) nShield(エヌシールド)とJS3の「プライベートCA Gleas」の製品連携を実現 ~

株式会社JCCH・セキュリティ・ソリューション・システムズ (本社: 東京都荒川区、代表取締役 山田 公介、以下 JS3) は、JS3が開発をしたプライベート認証局 「プライベートCA Gleas(グレアス)、以下Gleas」と仏 タレスの「ハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM) nShield(エヌシールド)シリーズ、以下nShieldシリーズ」との製品連携を開始したことを発表します。この協業により、タレスは現在日本国内においても多数の実績を誇るnShieldシリーズの認知度向上と市場開発の更なる強化を、またJS3は連携製品の提供を通じGleasを中心としたPKIソリューション、新市場開拓のより一層の充実を目指します。

暗号化ソリューションの世界的リーディング企業であるタレスが提供する nShieldシリーズは、国内外の政府関連機関、大手企業にて多数の実績を持つHSMです。一般的なHSMと異なり、暗号鍵の生成、認証、管理のみならず、機密性の高いプログラム自体を耐タンパ性に優れたHSM内で実行できることが特徴です(Secure Execution Engine, SEE)。 この技術により、プログラムには署名を付与し、改竄防止を可能とし、パスワード処理やSSL処理、独自暗号アルゴリズム等の重要処理をHSM内で実行、保護できますので、高度なセキュリティ環境をお客様に提供し、外部情報漏洩などのリスクを防止します。nShieldシリーズは、国際的なセキュリティ認証 FIPS(注1) (FIPS 140‐2 Level 3以上) 及びCommon Criteria(注2)の認証を取得しており、PKIの認証基盤、金融系決済システム、電子マネーシステム、データベースの保護、タイムスタンプ、さらにはハイテク製品の偽造保護までと世界中の様々な大規模な企業、組織で長年採用されており、その安全性、信頼性が実証済みです。

一方、JS3は、Gleasを中心としたPKIソリューション事業を展開しています。このGleasは、プライベート認証局の開発・販売から得たノウハウを基に、さらに高い柔軟性と操作性を実現するために開発された認証局アプライアンスです。中小規模から大規模なユーザ環境までと規模に関係なく、柔軟にかつ幅広い組織に導入が可能です。ここ数年は、これまでに利用が多かった官公庁、病院、大学に加え、企業でのリモートアクセスを中心とした認証ソリューションとしての導入が増加しています。その背景には、インターネット、クラウドなどの普及とともに、iPhone・iPadなどの新たなデバイスの登場により、企業における情報資産管理に関する大きな変化が発生しているものと思われます。Gleasは、このようなニーズに柔軟かつ迅速に対応できる製品を目指し、新たな機能の装備、他製品との積極的な連携を図っております。

今回 nShield シリーズをGleasとの連携製品として発表することにより、官公庁、地方自治体の認証基盤や銀行など大規模ユーザの認証局としての機能が強化されるだけでなく、クラウドサービスなど新たなビジネスモデルに対する強固なセキュリティ基盤の構築により対応できるようになります。両社では、nShield シリーズとGleasの連携ソリューションにより、今後3年で3億円の売り上げを目指しています。

■両社からのエンドースコメント

今回の協業について、タレス インフォメーションシステムズセキュリティ事業 アジア太平洋事業統括責任者 リチャード マレットは次のように述べています。
「nShield シリーズが、JS3のプライベートCA Gleasとの連携することによって、双方のお客様に付加価値を提供できることができ、大変喜ばしく思っております。安全かつ実績がある認証方法、情報保護の方策に対するニーズが高まる中、JS3が有する優れた技術に弊社のHSMを利用できることで、クラウドサービス、SaaSなど、高度セキュリティとROIを求められる環境へ対応することができることを期待しております。タレスは、JS3 がお客様の問題解決のために最適なソリューションを提供されるものと確信し、HSMの技術アライアンスパートナーとして大いに期待を寄せております。」

JS3代表取締役の山田 公介は次のように述べています。
「タレスのハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM)シリーズnShield との連携は、当社のGleasを中心としたPKIソリューション事業が新たな市場、新たなお客様に活用いただけるビジネス機会の拡大につながると期待しています。また、本分野で世界的なリーディングカンパニーであるタレス社との製品連携が実現したことにより、Gleasのさらなる認知と魅力化に寄与してくれるものと確信しております。」

■プライベートCA Gleasと連携する製品は以下の通りとなります。

nShield Soloシリーズ:
FIPS 140-2 level2, Level3, PCI及びPCI Expressインタフェイスの HSMモデル
標準価格: 1,250,000円~

nShield Connect シリーズ:
FIPS 140-2 level3 認定、ネットワークアプライアンスHSMモデル
標準価格: 4,680,000円~

■タレス社について

フランスに本部を置くタレスは、世界中の防衛機関、航空宇宙産業、セキュリティ・マーケットなどに問題解決策をグローバルに提供するエレクトロニクス・システムにおけるリーディング・グループです。民間向け事業と軍事産業向け事業を平行して展開し、人、財、国家の安全を一つの目標とするテクノロジーのベースを共有してきました。世界 50 カ国事業展開し、 68,000 名の従業員中、22,500名のR&Dエンジニアを保有し、そのテクノロジーを支えています。2008 年度の総売上高は 127 億ユーロです。
タレスのインフォメーションシステムセキュリティ事業は、政府機関、防衛分野、重要インフラ事業、金融機関などに情報通信セキュリティ・システムを提供する世界のリーディング・カンパニーです。セキュリティ分野でのバリュー・チェーン全体にわたる徹底した情報セキュリティを提供することで、世界最大手の地位を獲得してきました。その提供分野は、アーキテクチャ設計、セキュリティ、および暗号化製品の開発、査定、認証申請などのコンサルティングから経営全般にわたるサービスの提供に至るまで多岐に渡ります。

■株式会社JCCH・セキュリティ・ソリューション・システムズについて

株式会社JCCH・セキュリティ・ソリューション・システムズは、PKI(公開鍵暗号基盤)を利用した製品開発・販売企業です。自社開発の「プライベートCA Gleas」を中心に、USB トークンやスマートカードなどの認証デバイスと組み合わせたビジネスを積極的に展開しています。
Gleasでは、お客さま自らが証明書の発行要求やダウンロードなどの管理業務を実施できるユーザ申込画面を新たに追加するなど、ユーザ登録業務を簡略化することにより、中小規模から10万ユーザを超える大規模なお客さまの環境においても、ご利用可能となります。

Gleasの詳細は、リンク をご覧下さい。

■本リリースに関する問い合せ

株式会社JCCH・セキュリティ・ソリューション・システムズ
E-Mail:sales@jcch-sss.com TEL:03-5615-1020 FAX:03-5604-1563

タレスジャパン株式会社 インフォメーションシステムセキュリティ事業部
E-Mail:jpsales@thales-esecurity.com TEL:03-5785-1975 FAX:03-5785-1974

用語解説

(注1) FIPS:連邦情報処理規格-米国政府が定めた情報通信機器の利用に関するガイドライン

(注2)Common Criteria(通称CC、ISO/IEC 15408):IT製品およびシステムのための国際的に認知されたITセキュリティ評価基準規格

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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