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<学校外教育活動に関する調査 速報> 子どもの習い事や部活―6割の母親が「費用の負担重い」 ~活動している子の割合・かける費用は世帯年収によって差が出る~

 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市)の社内シンクタンク「Benesse教育研究開発センター」では、2009年3月に、3歳から17歳(高校2年生)までの子どもを持つ母親15,450名を対象に、習い事や部活などの学校外教育活動や教育支出について、調査を実施しました。主な調査結果は次のとおりです。


1.「子どもにとってスポーツ活動は必要」と思う母親は98.5%、「芸術活動は必要」は85.4%

2.スポーツ活動をしている子どもは57.8%、芸術活動をしている子どもは32.7%
●スポーツの活動をしている子どもの割合は学年による差が大きく、芸術は男女による差が大きい。
●スポーツをやらせている母親が期待しているのは「健康」(74.9%、「とても期待する」の%、以下同)に加えて「礼儀やマナー」(68.1%)、「仲間と協力する姿勢」(66.8%)など、人とのかかわりについての項目も期待が高い。
●芸術活動においては「豊かな感性(感受性)を育てる」と回答した割合が最も高い(64.2%)。

3.学校外教育活動の費用の合計(1ヵ月あたりの平均)は、子ども一人あたり16,700円。
  年収800万円以上の世帯で26,700円、400万円未満の世帯はその1/3の8,700円。
●一人の子どもにかける学校外教育活動の費用の合計は、幼児では7,200円、小学生では17,900円、中学生では25,100円、高校生では19,400円。
●世帯年収が400万円未満のグループでは1ヶ月あたり8,700円、世帯年収800万円以上のグループは26,700円であり、およそ3倍の開きがある。

4.子どものスポーツ活動や芸術活動に対して、6割が「費用の負担が重い」と感じている
●スポーツ活動に関しては63.0%、芸術活動に関しては58.4%の母親が「費用の負担が重い」と答えている。またスポーツ活動では、「応援や手伝いの負担が重い」も57.2%にのぼる。
●世帯年収別にみると、400万円未満のグループでは、75.3%が費用の負担が重いと答えている。年収800万円以上のグループであっても、49.1%が負担を感じている。

5.母親の志向は、子どもがスポーツ活動や芸術活動を行うかどうかに影響を与える
●母親自身が「身体を動かすこと」を好むほうが、子どもがスポーツ活動をしている傾向がある。同様に、「歌を歌ったり楽器を演奏したりすること」を好むほうが、芸術活動を行っている傾向にある。

 多くの母親たちが「子どもにスポーツや芸術を通して成長してほしい」と願いつつも、費用などの点で負担を感じている様子が確認できました。一方で、スポーツや芸術に対する母親のポジティブな姿勢が子どもの活動に影響を与えていることもわかりました。子どもたちの可能性を広げてあげるために、家庭や地域で、我々大人たちに何ができるのかを考えていく必要があります。


■調査概要
調査テーマ: 子どもの学校外教育活動の実態と保護者(母親)の教育観
調査方法: インターネット調査
調査時期: 2009年3月
調査対象: 3~17歳(高校2年生)の子どもを持つ母親15,450名=515名×2(男子・女子)×15学年(有効回答数)
調査項目: 定期的に行うスポーツ・芸術活動の種類 / 活動の頻度 / 1回あたりの平均時間 / 費用 / スポーツ・芸術活動への希望・意見・期待 / 親子で行うスポーツ・芸術活動の頻度 など

■主な調査結果
1) 「子どもにとって運動・スポーツは必要」と思う母親は98.5%、「音楽や芸術活動は必要」は85.4% (『データブック』p13、19)

2) スポーツ活動をしている子は57.8%、芸術活動をしている子どもは32.7% (『データブック』p8)

3) 学校外教育活動の費用の合計(1ヵ月あたりの平均)は1人あたり16,700円。
  年収800万円以上の世帯で26,700円、400万円未満の世帯はその1/3 の8,700円。(『データブック』 p6,7) 

4) 子どものスポーツや芸術活動に対して、6割が「負担が重い」と感じている (『データブック』p13、19)

5) 母親の志向は、子どもがスポーツや芸術活動を行うかどうかに影響を与える (『データブック』p23)


<ベネッセ教育研究開発センターの活動/WEBサイトについて>
・ ベネッセ教育研究開発センターでは、今後も、時代の変化に即したテーマで、子どもや教育に関する調査や研究活動を行い、その結果を広く社会に開示することで、さまざまな方々との議論の輪を広げていきたいと考えています。ベネッセ教育研究開発センターのWEBサイト(リンク)では、今回の調査データのほかにも、さまざまな独自調査のデータ・報告書を公開しています。
・ 本調査のデータを、「親子関係」「格差」など多様な角度から分析したコラムを、本日よりWEBサイトにて連載を開始しました(リンク)。

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