logo

PTC(R) CoCreate(R)を活用し、アイコム、無線機器開発における期間短縮と柔軟性を実現

水に浮くトランシーバー「IC-M36J」など、独創的なアイデアをCoCreateで形にし、新規市場を開拓

【2010年9月28日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:桑原 宏昭)は、本日、ニューメディア通信機器、コンピュータ機器の製造販売メーカーとして国内外で高い評価を得ているアイコム株式会社(本社:大阪府大阪市平野区、代表取締役社長:福井 勉、以下 アイコム)が、同社の各種無線機器の設計・開発に、CoCreate製品ファミリーを活用していることを発表しました。CoCreate製品ファミリーは、3次元CAD、2次元CAD、CAE、統合的な製品データ管理(PDM)のすべてを取り揃えた設計環境です。

アイコムは、アマチュア無線機を始めとして、業務無線や航空無線、海洋無線、魚群探知機やレーダー、さらにはビル間の無線LANシステムまで、無線による通信機器を幅広く手掛けるメーカーです。顧客は幅広く、約7割が海外市場であり、スモールビジネスから官公庁、消防庁、さらに米国防総省にも導入実績を持っています。


1960年代から無線機の開発を行うアイコムは、開発環境を時代とともに進化させ、図面から2次元CADを経て、2000年より3次元CADへの移行を開始しました。同社は、2004年に設計者自身が自由に使える3次元CADという視点で、CoCreate Modeling(TM)を導入したことをきっかけに、設計プロセスの本格的な3次元化を推進しました。CoCreate Advanced Design(統合設計モジュール)、CoCreate Sheet Metal(板金製造プロセスにおける生産性を高めるツール)、CoCreate Model Manager(TM)(統合データ管理、チーム設計支援ツール)、CoCreate Task Agent(製品開発プロセスにおける反復作業を自動化するツール)などを順次導入し、現在ではCoCreate製品ファミリーによる100%の3次元開発環境の実現を果たしました。さらに、CoCreate Modelingを核としたPDMシステムの構築を実現しています。

アイコムが、CoCreate Modelingを活用し、業界に先駆けて開発した水に浮く国際VHF無線機「IC-M36J」は、「水に浮く」という同社の創造性をCoCreateで形にして新規市場を切り開いた好例となっています。


アイコム設計管理部機構設計課係長の相川 恭久氏は「機構設計課では、デザイナーがデザインした筐体をどのようなマテリアルや構造で作り上げていくかについて、お客様が求める品位、性能、要件などを考慮しながら設計しています。開発業務の効率アップのために設計の3次元化が急務だったのですが、CoCreate Modelingは、習得が容易で、モデル形状を粘土のように直接変更できるエクスプリシット・モデリングによって、正に思うままに3次元設計ができるツールでした。3次元空間上の空きスペースの活用方法を様々な角度から検討できるため、思考のツールとしても非常に有効です。また、作成されたモデルデータはすべてCoCreate Model Managerで管理しており、その有効活用も大きなメリットです。『水に浮く無線機』という独創的な製品の開発も可能になりました」と述べています。


アイコムは2009年に、設計期間が従来の半分という厳しい条件のもと、ターゲットの異なるトランシーバー3機種「IC-F3001」「IC-T70」「IC-V80」を同時発売するというプロジェクトを成功させました。フルモデルチェンジのため、本体が3機種、バッテリーが3機種、充電器が2機種、アクセサリーなど多くの新規設計が必要となり、4名の設計者が本プロジェクトを担当しました。従来、同社においては1機種を設計、製品化してから、それを元に派生機種を作る流れが一般的でしたが、本プロジェクトでは、CoCreate Model Managerを活用し、4名の設計者の状況を把握しつつ部品の共有化を行うことで設計とデザインの並行作業が可能になり、ゼロベースの状態からの3機種同時開発を実現しました。


また、アイコムは、2009年にCoCreate Task Agentを導入しました。これにより、設計から下流工程へのデータの受け渡しを合理的に行えるようになりました。2010年にはCoCreate Task Agentで自動生成されるデータを社内のWebシステムに転送し、出図承認/配信/閲覧の機能を持たせたシステムを構築しました。


アイコム 代表取締役社長 福井 勉氏は「アイコムは、創業以来『常に最高の技術集団であれ』を経営方針に掲げ、IT社会に貢献してきました。設計者の思考を妨げない製品開発に適した3次元設計システムであるPTCのCoCreate Modelingは、アイコムの経営方針の遂行とグローバルな情報社会の発展に対する貢献を促進すると信じております」と述べています。


PTCジャパン株式会社 社長 桑原 宏昭は「PTCのCoCreate Modelingが、『技術』重視の経営方針でグローバルに展開し活躍されているアイコム社に採用され、同社の技術革新、グローバル化を支援できたことを、大変喜ばしく思います。PTCは、今後も製造業のお客様のビジネスに貢献できるよう努力を続けていきます」と述べています。


* 以下URLにてCoCreate Modelingを用いて設計されたアイコム製品画像および設計画面のスクリーンショットをご参照いただけます。
- 水に浮くトランシーバーIC-M36J:製品画像
リンク
- 水に浮くトランシーバーIC-M36J:CoCreate Modeling による編集画面およびレンダリング画像
リンク
- ハイエンド無線機IC-7700:製品画像
リンク
- ハイエンド無線機IC-7700:CoCreate Modelingによる設計画面
リンク



【アイコム株式会社について】
大阪府大阪市に本社を置くニューメディア通信機器、コンピュータ機器の製造販売会社。無線機器のトップメーカーであり国内外で展開しています。同社の売り上げの約7割が海外市場。1964年7月設立。従業員数:1,097名 (2010年3月末現在)。海外拠点はアイコムアメリ力(米国・ワシン卜ン州)、アイコムヨーロッパ(ドイツ・フランクフルト市)、アイコムオース卜ラリア(オース卜ラリア・ヴィク卜リア州)、アイコムスペイン(スペイン・バルセロナ市)、アジアアイコム(台湾・台北市)、アイコム北京代表処(中国・北京)。
リンク


【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。PTCのPLMおよびCADソリューションを活用することにより、産業用機器、ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、リテール・コンシューマー製品、医療機器などの産業分野における関連企業は、事業目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。


【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシット・モデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」、製品分析ソフトウェア「InSight」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内4事業拠点。
Webサイト:リンク



* PTCの社名、ロゴマークおよびCoCreate、CoCreate Modeling、CoCreate Advanced Design、CoCreate Sheet Metal、CoCreate Model Manager、CoCreate Task Agent、Windchill、Pro/ENGINEER、Arbortext、Mathcad、ProductView、InSightなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報
http://www.ptc.com/
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。