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メディアキャストとCRI・ミドルウェア、デジタル放送用リアルタイムHDエンコーダを開発

高速画像処理プロセッサを採用することでPCベースの安価なシステムを実現

株式会社メディアキャスト(本社:東京都渋谷区 代表取締役 杉本 孝浩、以下 メディアキャスト)と、株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 鈴木 久司、以下 CRI・ミドルウェア)は、東芝製メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine (スパーズエンジン)」を搭載したデジタル放送用リアルタイムHDエンコーダシステムの試作機を共同開発したことを発表します。

両社は、11月18日(水)~20日(金)に幕張メッセで開催される「国際放送機器展(InterBEE 2009)」のメディアキャストブース(映像・放送関連機材部門 / HALL6 / 小間番号 6405 )にて当システムを参考展示する予定です。


当リアルタイムHDエンコーダシステムは、「Cell Broadband Engine (以下 Cell/B.E.)」(※1)の技術を継承した東芝製高性能メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」を搭載しており、コンポーネントやHDMIなどの各種ビデオ信号を社団法人電波産業会(ARIB)が規定する地上デジタル放送規格(ARIB STD-B32)に準拠したエンコード処理をリアルタイムに行い、デジタル放送用伝送信号であるTS(トランスポートストリーム)として多重化装置などに出力するシステムです。


放送のデジタル化と共に家庭用デジタルテレビも急速に普及し始め、デジタルサイネージなど様々な分野においてデジタル放送技術が活用されてきており、更には2011年の完全デジタル化を目前に控え、公共施設や宿泊施設、学校などの館内共聴設備のデジタル化も急ピッチで行われ、デジタル放送用コンテンツの中核となるHD(High Definition)などの高精細画像の需要が急速に伸びることが想定されます。
しかしながら、リアルタイムHDエンコード処理には膨大な演算能力を必要とするため、高価な専用機器や高性能なシステムでしか実現できない状況でした。
今回発表するHDエンコーダシステムは、WindowsPCに「SpursEngine」を搭載したシステムで、HDエンコード処理は全て「SpursEngine」が処理するため、大幅な処理速度の向上を図れると同時に汎用CPUの処理を大幅に軽減させことにより、PCベースの安価なリアルタイムHDエンコード処理を実現しています。


今後両社では、様々な分野で当リアルタイムHDエンコーダシステムを検証し、安価でリアルタイムHD映像が生成できる製品の開発を進めていくとともに、今まで培ってきたデータ放送技術と連動したソリューションを提供していく予定です。

このプレスリリースの付帯情報

システム構成図

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

SpursEngine(TM) SE1000
SpursEngineは、 Cell Broadband Engine (Cell/B.E. ※1 )の高性能マルチコア技術と株式会社東芝の映像処理技術を融合し、今後更なる高度化が見込まれるメディアストリーミング処理(画像処理、画像認識などのリアルタイム映像処理)に優れるコプロセッサ(ホストCPUと連携する補助プロセッサ)です。
SpursEngineは、SPE(※2)を4個と、MPEG-2、H.264方式のエンコード・デコード専用回路(ハードウェアエンジン)を組み合わせた効率的で柔軟な映像処理や、Cell/B.E.より小規模な回路設計による低消費電力を特長としています。

※1
Cell Broadband Engine:IBM、SONYグループ、東芝が共同で開発した高性能プロセッサ。マルチコア・アーキテクチャを採用し、超高速データ転送能力により、大容量メディア・アプリケーションを扱うデジタルメディア機器等での応用が可能。
※2
SPE (Synergistic Processor Element):高性能な浮動小数点演算機能を持ち、独自の命令セット・アーキテクチャを備えて、様々なメディア・アプリケーションを効率的に処理可能なプロセッサコア。

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