エフセキュアがフィンランドの国家プロジェクト、「クラウド ソフトウェア プログラム」に参画

フィンランドがクラウドテクノロジを駆使したIT技術の躍進を狙う

(2010年5月27日ヘルシンキ発 - フィンランド本社発表資料抄訳)

クラウド テクノロジの進化が促す世界的なパラダイムシフトは、ICTやソフトウェア産業のビジネス構造を劇的に変えています。これは、フィンランドが国家プロジェクトとして国をあげて推進する、「Cloud Software Program (以下クラウド ソフトウェア プログラム) 」の基本概念となっており、エフセキュアは、ITセキュリティにおけるクラウド テクノロジの最先端をリードする企業として、同プロジェクトに参画しています。

フィンランド、ヘルシンキ発 ―2010年5月27日:
ICT分野における技術革新を目的として活動している、フィンランド国立科学技術振興機構 (Finnish Strategic Center for Science & Technology) が推進する国家プロジェクト、「クラウド ソフトウェア プログラム」は、フィンランド産業のグローバル市場での競争力を強化するために発足しました。同プロジェクトは、クラウド テクノロジ環境下で新しいビジネスモデルを構築、実用化するのを目的としています。例えば、高度に効率的な企業向けのソフトウェア サービスやオープンなクラウド インフラ サービスなどが検討されています。

エフセキュアのR & Dのディレクタのヤンネ・ヤルビネンが、「クラウド ソフトウェア プログラム」の責任者として、4年間着任することになりました。

ヤルビネンは、次のように述べています。「ソフトウェア産業における競争力とは、オペレーション効率、ユーザ エクスペリエンス、ウェブベースのソフトウェア、オープンシステム、セキュリティ工学、そして継続的な開発能力に左右されます。クラウド テクノロジは、それらの要素を包括することができ、ソフトウェアのウェブへの移行とサービス化を促しています。エフセキュアは、SaaS (Security as a Service) のパイオニアで、2001年よりアンチウイルスソフトをサービスとして提供しており、この国家プロジェクトのメンバーに選ばれたことを光栄に思います。」

エフセキュアにとって、クラウドに移行するのは自然な流れで、近年のエフセキュアは、クラウド テクノロジとレピュテーションベースのセキュリティサービスの開発に注力してきました。エフセキュアは、クラウド アーキテクチャを駆使して、エンドユーザ システムのリソースをネットワーク上に集約し、オペレーション効率と柔軟性の向上の実現を目指しています。世界に点在するエフセキュアのネットワーク オペレーション センタの開設とメンテナンスを2001年に実現したのが、エフセキュアにとっての最初のクラウド テクノロジの導入で、今ではリアルタイム保護機能を提供する為のネットワークの土台となっています。エフセキュアが有害サイトをブロックするフィッシング対策機能として、クラウド ベースの保護機能を製品に実装したのは2006年で、翌々年の2008年にはそのリアルタイム保護機能のスピードと検証方法の改善に成功しています。

ヤルビネンは、「私は将来、クラウド テクノロジが人々の日常生活の一部になると予測しています。消費者はオンデマンドのアプリケーション多用し、写真や動画、音楽などのデジタルデータの保存や共有などの活動をインターネット上でより活発に行うようになると考えます。エフセキュアは、多様化するデバイスで利用できる革新的なサービスを提供することで、既存のセキュリティ関連サービスの拡張と強化を実現して参ります」と続けています。


「クラウド ソフトウェア プログラム」は、計20社にのぼるソフトウェア、電気機器、ICT産業の関連企業が参画しており、8つの研究機関も含まれています。エフセキュア以外に、Nokia Siemens Networks、Ericsson、Telia SoneraやTietoが参画しており、フィンランドの6大学も名を連ねています。このプロジェクトは、フィンランド国立技術庁とフィンランド国立技術振興財団が出資しています。

「クラウド ソフトウェア プログラム」に関する詳細は下記でご覧頂けます。(英語・フィンランド語)
リンク


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