PTC、ソーシャル・コンピューティングと製品開発の融合を発表

マイクロソフトとの協業によりWeb2.0の環境でコミュニケーション、コラボレーション、イノベーションを推進するソーシャル製品開発プラットフォームを開発

【2009年6月9日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長 兼CEO:リチャード・ハリソン)は、6月8日(米国時間)、Web 2.0の幅広い導入とグローバルな製品開発の進化と加速的な広がりにより、製品開発手法の転換に対する市場側の準備が整ったとの考えを示しました。この転換の基軸となるのがソーシャル・コンピューティングと製品開発の融合であり、PTCは「ソーシャル製品開発」と命名しその概要を発表しました。(www.ptc.com/solutions/social-product-development)ソーシャル製品開発の背景については、ソリューション・マーケティング&コミュニケーション担当シニアバイスプレジデントのロビン・セーズ(Robin Saitz)が以下URLにて述べています。(http://www.youtube.com/watch?v=cc6RvRh0bqc&feature=channel_page)

PTCマーケティング部門上級副社長のロブ・グレムリー(Rob Gremley)は、「コラボレーションはこれまで長い間、製品開発の重要な要素であると位置づけられており、今日の事業の運営環境から、組織内での部門、チームメンバー間または企業同士間で安全かつITと調和した環境での情報交換やナレッジの共有が注目を浴びています」と述べています。

IDCグループのマニュファクチャリング・インサイツ(Manufacturing Insights)社製品ライフサイクル戦略実務担当ディレクターのジョー・バーカイ(Joe Barkai)氏は「製品メーカーは、この先、Web 2.0ツールの導入を加速し、組織内のナレッジの収集と再利用を進め、必要に応じて従来の会社の壁を越えてアドバイスや協業の機会を追求する方向に進みます。ソーシャル・ネットワークが定着するにつれ、自由な会話や情報交換のための単なるコラボレーション・プラットフォームではなく、ソーシャル・コンピューティング技術を製品開発にも利用する戦略的重要性を持つものであるという認識が浸透していくと考えています」と述べています。

PTCの委託により、フォレスター・コンサルティング(Forrester Consulting)社がPTCや他社の製品を製品開発に利用する7,000名以上のユーザーを対象として行なった最近の調査では、回答者の89%が少なくとも月1回は何らかの形でソーシャルテクノロジーを利用しており、その70%が仕事で利用しているという結果が出ています。これらのユーザーは、ソーシャル製品開発の実践を受け入れやすいが状況にあるということが考えられます。

マイクロソフト社SharePoint ServerグループSharePoint Collaboration Partnerships部門ディレクターのキャスリーン・ウィンダー(Kathleen Winder)氏は、「Microsoft® Office SharePoint® Server 2007を利用することにより、Web 2.0とソーシャル・ネットワーキング技術を結びつけ、ビジネス環境のコラボレーションを実現することが可能になります。PTCはMicrosoft Office SharePoint Serverプラットフォームを拡張し、Windchill ProductPointソリューションを通じて複雑なCADおよび構造化された製品データに対応することで、製品開発分野での提供価値を高めています。PTCはWindchill ProductPointにおけるビジネスロジック層とSharePointアプリケーション・フレームワークのソーシャル・コンピューティング機能を組み合わせ、ソーシャル製品開発の価値を提供しています」と述べています。

ソーシャル製品開発に対応するPTC® の製品群は、シームレスで安全かつ利用しやすい単一プラットフォームの一部として以下の3層で構成されています。

•Microsoft Office SharePoint Server 2007 (SharePoint) を利用したドキュメント・コラボレーションおよびソーシャル・コンピューティング
•PTC Windchill® ProductPoint® を利用したCADモデル等の構造化コンテンツの共有および再利用
•オーサリング(データ作成)・アプリケーションで、例えばPTC Pro/ENGINEER®(製品デジタルデータ作成)、PTC ProductView™(軽量製品ビューアデータの表示、マークアップ、デジタルモックアップ)、PTC Mathcad®(独自の技術計算の記録)、Microsoft Office®(文書、表計算シート、プレゼンテーション等のコンテンツ作成)


PTC製品を利用したソーシャル製品開発手法を取り入れる企業は、すでに導入されているPTCソリューションを補完するために連携するよう開発され、テストされた一体型のソリューションセットから価値を得ることが可能になります。さらに、PTCのソーシャル製品開発プラットフォームはMicrosoft SharePoint Serverアプリケーション・プラットフォームのサービスおよび機能を利用していることから、総所有コスト(TCO)の低減も可能になります。

ロブ・グレムリーは次のように述べています。「ソーシャル製品開発は人の共同作業の進化における次のステップとなります。ソーシャル製品開発が新たなに生み出された革命的モデルとして考えられていたことがあるなどということは、ソーシャル・ネットワーキングをごく普通の情報共有手段として利用して育つ次世代のエンジニアたちには想像もつかないことでしょう。製品開発戦略の中でソーシャル・コンピューティングの力を生かすことができる企業は、業務の効率化が進み、最終的に優れた製品を生み出すことで、競合をすばやく引き離すことになるでしょう」
PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト: リンク


※PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Windchill ProductPoint、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。
また、Microsoft、SharePoint、およびOfficeは、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報
http://www.ptc.com/
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