PTC、Pro/ENGINEER(R) Wildfire(R) 5.0により生産性向上への障壁を除去

新バージョンによる大幅な設計効率向上とソーシャル製品開発に対応する 初のCADソリューションを提供

【2009年6月9日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長 兼CEO:リチャード・ハリソン)は、6月8日(米国時間)統合3次元CAD/CAM/CAEソフトウェアの新リリースで、PTC(R)製品開発システム(PDS)の主要構成要素であるPro/ENGIEER Wildfire 5.0を発表しました。世界初のパラメトリックCADソリューションであるPro/ENGINEERは、設計プロセスに存在する障壁を取り払い、製品開発の短縮、効率化、革新性を推進するための新機能を提供することで市場における存在感を高めています。Pro/ENGINEER Wildfire 5.0は2009年度第4四半期(7月~9月)に提供開始予定です。

IT調査会社のガートナー(Gartner)社調査部門ディレクターであるマーク・ハルパーン(Marc Halpern)氏は次のように述べています。「世界市場規模での製品開発競争、環境保全への持続的な取り組みの可能性、人口構造の変化は、今日の製造業に大きな影響を及ぼしています。これらに対応できる製品を生み出すためには、複数設計領域の対応や製品ライフサイクルを考慮に入れた設計、および革新性を目指したソーシャル・ネットワーキングの活用が最優先課題となっています」

今日の複雑な業務環境において製品開発チームは、設計変更の難しさ、生産性が向上するまでの人材調整期間、複数のCADデータを扱う環境、多数の分断されたポイントソリューション、リソースと蓄積されたナレッジの必要に応じた活用等、生産性に影響を及ぼす障害などに度々直面しています。Pro/ENGINEER Wildfire 5.0には、生産性やユーザ・エクスペリエンスの向上、想いのままの設計、高い設計自由度を提供する下記を含む強力な新機能と330以上におよぶ機能拡張が含まれています。

■ 設計変更をさらに迅速に、容易に
  リアルタイムのダイナミック編集とスムーズな設計プロセスを実現することで、設計変更に関わる従来から存在する障害を除去することが可能に。

■ 最大10倍の生産性の向上
 ・ グラフィカルなブラウジング、直観的なユーザ・インタフェースのための機能拡張、合理化されたタスク、パフォーマンスの向上等のユーザ・エクスペリエンス機能向上で、設計効率の改善と構想から生産までの期間短縮に貢献。簡略サブアセンブリの作成、板金用フォームの配置、成形品の作成時間が80%改善。溶接物の分析スピードが最大10倍速くなり、面仕上げのツールパス作成スピードが5倍に。

 ・ 比類なき「リアリズム」をさらに短時間で実現。Pro/ENGINEER Advanced Rendering Extensionはメンタル・イメージズ(mental images)社の高性能レンダリング技術が組み込まれ、高品質な素材設定値や現実的な照明モデルにより高い操作性を実現。

mental images社CEO兼CTOのロルフ・ハーケン(Rolf Herken)氏は次のように述べています。「mental imagesは最高の高性能レンダリングソフトウェアの提供に注力しており、Pro/ENGINEERと当社のソリューションであるメンタル・レイ(mental ray)を組み合わせて、世界の製品開発チームに最先端のビジュアライゼーション機能を提供するというPTCとの新たな戦略的パートナーシップを発表できることを喜ばしく思います」

■ マルチCAD環境でさらにスピーディな設計
最先端のCAD相互運用性を有するPro/ENGINEER Wildfire 5.0は、他のCADデータのネイティブサポート拡張とジオメトリ以外のデータ交換機能により、複数CADデータという時間がかかり、ミスが発生しやすい作業に対応しています。

■ シームレスに連携する新たなPro/ENGINEERアプリケーション
 ・ Pro/ENGINEERは今日の高度に連携する複数領域の設計環境における革新的な設計業務の進め方を提供し続けています。Wildfire 5.0で新たに提供するPro/ENGINEER Spark Analysis Extensionは電気機械的クリアランス(空間距離)、クリーページ(沿面距離)特性の分析および最適化を支援します。

 ・ デジタル権利管理(DRM)、エレメカ連携、新たに投入されるデジタル・ヒューマン・モデリング・ソリューション等の先端機能モジュールは引き続き機能が拡張され、物理的な試作、手戻り作業、販売後の不具合に関連する時間とコストを大幅に低減します

これらの機能をPro/ENGINEERへ統合することにより、多くの異なる非連携ツールを使うことによるミスや、時間とコストの低減を実現します

■ 画期的なソーシャル製品開発支援機能によりコラボレーションの効率アップ
ソーシャル製品開発に対応する初めてのCADソリューションであるPro/ENGINEER Wildfire 5.0は、業務関係者やリソースを、必要なタイミングで特定することができないというコミュニケーションの障害を取り払うことを支援します。Pro/ENGINEERとMicrosoft(R) SharePoint(R)のソーシャルコンピューティング技術の上に構築されたWindchill ProductPoint(R)のシームレスな連携により、設計者により蓄積されたナレッジを再利用し、開発プロセスの生産性向上に貢献します。

トロ・カンパニー(The Toro Company)のグループ企業であり、商業用芝刈機などを製造しているエクスマーク・マニュファクチャリング(Exmark Manufacturing)社の開発プロセス改革担当スペシャリストのブライアン・ヨーク(Brian York)氏は次のように述べています。「Pro/ENGINEER Wildfire 5.0は、製品寿命の長い、最先端の芝刈り機器製品の開発をサポートする幅広い拡張機能を提供してくれます。さらにダイナミックフィーチャ編集、スムーズ設計、溶接物設計、アセンブリ機能拡張やその他のユーザ・エクスペリエンス向上により、弊社Next Lazer Z(R)のような業界最高の革新的製品の生産への継続的なサポートを期待しています」

PTC製品開発部門上級副社長のブライアン・シェパード(Brian Shepherd)は次のように述べています。「経済状況が厳しい時には特に、顧客は優れた製品を効率的に開発することを阻む要因に対応するソリューションをPTCのようなテクノロジー・リーダーに対して期待しています。Pro/ENGINEER Wildfire 5.0は、顧客が魅力的な製品をより短期間に低コストで開発するためのソリューションを提供するというPTCの継続したコミットメントを示すものです」

【Pro/ENGINEER Wildfire 5.0アップグレードおよび製品の提供について】
Pro/ENGINEER Wildfire 5.0は2009年度第4四半期(7月~9月)に提供開始予定です。*

*製品、および製品機能等のリリース時期はPTCの判断で変更されることがあります。

Pro/ENGINEER Wildfire 5.0に関する情報はwww.ptc.com のPro/ENGINEER製品ページをご覧ください。


【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト: リンク

* PTCの社名、ロゴマークおよびPro/ENGINEER、Pro/ENGINEER Wildfire、Windchill、Windchill ProductPoint、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。
また、Microsoft、SharePointは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報
http://www.ptc.com/
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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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