SAS Institute Japan、金融機関向けIFRS対応ソリューションを発表

SAS Institute Japan、金融機関向けIFRS対応ソリューションを発表
~リスク管理と会計処理を融合しIFRS金融商品会計に包括的に対応~


SAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田 仁志、以下:SAS)は本日、金融機関を対象とした「SAS(R) IFRS金融商品会計ソリューション」を2010年9月より提供開始すると発表しました。同ソリューションは、IFRS新金融商品会計に包括的に対応するソリューションです。

国際会計基準審議会(IASB)が定めるIFRS(International Finance Reporting Standards)は、国際的な財務諸表の比較可能性向上を主眼とした会計基準で、EUでは2005年から適用が開始されており、すでに世界100カ国以上で採用されています。日本国内においては、2015年または2016年に適用が義務付けられる予定であり、すでに2010年3月期決算から、国際展開する上場企業での任意適用が認められています。海外の事例ではIFRS対応に約3年の期間を要していることから、日本企業においてもIFRS対応プロジェクトに早期に着手する必要があります。

バランスシートのほとんどが金融商品で構成される金融機関にとって、IFRSの適用により最も大きな影響を受ける項目は、IFRS第9号「金融商品」で規定される新金融商品会計への対応です。金融機関においては、新しい金融商品会計で必須とされる、金融商品分類の変更、新減損会計の適用などに対応したシステムの構築が急務とされています。

SAS IFRS金融商品会計ソリューションは、会計とリスク管理の両面に対応し、リスクモデル構築をはじめ、IFRS金融商品会計で求められる機能を網羅的にカバーします。金融商品を測定手法別に分類する手段を提供するとともに、公正価値法や新償却原価法による商品評価を可能とします。また、期限前償還リスク推定、期待信用損失推定機能も提供、さらに連結財務諸表の作成まで、IFRS金融商品会計で求められているリスク管理と会計処理をワンストップで実現します。

この統合ソリューションにより、企業はIFRSに迅速に対応するとともに、今後の市場環境の変化を先読みし、リスクをとってリターンをあげるという、グループ連結経営を推進するために必要となる攻めと守りのリスク・マネジメントを実現することができます。

SAS IFRS金融商品会計ソリューションの特徴
・IFRS金融商品会計で求められる会計とリスク管理の融合を実現
・期限前償還リスクや信用リスクモデル構築機能を提供
・IFRS金融商品会計で求められるビジネス機能(分類、測定、仕訳、連結/開示)を網羅的にカバー

提供開始時期
2010年9月1日

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においては最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の45,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万名、日本法人 約210名(リンク

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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