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09/10年度 PCサーバ国内出荷調査報告

ノークリサーチは09/10年度のPCサーバ国内出荷調査を行った。

当調査は半期ごとに実施。今回は2009年度実績(2009年4月~2010年3月)の他、2010年度予測(2010年4月~2011年3月)も併せて調査、公表している。

<2009年度PCサーバ市場のポイント>
■09年度PCサーバ市場は、「2年連続マイナス成長」も市場好転の兆し見える。
-台数は前年比5.8%ダウンで、504,306台
-金額市場は前年比7.4%ダウンで、2,606億円
■進むサーバの統合・集約でラック型が全体市場の約半数を占める。ブレード型は伸びる。
■NECがトップシェア維持。猛追の富士通はHPに肉薄。3強時代へ。
■2010年度は景気回復を背景に、穏やかな増勢傾向で、52万台市場へ。

ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター1705:代表伊嶋謙ニ03-5244-6691 URL:http//www.norkresearch.co.jp)では2009年度の国内PCサーバの出荷状況を調査した。2010年度の予測も併せて調査、報告している。

<2009年度PCサーバ市場のポイント>
■09年度PCサーバ市場は、「2年連続マイナス成長」も市場好転の兆し見える。
 -台数は前年比5.8%ダウンで、504,306台
 -金額市場は前年比7.4%ダウンで、2,606億円
■進むサーバの統合・集約でラック型が全体市場の約半数を占める。ブレード型は伸びる。
■NECがトップシェア維持。猛追の富士通はHPに肉薄。3強時代へ。
■2010年度は景気回復を背景に、穏やかな増勢傾向で、52万台市場へ。

 
◇対象期間:(2009年度実績)2009年4月~2010年3月
        (2010年度予測)2010年4月~2011年3月
◇対象メーカ:電子情報技術産業協会(JEITA) 自主統計参加及び未参加メーカ
日本電気、富士通、デル、日本IBM、日本HP、日立製作所、東芝、三菱電機など
◇対象機種:電子情報技術産業協会(JEITA)定義に準ずる
◇調査方法:当該メーカに対する直接取材及び弊社データベースによる分析
◇調査時期:2010年5月~6月

[2009年度出荷状況]
-09年度PCサーバ市場は、「2年連続マイナス成長」も市場好転の兆し見える。-
09年度上期は225,671台と前年比84.2%の大幅な減少となったが、下期は盛り返して104.1%となり、09年度全体では94.2%で、マイナス成長だが504,306台とかろうじて50万台を維持した。
景況の悪化は08年度から引き続いており、PCサーバ市場に2年連続マイナス成長をもたらした。その結果企業の規模や業種に関わらずIT投資を減速させた。ただし一部ITサービスなどのネット系企業のサーバ需要は堅調で、数年間高成長を維持している。また09年度下期は医療分野、金融業などでの需要は比較的堅調だった。
さらに09年末から年度末にかけては、文教市場の特需に加え、製造業などの大企業需要が戻り始め、下期は前年比で4.1%プラスに転じた。
金額市場では、出荷台数の減少で、前年比92.6%で2,606億円となっているが、全体的には低価格化は下げ止まりで、単価は上昇傾向にある。ラック型、高機能サーバに需要の中心が移ってきている。
フォームファクターではタワー型が191,814台と前年比96.6%で、全体の38.0%となった。ラック型は
246,678台で前年比97.7%とほぼ横ばいだが、全体のウェイトでも48.9%とほぼ半数を占めた。ブレード型は65,814台で6.8%の成長率で順調に伸びた。ブレード型は全サーバ市場の13.1%を占めている。ただし統合・集約などのデータセンタへの大量需要はラック型が主流になっているため、ブレード型のPCサーバ全体の割合は比較的穏やかに高めている。

[2009年度メーカシェア]
- NECがトップシェア維持。猛追の富士通はHPに肉薄。3強時代へ。-
NECは前年比93.2%と若干のマイナスで、シェアを0.2ポイント下げたが26.8%で1位を保った。市場に合わせた豊富な製品投入と、官公庁・自治体、文教市場から流通業の大手案件やITサービス業向けのデータセンタ需要、そして医療関係などの動きの良い特定業界向けに幅広いチャネルで拡販し、09年度も高い実績を残した。
2番手のHPは前年比89.6%で前年を大きく下回った。ラック型、ブレード型はトップシェアであるが、全体シェアでは23.0%で、NECに対して3.8ポイント差をつけられた。
富士通は前年比124.7%で唯一大幅にプラスになった。シェア19.6%で、デルを抜いて3位に浮上した。全社一丸となったPCサーバの販売体制、支援策の強化と製品の品揃えと低価格化などが奏功した。
4位以下では、デルが富士通に抜かれ4番手、13.7%のシェアだ。停滞する中堅・中小企業需要の不振が実績に表れている。また目立った大口案件も無かったこともあり、前年比77.6%と大きく下回った。IBMは8.3%のシェアで4番手。超大手企業のIT投資停滞の影響を色濃く受けて、前年比81.8%と大きく下回った。日立は前年比95.7%と横ばいだったが、シェアは4.3%と低い。ブレードを中心に据えた大手企業への直販主体の展開のため、台数実績では上位メーカに大きく離されている。
09年度のPCサーバ市場戦力マップはNEC、HP、富士通の上位3社で約7割の市場占有となり、3強時代を迎えている。

[2010年度の市場展望]
- 2010年度は景気回復を背景に、穏やかな増勢傾向で52万台市場へ。-
2010年度は09年度を若干上回る52万台程度の市場まで回復することが予想される。
PCサーバ市場が好転する根拠となるのは次の3点。
 1. コスト削減や新サービス提供に向けたサーバ統合・集約やデータセンタ活用による需要拡大
 2. 景気の底打ち感によるIT投資凍結の一部解除の機運
 3. 06年以前導入サーバのリプレース需要の期待
特にサーバ統合・集約化、仮想化、SaaS、クラウドなどの新たなITテクノロジがPCサーバ市場に大きな
影響を与え始めている。ユーザ側での所有、利用含めたサーバの位置づけとITサービス提供側の変化を考慮する必要がある。特にデータセンタなどのインフラ側へのサーバ導入が今後はさらに増加することが予想される。
新規導入というより、すでに導入しているサーバの更新あるいは統合・集約のための高機能サーバの導入が中心になりつつある。部門や用途別にばらばらにサーバを導入するような、かつてのような急激な導入増加の可能性は低い。
PCサーバ台数市場のピークは06、07年度の55万台とみると、2010年度が一時的に増勢に転じたとしても、今後のPCサーバ市場の成長は緩やかなものになると思われる。利用と集約・統合、高機能化の進化は、PCサーバ市場の構成を変容させる要素になる。まさに2010年はその分水嶺にあたる重要な時期となる。

当調査データに関するお問い合わせ
株式会社ノークリサーチ 担当:伊嶋謙二

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