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ラリタン、電力管理ソフトウェア Power IQ® の新バージョンを発表

新たな温度分析機能とグレースフルシャットダウン機能を搭載

データセンタ管理者向けの高度な省エネ技術を導入。業界推奨のデータセンタ設定温度の安全な適用と、十分に稼動していないサーバの遠隔操作による電源遮断を実現

【サマセット(米ニュージャージー州)9月28日/PRNewswire】

ラリタンは本日、数々のテクノロジ賞を受賞した電力管理ソフトウェアPower IQ(R)の最新バージョンPower IQ2.0を発表した。今回のバージョンでは、電力・冷却リソースをパフォーマンスに妥協することなく有効に利用するために、サーバラックの環境条件把握をサポートする機能に大幅な改良を施している。日本語を含む多国語対応版は、2010年12月ころ販売開始予定。

Power IQ 2.0は、データセンタの上限温度の推奨値を華氏80.6℃(摂氏27℃)とするASHRAE(米国暖房冷凍空調工業会)ガイドライン*を含む業界ガイドラインに基づいてラック温度を監視する温度分析(Thermal Analytics)を搭載した。データセンタやラボがこれらの推奨値の範囲内にあるかどうか、これらの新しい推奨値に適合するように温度を上昇させることでどれほど多くの電力を節約できる可能性があるかなどの情報をユーザに提供する。また、温度が上限を超えた場合はユーザに警報を発し、長期的な傾向を示すチャートも提示する。そのほか、十分に活用されていないWindowsまたはLinuxサーバへの電源供給を通常のサーバ操作と同じように遮断するグレースフルシャットダウンの機能も搭載した。

データセンタの温度を安全に上昇させることは、大幅な経費節減をもたらす。調査会社ガートナー(Gartner)のインフラストラクチャーチーム研究責任者兼マネージングバイスプレジデントDavid J. Cappuccio氏によると、「データセンタの管理者は、セットポイントと呼ばれる基準温度を華氏で1度上方修正するごとに、最大3%のエネルギーコストを節約することができる。セットポイントが高くなればなるほど空調の使用頻度は低下することになるが、これによって冷却システムの運転に使われるエネルギーを節約することができる。」

Power IQ 2.0独自のエージェントレスアプローチによって、あらゆるラック用電源タップ(PDU)に接続されたサーバの電源に対してグレースフルシャットダウンと起動が可能になる。ターゲットサーバに新たなソフトウェアをインストールする必要はなく、スタンダードなOSのスクリプトとコマンドで電源オンオフが行える。「ITデバイスグループ」の自動電源投入/遮断サイクルのスケジュール設定によって、必要のない時間帯の電力を節約することができる。たとえば、ラボの管理者は、金曜日の午後7時にシステム電源を遮断し、月曜日の午前5時に投入することによって、エネルギー消費量を約25%も節約できる可能性がある。


ベンダーに依存しないPower IQ2.0には、それ以外にも次のような機能がある。

電力・環境健全性監視機能― Power IQは、サポートされているすべてのラック用電源タップ(PDU)および環境センサからSNMPトラップ情報を収集。イベントリストのソーティングおよびフィルタリング機能をイベントブラウザで実現し、特定のイベントが発生した場合は電子メールで通知する。

ベンダーに依存しないネーミング機能― ラック用電源タップ(PDU)のコンセント名、システム名、連絡先の名前を簡単に設定または編集できる。

検索機能の強化― ITデバイス名またはIPの一部からPDUまたはITデバイスを見つけることができる。

ラリタンのパワー製品ビジネスユニットのシニアプロダクトマネージャーJames Cerwinskiは次のように述べている。「データセンタやラボの管理者は、電力需要の増大に対応するのが難しくなってきている。電力が枯渇し始めているので、このリソースをもっと有効に管理する方法が必要になっている、という顧客の声もよく聞かれる。Power IQは、既存の電源装置やインフラを最大限に活用するための包括的なソリューションを顧客に提供する。Power IQは、エネルギー効率を改善するための情報および制御を提供するとともに、オーバークーリングや十分に活用されていないサーバの運転などによって、各区域で未使用の電力容量を見出すことができる。」

Power IQの無料トライアルは次のウェブサイトからダウンロードできる。リンク


Power IQ(R) について
Power IQは、ラリタン製インテリジェントPDU(ラック用電源タップ)のほか、APC、アボセント(Avocent)、サイバースイッチング(Cyber Switching)、ガイスト(Geist)、クニュール(Knurr)、リーバート(Liebert)、MRV、リタール(Rittal)、サーバーテクノロジー(Server Technology)などの他社製ラックPDU、ならびにインラインメーターから、アンペア、ボルト、PF、ワット、キロワット時、温度、湿度など様々なエネルギーデータを収集分析できる。

各デバイスレベルでの企業全体のデータ収集能力を持つPower IQの分析機能によって、サーバその他のITデバイスについて有効電力、電力消費量、電力料金、二酸化炭素排出量を計算して図表化することができる。収集された情報は、ユーザが自由に設定できるグラフまたはレポートに表示して、Power IQのWebベースのダッシュボードでどこからでも閲覧できる。どの装置が最も多く電力を消費しているか、節電に向けた努力が奏功しているか、ホットスポットまたはオーバークール領域が発生しているかどうかについても、簡単にグラフ表示することができる。Power IQには、バーチャルアプライアンスとハードウェアアプライアンスの2タイプで提供される。

ラリタン(Raritan.com)について
ラリタンは、あらゆる規模のデータセンタに適した電源管理、KVM、シリアルソリューションで豊富な実績を誇るITインフラ管理のリーディングサプライ ヤー。ラリタンの製品は世界5万ヶ所以上の施設で使われており、電源効率の改善、データセンタ生産性の向上、遠隔拠点業務の強化に必要な制御機能を提供 している。米ニュージャージー州サマセットに本社を置くラリタンは、世界各地にオフィスを置き76ヶ国に製品を供給している。詳しくはウェブサイト (Raritan.co.jp)参照。ラリタンはグリーングリッド(Green Grid)、クライメート・セイバーズ・コンピューティング・イニシアティブ(Climate Savers Computing Initiative)、エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ(Leadership in Energy and Environmental Design)のメンバーとして積極的に参加している。米国環境保護局(EPA)のデータセンタ・イニシアティブへの貢献により表彰されている。ラリタンの電源管理ソリューションは今年だけで5つの主要なアワードを獲得している。


【ASHRAEについて】* 2009年発行「データコム施設エネルギー効率の最適事例」からASHRAE®は米国暖房冷凍空調工業会(the American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers, Inc.)の登録商標。ここに示した湿度測定範囲はASHRAEが発表した情報に基づいているが、特に、Power IQ全般またはラリタン製品の冷却機能をASHRAEが保証、推薦もしくは公認することを示すものではない。ASHRAE-2004が規定している範囲は、ASHRAE刊「データセンタその他のデータ処理環境の温度ガイドライン」(Thermal guidelines for Data Centers and other Data Processing Environments、米国アトランタ、2004年)の情報に基づいている。ASHRAE-2008が規定している範囲は、ASHRAE刊「データコム施設エネルギー効率の最適事例・第2版」(Best Practices for Datacom Facility Energy Efficiency, Second Edition、アトランタ、2009年)の情報に基づいている。


商標類はすべて各所有者に帰属する。

本件問合せ先: 
リリースに関する問い合わせは:ラリタン・ジャパン株式会社
Marketing.japan@raritan.com

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