「第2回 DEGジャパン・アワード / ブルーレイ大賞」グランプリ、各部門賞の受賞作品が決定- 「崖の上のポニョ」がグランプリを受賞 -

デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン 2010年02月18日 18時27分
From PR TIMES

映像コンテンツメーカーや映像機器メーカーが加盟する次世代デジタルエンターテイメントの普及団体「デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン」 (会長:塚越 隆行、以下DEG ジャパン)は、同団体が主催する「第2回 DEGジャパン・アワード / ブルーレイ大賞」の授賞式を行い、受賞作品を発表した。



受賞作品は下記の通り。

グランプリ:崖の上のポニョ

ベスト高画質賞・映画部門:ブレイブハート

ベスト高画質賞・ビデオ部門:映像詩 里山 劇場版
ベスト高画質賞・ビデオ部門:Healing Islands OKINAWA~竹富島・西表島~

ベスト高画質賞・アニメ部門:モンスターズ・インク

ベスト高音質賞・音楽部門:NHKクラシカル ハイティンク指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ペライア

ベスト高音質賞・映像部門:ウォーリー

ベスト・インタラクティビティ賞:劇場版 名探偵コナン 漆黒の追跡者

ベスト・レストア賞:トラ・トラ・トラ! 製作40周年記念完全版

審査員特別賞:七人の侍
審査員特別賞:劔岳 点の記

ユーザー特別賞:化物語

「DEGジャパン・アワード / ブルーレイ大賞」とは、「ベスト高画質賞」「ベスト高音質賞」「ベスト・インタラクティビティ賞」「ベスト・レストア賞」などを設け、高画質・高音質・高機能といったブルーレイソフトならではの特長を最も生かした映像作品を表彰するアワード。審査員および一般ユーザー投票による1次選考によりノミネート作品を決定。その後、合議による2次選考を経て受賞作品を決定する。同アワードの審査委員長はAV評論家の麻倉怜士氏が、審査委員として同じくAV評論家の藤原陽祐氏や本田雅一氏、また映画及びDVD専門誌の編集長、そしてDEGジャパン加盟機器メーカー代表がそれぞれ担当している。

「第2回 DEGジャパン・アワード / ブルーレイ大賞」 受賞作品 詳細

【 グランプリ 】
崖の上のポニョ/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント
評価ポイント:
手描きの柔らかい質感、何とも言えないしなやかな風合い、まるで絵本の世界がそのまま動くような映像が素晴らしく、劇場体験をそのまま家庭で得られる、そして宮崎監督ならではの世界観をきわめて忠実に再現している秀逸な作品である。画質だけでなく、音楽、音質、特典とすべてのコンテンツ要素がたいへん優れており、日本発のアニメ文化、そしてブルーレイディスク文化の高さを体現するコンテンツ、技術、こだわりには称賛を惜しまない。

【 ベスト高画質賞・映画部門 】
ブレイブハート/20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン株式会社
評価ポイント:
スコットランドの自然の風景の美しさが際立っている。フィルムそのものの雰囲気がしっかりと出ており、引いた画でもノイズが少なく、発色がヴィヴィッド。オリジナルフィルムはここまでの高画質だったのかと、この国内盤を観て初めて分かった。

【 ベスト高画質賞・ビデオ部門 】 2作品
映像詩 里山 劇場版/株式会社NHKエンタープライズ
評価ポイント:
まさに本当にそこにいるかのように感じる臨場感が素晴らしい。自然界の貴重な瞬間に立ち会っている様な感覚を覚える。夜のシーンや里山の風景・表情を時間をかけて非常に丁寧に作り上げており、記録映像として高く評価できる作品だ。

Healing Islands OKINAWA~竹富島・西表島~/ビコム株式会社
評価ポイント:
画質に最新のハイビジョンらしさが良く出ている。ズーミングや、パンニング時の圧縮ボケが殆どなく、一方で、ピン送りした際のボケ具合はとても良い。瓦や砂浜の砂の色一つ一つがまろやかに表現されている。画面全体にフォーカスが確実で、ここまで透明感の高い映像は見たことがないほどだ。


【 ベスト高画質賞・アニメ部門 】
モンスターズ・インク/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント
評価ポイント:
ぎりぎりのところでフィルタリングをし、ブルーレイディスクの特性をフルに活かしている。つまりBD-ROMが持つ解像度のリソースを限界まで出している。毛並みや雪の質感が実にリアルである。また影の使い方が非常に素晴らしく、画面のどこを見てもさまざまな光の影がきれいに写されている。ブルーレイディスクの素晴らしさが非常によく分かる作品だ。

【 ベスト高音質賞・音楽部門 】
NHKクラシカル ハイティンク指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ペライア
/株式会社NHKエンタープライズ
評価ポイント:
音に実に深い奥行きがあり、楽器一つ一つの音が立ち上がって見事に融合している。また、演奏前の静けさに包まれた空気感、ホールの響き、楽器のクリアな音などホールの特性や音の特性が最大限に活かされており、音の安定感、空気感、レンジ感…、全ての面において秀逸である。

【 ベスト高音質賞・映像部門 】
ウォーリー/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント
評価ポイント:
人間の声が全く使用されずに、忠実に作り込んだ疑似音のクオリティが実に素晴らしい。爆発音などの広がりにも奥行き感があり、とてもリアルである。アクション映画的な騒がしい感じでは決してなく、静と動のコントラストが上手に表現できている。非常に丁寧に、そしてエモーショナルに制作された音世界を称賛したい。

【 ベスト・インタラクティビティ※賞 】※高機能を指す。
劇場版 名探偵コナン 漆黒の追跡者/株式会社小学館
評価ポイント:
昨年はJava作品が目に付いたが、本作品はBD-Liveを上手く活かしている。ダウンロードによってコンテンツの内容が変わっていくなどBD-Liveを使うことによりソフトが成長していく仕掛けが素晴らしい。それにより、もう一度見ようという気になり、作品を何度も楽しめる点が斬新である。劇場版の単なる焼き直しではなく、パッケージならではの付加価値を楽しめる点で優れている。

【 ベスト・レストア※賞 】※旧作品の画質・音質の修復を指す。
トラ・トラ・トラ! 製作40周年記念完全版/20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン株式会社
評価ポイント:
アップと引きでの繊細感が高く、空気の澄み切った感じがレストアにより表現できたことが素晴らしい。また、米国未公開シーンを収録するなど、オリジナルフィルムに忠実に編集されており、プレミア感が高い。画質だけでなく、音質も含め、総合的に作品としてのレベルが非常に高い。

【 審査員特別賞 】 2作品
七人の侍/東宝株式会社
評価ポイント:
オリジナルのフィルム映像は傷だらけの状態であり、表現しきれない情報も多かった。しかし、ブルーレイソフトでは、ディテールをしっかり残しながら傷を抑え、階調も掘り起こす様に丁寧に作られた。優れたレストアの成果は大いに評価したい。またFORS(Faithful Original Signal)という特別な高音質マスタリングにより、音の忠実度が高いことも特筆だ。

劔岳 点の記/株式会社フジテレビジョン
評価ポイント:
大自然の厳しい環境の中、オールロケで撮影された音や映像が実にリアルだ。さりげない山の風の音などが細かく表現されており、丁寧な音づくりが全編にわたり貫徹されている。日本映画のクオリティとしての金字塔である。

【 ユーザー特別賞 】※一般ユーザーの方からのフリーエントリー投票による最高投票獲得作品
化物語/株式会社アニプレックス

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