カバーガラスの3D加工でスマートフォンに新たなデザイン
ドイツの特殊ガラスメーカー、ショットAG(本社: ドイツ・マインツ市、ウド・ウンゲホイヤー会長)は、スマートフォン(高機能携帯電話)、電子ブックリーダーなどのカバーガラス用途向けに、外観の美しさと強度を両立した、環境にやさしいウルトラタフ薄板ガラス「SCHOTT® LAS 80」をこのたび、開発しました。日本市場での販売はショット日本株式会社(湯川愛里社長、東京都新宿区)が担当し、2010年秋からの販売を予定しています。
当製品は、需要が高まっている薄型で高強度のディスプレイ用カバー素材としての採用が期待されています。スマートフォン、電子ブックリーダー、ネットブックや携帯型ゲーム機など、携帯電子機器のカバーガラスに最適です。
化学強化した薄板ガラスは、通常の板ガラスの約5倍の強度を持っています。
当社の「SCHOTT® LAS 80」は化学強化しやすいのが特徴で、多様な化学溶液を使用することで、圧縮応力の程度や強化層の深さをフレキシブルに調整することができます。
厚さは0.5mmから2.0mm、傷がつきにくく、万が一スクラッチ損傷が表面に入っても割れるリスクが低いガラスです。また、大きな機械的衝撃を受けて破損した場合でも飛び散らない安全設計になっています。
当製品は現行他社製品よりも低い温度での3次元の曲げ加工ができるのも特徴です。より低い温度での加工が可能なため、加工時間が短縮され、エネルギーの節約になり、同時に金型寿命も延びるため、コストダウンにも貢献します。
携帯電話などの携帯電子機器は、落としたり、ぶつけたりなどの他、雨水や汗で濡れることもよくあります。当製品は化学耐性に優れているため、それらによって侵食されにくくなっています。
また、スマートフォンなどのデバイスに求められるガラスの外観の美しさも当製品の大きな特徴の一つです。表面のきめ細かさ、平坦度、高透過率において優れた品質を持った製品の提供が可能です。
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