ザイリンクスFPGAがNECディスプレイソリューションズの3D方式映像の投影が可能なシネマ プロジェクターに搭載

Tokyo, Apr 22, 2010 - (JCN Newswire) - ザイリンクス社(NASDAQ:XLNX)の日本法人であるザイリンクス株式会社は、このほどNECディスプレイソリューションズ株式会社のDLP Cinema(R)プロジェクター3機種に、Xilinx(R) Virtex(R)-5 FPGAファミリが採用されたと発表した。

Tokyo, Apr 22, 2010 - (JCN Newswire) - ザイリンクス社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:XLNX)の日本法人であるザイリンクス株式会社(東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー4階、サム ローガン代表取締役社長)は、このほどNECディスプレイソリューションズ株式会社(本社:東京都港区芝浦4-13-23 MS芝浦ビル、丸山 好一 代表取締役執行役員社長)のDLP Cinema(R)プロジェクター3機種に、Xilinx(R) Virtex(R)-5 FPGAファミリが採用されたと発表した。


DLP Cinema(R)プロジェクターは、米国テキサスインスツルメンツ社の高解像度2K(2048 X 1080ドット)用DLP Cinema(R)チップを搭載し、高解像度かつ高コントラストが要求される入力ソースを忠実に再現する。また、各種セキュリティ機能などを実装するなど米国DCI(*1)の規格に準拠しており、多彩な入力信号に適応する。NECディスプレイソリューションズ社は、スクリーンサイズ横幅32mまで対応可能なNC3200S、同20mのNC2000C、同12mのNC1200C(*2)の3機種を商品化、順次出荷を開始している。本プロジェクターは、昨今増大している3Dコンテンツにも対応(既存のすべての3D映像方式の投写が可能)している。ザイリンクスのVirtex-5 FPGAは、シングルチップでHD-SDIや3G-SDIの各種規格へのインターフェイスを提供しているだけでなく、SerDes(シリアライザおよびデシリアライザ)を内蔵していることで設計デザインにおいて周辺デバイスの削減を実現し、システムの総コスト削減に貢献しながら、ギガビットEthernetの高速インターフェイスなど高機能化を実現している。


NECディスプレイソリューションズのプロジェクター開発本部長の黒田 敦氏は、「当社はDLP Cinema(R)プロジェクターを中核商品として、デジタルシネマ事業のさらなる展開を国内外で積極的に行っております。この分野のプロジェクターは高機能化が求められていますが、民生機器のような大量生産品ではないため開発コストを抑えながら高機能化を実現するために、最初からASICではなくFPGAの採用を検討してきました。ザイリンクス社のFPGAは、さまざまな高速インターフェイス機能をワンチップに搭載しており、低コストでの高機能化が実現できることが採用の大きな要因でした」と述べている。


また、ザイリンクスの代表取締役社長サム ローガンは、「NECディスプレイソリューションズ社のDLP Cinema(R)プロジェクターにVirtex-5が採用されたことで、映画業界における3Dテクノロジに貢献できたことは大きな喜びです。Virtex-5ファミリは、2010会計年度第3四半期の売上が1億ドルを超えFPGA製品として歴史上最高の売上げを記録するなど業界で高い評価を得ています。ザイリンクスのFPGAは、お客様が必要なさまざまな機能を集積しており、開発環境を統合しプラットフォームとして提供することで、お客様は製品の差別化により集中していただくことができます」と語っている。


NECディスプレイソリューションズ社は、ザイリンクスFPGAを本プロジェクターの試作段階から使用しており、量産ではVirtex-5 LXTを採用している。ザイリンクスFPGAは、4系統のSDI、ギガビットEthernet、電圧作動信号(LVDS)を使用した後段デバイスとの映像インターフェイスや、DDR2メモリとのインターフェイスなどさまざまな規格に準拠した高速インターフェイス機能を担う。また、ビデオ プロセスではザイリンクスのリファレンス デザインを使用しており、販売代理店である株式会社PALTEKの技術サポートも高い評価を得ている。


映画業界では、複数のスクリーンを持つシネマ コンプレックスを積極展開しており、また3Dコンテンツも大きな伸びが期待できることから、今後もDLP Cinema(R)プロジェクターの需要は拡大すると見込まれている。NECディスプレイソリューションズ社のDLP Cinema(R)プロジェクターに関する詳細は、発表資料 リンク を参照されたい。


ブロードキャスト(放送機器)業界におけるザイリンクス


ザイリンクスはプログラマブル ロジックソリューションの世界的リーダとして、放送機器業界向けに多彩な機能性を提供している。たとえばオーディオ/ビデオおよびネットワークコネクティビティ、リアル タイム高品位ビデオ処理、送信と変調のための高速デジタル信号処理などである。これらの機能はザイリンクス ターゲット デザイン プラットフォームの一部として提供されており、高度な放送機器システムの開発から市場投入までの時間を短縮し、イノベーションと差別化を促進することができる。ブロードキャスト製品における所有コストの低減とプロダクト ライフサイクルの長期化についての詳細は リンク を参照されたい。


*1 DCI(DIGITAL CINEMA INITIATIVES): 米国大手映画会社 7 社が組織する業界団体。参加映画会社は、Disney、Fox、MGM、Paramount、Sony Pictures Entertainment、Universal、Warner Bros. Studiosの7社。
*2 対応スクリーンサイズは設置条件による。


※DLP(Digital Light Processing)、並びにDLP Cinemaは、米国Texas Instruments Incorporatedの登録商標です。
※ザイリンクスの名称およびロゴ、Virtex、Spartan、そのほか本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびそのほか各国のザイリンクス社の登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。


ザイリンクスについて


ザイリンクス(NASDAQ:XLNX)は、プログラマブル プラットフォームのリーディング プロバイダで、半導体におけるプログラマブル ロジック デバイス(PLD)分野で50%以上の市場シェアを持っている。詳しい情報はWebサイト リンク で公開している。


このプレスリリースに関するお問い合わせは下記へ


ザイリンクス株式会社
マーケティング本部 竹腰
東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 4F
TEL:03-6744-7740
FAX:03-5436-0532


株式会社井之上パブリックリレーションズ
ザイリンクス広報担当 鈴木/関
東京都新宿区四谷4-34 新宿御苑前アネックスビル6F
TEL:03-5269-2301
FAX:03-5269-2305


下記のザイリンクス株式会社Webサイトもご参照ください。
トップページ: リンク
プレスリリース(日本語): リンク
このリリースの全文は以下のURLを参照のこと:
リンク

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