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ARM Cortex(TM)-M3ベースの超低消費電力32bitマイコン STM32Lを発表

STマイクロエレクトロニクス 2010年04月22日 10時03分
From PR TIMES

130nm プロセス技術に基づく低消費電力テクノロジー・プラットフォームを採用し、
32bitの優れた性能を実現する高効率なSTM32Lシリーズ




マイクロコントローラ(以下マイコン)分野で世界をリードするSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、業界初となるARM(R) Cortex(TM)-
M3ベースの超低消費電力マイコン STM32Lシリーズのサンプル出荷を開始したことを
発表しました。STM32Lシリーズは、ST独自の低リーク専用130nmプロセス技術
および最適化された省電力アーキテクチャの組合せを採用しており、業界トップ
クラスの省電力性能を実現しています。

新しいSTM32Lシリーズは、超低消費電力プラットフォームである
EnergyLite(TM)に基づく製品です。設計者は、性能・機能・バッテリ寿命の
最適化や、環境保全を目的とした電力効率等に関する基準への準拠が
可能になります。

STのマイクロコントローラ事業部ジェネラル・マネージャであるMichel Buffaは、
次の様にコメントしています。「STM32Lシリーズは、世界的な半導体メーカーの
どのマイコンよりも、消費電力と性能の最適なバランスを実現しています。
STM32Lは、コンスーマ、産業、医療、メータ等の市場における省電力
アプリケーションに最適なマイコンとなるでしょう。」

STM32Lシリーズは、極めて高い電力効率に加えて、柔軟性の高いブラウン・アウト・
リセット、ECC(Error Correction Code)をサポートした内蔵Flashメモリ、
メモリ保護ユニット(MPU)、JTAGヒューズ等、データ・セキュリティと安全な
システム動作を向上させる多くの機能を備えています。これらの機能は、製品の
安全な動作と高度なセキュリティ・コードおよびユーザ・データの管理を必要と
する全てのアプリケーションに適しています。また同製品は、USB 2.0 Full Speed
サポート機能を内蔵しているため、携帯型機器にも対応しています。さらに、
内蔵LCDドライバにより、アプリケーション設計の軽減、低コスト化、
小型化を実現します。

現在、STM32ファミリは135品種以上から構成され、ピン、ソフトウェアおよび
ペリフェラルの完全な互換性により、最大限の柔軟性を提供しています。STM32
ファミリに加わったSTM32Lは、最大33DMIPS(32MHz時) の性能を提供し、64KB
から128KBのFlashメモリを内蔵しています。

現在、STM32Lシリーズはサンプル出荷中です。単価は1万個以上購入時にSTM32L151
(LQFP48パッケージ、内蔵Flashメモリ:64KB)が約1.86ドル、
STM32L152(LQFP100パッケージ、内蔵Flashメモリ:128KB)が約2.81ドルです。
2010年第4四半期に量産を開始する予定です。

技術情報 - STM32Lの省電力性能

STM32Lの業界トップクラスの電力効率は、STの超低消費電力プラットフォーム
EnergyLite(TM)により実現されています。STの8bitマイコン STM8Lファミリにも
採用されている同プラットフォームは、マイコンの動作時またはスリープ時に
最大の効率を実現するため、超低リーク性を最適化した独自の130nmプロセス技術
をベースとしています。さらに、内蔵メモリにはSTが開発した独自の低消費電力
Flashメモリ技術を採用しています。DMA(Direct Memory Access)機能の内蔵に
よりペリフェラルを動作状態に保つことができるため、開発者はアプリケーション
の動作中にFlash(およびCPU)をオフにすることで大幅な省電力化を実現できます。

STM32Lシリーズは、根本的なプロセス関連の省電力に加え、開発者がアプリ
ケーションの消費電力を最適化するための数多くの機能を搭載しています。
6種類の超低消費電力モードを使用することにより、いつでも必要な動作を可能な
限り少ない電力消費量で実行できます。利用可能なモードは次の通りです。
(1.8V/25℃時の暫定値)

・低消費電力駆動モード(32kHz時):10.4μA
・低消費電力スリープ・モード(タイマ1つ動作):6.1μA
・ストップ・モード:1.3μA(リアル・タイム・クロック(RTC動作)、
 コンテキスト維持、RAM内容保持)
・ストップ・モード:0.5μA(RTC停止、コンテキスト維持、RAM内容保持)
・スタンバイ・モード:1.0μA(RTC動作、バックアップ・レジスタ維持)
・スタンバイ・モード:270nA(RTC停止、バックアップ・レジスタ維持)

STM32Lシリーズは、新たに2種類の低消費電力モード(低消費電力駆動モード・
低消費電力スリープ・モード)を搭載しており、超低消費電力レギュレータと
発振器の使用によって低周波数動作時の消費電力を大幅に低減することができます。
レギュレータが電流の需要と電源電圧の依存性を排除します。またSTM32Lは、
中・低動作周波数での内部動作電圧をさらに低減する実績のある省電力技術である
動的電圧スケーリングも提供します。通常のFlashメモリ上で実行するRunモードに
おける動的消費電流は、MHz当りわずか230μAで、STM32Lは最小185μA/DMIPSの
電流消費量対性能比を実現します。

さらに、STM32Lは低電圧で高い性能を発揮するように設計されており、バッテリ駆動
機器の使用時間を長時間化することが可能です。内蔵のアナログ機能は、最低1.8V
の電源電圧での動作が可能です。デジタル機能は僅か1.65Vの電源電圧で動作可能
で、バッテリ駆動機器においてバッテリ電圧が低下した状態での使用時間を
長時間化します。

EnergyLiteはSTマイクロエレクトロニクスの登録商標です。その他のすべての商標
または登録商標はそれぞれの所有者の財産です。

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STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。
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