びえいヘルシーマラソン2010の参加者エントリー事務システムを FileMaker で構築

地域密着型の町興しイベントでコスト削減と作業効率向上を実現

【報道発表資料】
2010 年 6 月 3 日

びえいヘルシーマラソン2010の
参加者エントリー事務システムを FileMaker で構築
地域密着型の町興しイベントでコスト削減と作業効率向上を実現

ファイルメーカー株式会社(東京都千代田区二番町、代表取締役社長:石井 元)は、本日、
FileMaker Pro 11が、北海道上川郡美瑛町で2010年6月13日(日)に開催される「びえいヘルシーマラソン2010」(主催:美瑛町・道北陸上競技協会・JR北海道・札幌テレビ放送、主管:ヘルシーマラソン実行委員会)の事務局システムにおいて、エントリー事務を中心とした参加者情報管理のデータベースソフトウェアプラットフォームとして選ばれたと発表しました。この情報システムにおいてFileMaker Proは、大会参加者の登録状況から、申込手数料、ゼッケン発番、エントリー受付はがき印刷、スタート地点からゴール地点への搬送荷物用認証札や配布プログラムのデータ・レイアウト管理まで、大会のエントリー事務に関する膨大な情報の管理に使用されます。またこのシステムは、毎年2月に開催される「宮様国際スキーマラソン」(主催:美瑛町)でも利用される予定です。

びえいヘルシーマラソンは1987年より行われている住民参加型のマラソン大会で、近年では5,000人を超えるランナーが参加します。以前よりFileMaker Proを使って、参加者情報の管理を行なっていましたが、最初にFileMaker Proを採用した目的は、ゼッケン発番に関するコストの削減と作業負荷の軽減でした。それまで手作業で行なわれていた発番処理を自動化し、また、欠番を容易に検索できるようになったため空き番がなくなり、大きなコスト負担となっていたゼッケンの印刷費用を低減できました。また、データベースのプライマリキーとしてユーザIDを発行するようにしたことで、参加者の履歴管理や登録情報の迅速な検索が可能になり、エントリー事務に関するさまざまな業務が効率化されました。

このたび、最新バージョンのFileMaker Pro 11にアップグレードされ、さらにサーバーソフトウェアFileMaker Server 11も導入された新しいデータベースシステム(システム構成:FileMaker Pro 11、5本 / FileMaker Server 11、1本)が、6月上旬より正式稼働します。新システムでは、バージョン11で新しく搭載された「定期的なインポート」の機能を利用して、外部のマラソン大会エントリーサイトで登録された参加者データを自動的にインポートできます。これまでデータのコンバートは手作業で行なわれていたため、熟練した担当者でも長時間の作業を必要としていましたが、インポート作業の自動化で大幅な作業効率化が実現します。また、ユーザのアクションをきっかけに処理を実行する「スクリプトトリガ」機能がデータの誤入力や誤操作を防止するエラー検知に活用されており、経験の浅いユーザでもすぐにデータ入力を担当することができるうえ、データ入力の生産性も向上します。

また、FileMaker Server 11の導入により、サーバーマシン上でデータベース共有することで、5,000人を超える参加者の膨大な情報から過去履歴などを検索する際にも検索結果の出力が格段に速くなるほか、システム管理者、事務管理者、入力者など、それぞれの権限ごとにアクセスできるデータや画面を制限し、より安全に重要な情報を運用管理することが可能になります。パフォーマンスとセキュリティ両面の向上によりサーバーソフトウェア導入のメリットが存分に発揮され、事務局運営の効率化に貢献していきます。

びえいヘルシーマラソン実行委員会事務局の美瑛町役場商工観光課の松本光昭主任は、FileMakerについて次のように述べています。「FileMakerを長く使い続けていますが、もっとも評価しているポイントはその拡張性と柔軟性の高さです。長くイベントを続けていると事務処理等が慢性化しがちですが、事務の効率化や参加者が満足できる大会を目指し、様々な機能を追加する際、その基幹システムがFileMakerソリューションならカスタマイズも容易にできます。今回、FileMakerをバージョン11にアップグレードするのを機に、エントリーシステムも機能充実を図りながら参加者の利便性を向上させており、事務に従事する職員の負担がますます軽減されていく実感があります。」

美瑛町役場で各種システムの管理を担当する総務課情報管理係の庄司篤史係長は次のように述べています。「イベントのエントリーシステムについては、参加者への履歴フィードバックや単に参加者情報の管理に留まらず、大会全体を支える様々なサポーターの方々との情報共有なども含めた、視聴性の高い
仕組みの構築を目指しています。例えば将来的には、予算管理や経理管理の機能を組み込んだり、完走証書に過去の出走記録をグラフで印刷したり、参加者自身が登録情報をWeb上で更新することができるようにしたりと、大会運営だけでなく大会サービスに着眼したシステム拡張を検討しています。」

美瑛町役場がマラソン大会の運営にあたって長年取り組んできたシステム作りについては、美瑛のイベント紹介サイト「びえいイベントニュースレター」にて詳しくご紹介されています。
リンク

ファイルメーカー株式会社 代表取締役社長の石井 元は次のように述べています。「今回、このような形でFileMaker Pro 11を採用して頂き大変嬉しく思います。FileMaker Pro 11はデータベースの知識がなくとも簡単に扱えるソフトウェアでありながらパワフルです。FileMaker Proを使うことにより、少ないコストで本格的なイベント運営が可能になりますので、地域密着型のイベントを開催される地方公共団体でご活用いただくのに最適なソリューションです。今後も全国の町興しイベントなど、地域活性化の一助を担う情報システムとして貢献できればと願っております。」

ファイルメーカー社について
ファイルメーカー社は、“使いやすい”データベースソフトウェア分野におけるリーティングカンパニーです。個人ユーザから世界の主要な大企業に至るまで、何百万人ものお客様から信頼をいただいており、重要な情報の管理・分析・共有に FileMaker ソフトウェアが利用されています。当社の製品には、ワークグループや組織向けに幅広く利用でき、Windows、Mac および Web に対応したデータベースソフトウェア FileMaker Pro 製品ラインがあり、また、Mac、iPhone および iPad に対応したパーソナルデータベースの Bento もあります。米国本社の FileMaker, Inc. は Apple Inc. の子会社です。日本法人のファイルメーカー株式会社は FileMaker, Inc. の子会社です。

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【 この件に関する報道関係の方のお問い合わせ先 】
FileMaker Press Information 
Tel: (03) 5445-1281 Fax: (03) 5427-7322
E-mail: filemaker_japan_pr@filemaker.com
読者からの資料請求への対応が必要な場合には、「FileMaker Press Information」までご連絡ください。

(c) 2010 FileMaker, Inc. All rights reserved. FileMaker、ファイルメーカー、ファイルフォルダロゴ、Bento、Bentoロゴは、FileMaker, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。 Mac、Mac ロゴは、米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。その他記載された会社名及びロゴ、製品名などは、該当する各社の商標または登録商標です。

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