Belfast, Northern Ireland, Mar 31, 2010 - (JCN Newswire) - 2013年就航予定の新型航空機の開発で、もうひとつの重要な節目となるBombardier CSeries航空機の複合材料デモ用翼のテストが、現在実施中です。テストは、Bombardier社のベルファスト工場で実施されています。この工場は、CSeries航空機の先進複合材料翼の設計・開発・製造に責任があります。ベルファストの業務では、独自のResin Transfer Infusionプロセスを使って、実物大3/4幅デモ用試作翼を成功裏に組み立て完了しました。
複合材料翼は、航空機設計および技術の進歩におけるイノベーションを示すものです。デモ用翼テストプログラム用に、特別に設計された試験装置が建造されました。この試験装置は、模擬主脚と模擬エンジンおよびパイロンなど、外部翼から中央翼までのボックスおよび中央の胴体取付部から構成されています。デモ用翼の主要部分には、制御された荷重が加えられ、就航時の最高加重状態を再現しのす。収集された結果データを使って、Bombardier社のエンジニアが、圧力と設計の予測を検証します。
「デモ用翼の製造は、弊社にとって大きな投資でしたが、大きなメリットをもたらすでしょう。厳正なテストプログラムを通じて、デモ用翼から実際のテストデータを入手することができ、実際のCSeries航空機製品の翼の設計を最適化することができるでしょう。これにより、翼構造の一体性に高い信頼のおける最軽量ソリューションを製造することができます。」と、Bombardier Aerospace - Belfast社副社長兼統括マネジャーのMichael Ryanは述べました。
「弊社では現在までに数千回の素材テストと詳細テストを個別に実施しましたが、CSeries航空機翼開発プログラムの進捗は良好です。翼の最終設計を決定するのに役立つデータを収集できることを期待しています。」と、Ryanは続けました。
2008年7月にファーンバラ航空ショーでCSeriesファミリーを発表して以来、Bombardier社は、合計90機のCSeries航空機の正式発注を受けています。この内訳は、Republic AirwaysからのCS300航空機40機の正式発注や、ルフトハンザドイツ航空からのCS100航空機30機の正式発注、Lease Corporation International GroupのCS300機17機とCS100機3機の発注です。プログラムにはまた、追加90機のCSeries航空機オプション登録も含まれています。さらに単一通路100~149座席航空機市場に最適化されたCSeries航空機は、クラス最小の運航コスト、優れた運用柔軟性、ワイドボディによる快適性、比類ない環境スコアカードなどを提供しています。
編集者向け注記
デモ用翼の写真は、マルチメディア・ライブラリー( www.aero.bombardier.com)の"Press Release"のセクションからご覧いただけます。
CSeries航空機の画像・映像・製品情報については、 www.nowisthefuture.com をご覧ください。
Bombardier・CS100・CS300・CSeriesは、Bombardier社とその子会社の登録商標です。
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