CSR、最新の位置情報プラットフォームを発表

CSRは本日、SiRFstarIVアーキテクチャをベースとした新しい位置情報プラットフォーム、『SiRFstarIVTMGSD4eGPS』を発表しました。本製品は、モバイル・デバイス向けに『位置情報認識』を再定義する革新的な製品です。GSD4eは、SiRFstarIVアーキテクチャの高い性能およびマイクロパワー機能をベースに開発され、内蔵型CPUおよびSiRFGeoRecovTMテクノロジなどの革新的機能を搭載しています。SiRFGeoRecovTMテクノロジなどの革新的な機能は、ホスト・プロセッサをロードすることなく、最新のデジタルカメラ、携帯ゲーム機、ウェアラブル・プラットフォームおよびその他のコンスーマデバイスで継続的な位置情報認識の実現のために最適化されています。

SiRF共同創設者であり、CSRマーケティング最高責任者、Kanwar Chadhaのコメント:
『当社のSiRFstarIVポートフォリオにGSD4eを追加することにより、製品開発者は『コンスーマ・ライフスタイルに位置認識技術を』というCSRのビジョンを具現化するさまざまなgeo-aware[位置認識]モバイル・デバイス製品の開発時に、当社の画期的な位置認識テクノロジであるプラグインおよびホストベースの両方を選択し、インプリできます。GSD4eは、プロセッサが内蔵されています。そのためシステム設計者は、『従来のプラットフォームへの位置認識の迅速で簡単な統合』、『カスタマイズ可能な認識機能を使って革新的なモジュールおよび製品の開発』を可能にし、広範なSiRFstarIIITMユーザのコミュニティに対してシームレスなアップグレード・パスの提供を実現します。』

Vincotech、Navman Wireless、京セラ、ミツミ電機 および SEMCOといった世界で大手のモジュールベンダは、2009年第4四半期現在、SiRFstarIV対応の家電機器の市場投入の迅速化を実現するため、GSD4eを採用してモジュールを設計しています。

GSD4eの革新的な適応正確性とSiRFGeoRecovテクノロジは、カメラの静止画像またはビデオカメラの動画像に瞬時に位置タグ[geo-tag]の取り付けを可能とし、GPS情報が利用可能になったデバイス上で位置認識の正確性向上を実現します。さらに、ユーザはスマートフォンでソーシャルネットワーキング上の友人の居場所を探すこと、ウェアラブル・デバイスでジョギングコースをトラッキングすること、ノートパソコンまたはネットブックで位置情報検索を行うこと、歩行者ナビゲーションシステムで大都市やビルの谷間でも自分の位置を正確に認識することなどができます。さらに、ユーザは、数週間から数カ月間デバイスの電源が切られていても、通常の使用環境で上記のすべての利用ケースに対応することが可能です。GSD4eは、複数回の位置修正を提供することができない競合GPSソリューションとは違い、非常に低信号の状態であっても、デバイスが正しい位置にあることを保証します。また、GSD4eの洗練された動作検知アルゴリズムは、静止状態においても先進的なパワーマネージメント節電機能および正確で安定した位置認識性能を提供します。

GSD4eは、『幅広い適用性』、『簡単な設計』を実現し、ホストベースのアーキテクチャと比較して更に柔軟性のある包括的なリアルタイム測位[PVT]ソリューションです。本製品は、最新の位置情報認識コンスーマデバイスへの適用のみに限らず、スマートフォン、GPSモジュール、マルチラジオモジュールおよび類似したアプリケーションなどのGPSエンジン市場でも採用され、パフォーマンス向上を実現しています。GSD4eは、『ナビゲーション感度[-160 dBm]』、『トラッキング感度[-163 dBm]』を実現しています。また、本製品は、スマートフォンユーザ向けに7.5-dB 3GPP パス・マージンとE911の高い検知感度を備え、あらゆる携帯電話デザインへの対応を保障します。また、GSD4eは複数のスマートフォン・オペレーティング・システムに瞬時に取り付けられる、完全認証を受けたA-GPSプロトコルスタックを備えています。GSD4eは、 1-Hz TricklePowerモードで電力消費わずか8mW、SiRFawareモードではたった50から400マイクロAの電流で『hot-start』状態を連続的に維持することができます。GSD4eは、SiRFNavPlusナビゲーションエンジンの強化を実現することにより、大都市やビルの谷間や木々が生い茂る厳しい環境でも、自動車および歩行者に対してシームレスなナビゲーションを提供します。

GSD4eは、ROM版およびフラッシュ版で提供されます。また、本製品は、更に高い性能の実現のため、特許済のSiRFInstantFixTM synthetic ephemerisテクノロジを標準機能として装備するCSRで最初の製品です。SiRFstarIVアーキテクチャの優れた特長であるオンチップのアクティブ・ジャマー・リムーバルは、モーター、LCDスクリーン、およびコンスーマデバイス[スマートフォン、カメラ、ゲーム機など]にみられるコンポーネントに付随する電気的ノイズを排除するだけでなく、開発者に精度強度と妨害シグナルの原因を開発プロセスの初期段階で正確に特定し、提示することにより、テスト段階でこのような問題を解決することが可能です。また、GSD4eはWAAS、EGNOS、MSASおよびGAGANを含む静止衛星型衛星航法補強システムに対応しています。


ROM版は3.5 mm x 3.2 mm、42ボール、0.5-mmピッチのウェファーレベルのCSP(WLCSP)パッケージです。フラッシュ版は、5 mm x 7.2 mm、103ボール、0.5-mmピッチのボール・グリッド・アレーの(BGA)パッケージです。

GSD4eは、単一のチップ上でRFレシーバ、統合型LNA、ベースバンド回路、スイッチャ、単一供給電圧を統合し、わずか5個から6個の外部パッシブ・コンポーネントおよび単一のSAWを必要とし、スイッチャ部分を含む25平方ミリメーター以下を占めるコンプリート・ソリューションを提供します。

SiRFstarIVの特長
SiRFstarIVのアーキテクチャコアは、高性能GPS位置情報エンジン、スマートな位置情報センサインターフェース、アダプティブ・マイクロパワー・マネージャ、アクティブ・ジャマー・リムーバで構成され、以下を実現します。

- 2倍の検索容量を実現する業界が認めたSiRFstarIIITMアーキテクチャにより、『感度の向上』、『修正時間の短縮』、『位置精度の改善』を実現

- 最小電流[50-400マイクロアンペア]で『hot-start』状態を維持する先進的なマイクロパワー・マネジメントと統合型スイッチモード・レギュレーションを提供

- より優れた状況認識、より洗練されたエネルギーマネージメント、屋内での位置精度の向上を同時に実現しながらユーザ体験を向上させるインテリジェントMEMsセンササポート[加速度計やその他のセンサ向け]

- 業界最高のGPS性能と設計トラブルシューティングの相関前に能動的にジャマーの検索および排除を実現する先進的なDSPテクノロジ

販売時期と価格
外付けフラッシュメモリ付きCSR SiRFstarIV GSD4e単一チップエンジンは、現在サンプル出荷中です。ROM版は、今年の第4四半期から入手可能で、2010年の第1四半期に量産予定となっています。価格情報については、CSR販売代理店までお問い合わせください。


【本件に関するお問い合わせ先】

シーエスアール株式会社
深田 学
E-mail:prjp@csr.com


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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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