シーメンスPLMソフトウェア、Solid Edge with Synchronous Technology 2を発表

~部品/アセンブリのモデリング、板金、CAE、PDMのニーズに対応する 新しい機能とツールを追加~

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、
製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて
世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは
本日、Solid Edge(R) with Synchronous Technology 2をリリースすると発表しまし
た。

今回リリースする製品は、シーメンスPLMソフトウェアの画期的な
シンクロナス・テクノロジを搭載したSolid Edgeの第2バージョンです。
シンクロナス・テクノロジは、ノンヒストリ・フィーチャ・ベースのモデリングを
可能にし、製品の市場投入期間の短縮を支援するツールです。

「機械部品の設計変更のときに、3Dフィーチャ・モデリング機能を
フル活用できるだけでなく、柔軟性の高いソフトウェアはないかと
探していました。Solid Edge with Synchronous Technologyは
この両方においてベストなソフトウェアです」と、American Renolit社の
プロセス・エンジニアリング・マネージャであるBen Fune氏は述べています。

Solid EdgeはVelocity Series(TM)製品ポートフォリオの
コア・コンポーネント・ソフトウェアであり、迅速で柔軟性に富んだ
ダイレクト・モデリングと精密な制御が可能な寸法駆動設計を
同時に可能にします。最新版では、部品/アセンブリのモデリング機能が
より向上し、新しい板金設計アプリケーションが追加されるなど、
シンクロナス・テクノロジがさらに進化しています。このリリースに併せて、
シーメンスPLMソフトウェアは新しいFEA(有限要素解析)ツールと
最新のMicrosoft SharePointプラットフォームを活用した
PDM統合機能も発表しました。


「Solid Edge with Synchronous Technology 2のリリースにおいて、
シーメンスPLMソフトウェアの持つ革新的なテクノロジである
シンクロナス・テクノロジが進化し、インテリジェントな
板金設計アプリケーションを含む、部品/アセンブリのモデリング機能に
追加されました。 当社が昨年実施した評価では、シンクロナス・テクノロジを、
ソリッド・モデリングを大きく進化させるものと位置づけ、今後業界に
良い影響をもたらすと予測していました。今回の最新版は、
モデリングのパワーと堅牢性においてその評価が正しかったことを
証明しています。また、エンドユーザへのインタビューでも、設計時間の
短縮というメリットを享受できたことが明らかになっています。Solid Edgeの
モデリング機能の拡張は、新たなミッドレンジのFEAアプリケーション、
Solid Edge Simulation、そして最新のMicrosoft SharePointをベースにした
Solid Edge with Insightのデータ管理アプリケーションの導入にも適しています。
これにより、Solid Edgeとそのユーザ双方に対してwin-winのシナリオを
もたらすことができるのです」と、CPDA(Collaborative Product
Development Associates)のリサーチ・ディレクタである
Dr. Ken Versprille氏は述べています。

・部品とアセンブリの同時モデリング
Solid Edge with Synchronous Technology 2では、全体の設計時間の
短縮を可能にする複雑なフィーチャの作成ツールや高度な
スケッチ編集ツールと合わせて、コアとなる部品とアセンブリの
モデリング機能にシンクロナス・テクノロジを数多く組み込みました。
2Dから3Dへの移行をさらに容易にするために、Solid Edgeでは
インポートした図面から2D寸法を抽出し、これを3D駆動寸法に変換して
モデリングできるため、2Dでの設計意図に基づいて3D設計を
編集することができます。さらに、3Dモデルの変更を容易にする
「ライブ断面」機能も利用できます。この機能では、3Dモデルの任意の
箇所を切断してその2D断面を編集すると、その2D編集が3Dモデルに
リアルタイムに反映されます。

・新しい板金設計アプリケーション
Solid Edgeの最新リリースでは、板金設計にもシンクロナス・テクノロジが
組み込まれ、ノンヒストリ型フィーチャ・ベースの3D設計アプリケーションになって
います。

この板金設計アプリケーションは、シンクロナス・テクノロジのパワーを
搭載した2つ目のアプリケーションになりますが(最初のアプリケーションは、
昨年12月発表のシンクロナス・テクノロジを搭載したCAM Express*1)、
その拡張性をさらに立証したものとなっています。
シンクロナス・テクノロジは板金設計の現場に高い生産性をもたらします。
より少ない事前計画で、何の制約もなく柔軟に変更作業を行って
モデルを作成でき、サプライヤから提供されたデータを効率的に
再利用したり、編集したりすることができます。

「板金のように、あるプロセスに特化したアプリケーションは、
特別なスキルや独自の機能を必要とする特定の設計分野に
対応するソフトウェアの好例です。板金設計を行っているお客様は、
シンクロナス・テクノロジによって設計時間を驚異的に削減することが
できます。板金設計アプリケーションにもシンクロナス・テクノロジが
搭載された今、お客様はこのテクノロジの拡張性を真に実感できる
ことでしょう」と、シーメンスPLMソフトウェアのSolid Edge製品開発
ディレクタであるDan Staplesは述べています。

・Solid Edgeの新しいFEAシミュレーション・ツール
Solid Edge Simulationは、オプションとしてCADシステムへの
組み込みが可能な新しい解析ツールです。製品開発プロセスの
早期に部品とアセンブリの設計を検証することによって、製品の
市場投入期間を短縮し、物理プロトタイプの製作コストを削減することが
できます。Solid Edge Simulationは、FemapRの有限要素モデリングと
NX(TM) Nastran(R)のソルバー技術に基づいており、Solid Edgeの
ユーザ・インターフェースに実装されます。これにより、設計者や
エンジニアはSolid Edge内で多くのシミュレーションを容易に実行できる
ようになるため、設計にイノベーションをもたらすことができます。
Solid Edge Simulationにもシンクロナス・テクノロジが搭載されているため、
シミュレーション・モデルも簡単に準備でき、設計の微調整も迅速に
行うことができます。

「今の経済状況下にあっては、これまで以上にエンジニアの役割が
増えています。FEA機能をSolid Edgeに組み込んだことで、設計の
解析作業をアウトソースに頼ることなく短時間で多くの設計を
シミュレートすることができます。また、顧客の要望にもより迅速に
対応することができ、さらに品質の向上とコスト削減を実現します」と、
シーメンスPLMソフトウェアのVelocity Series製品開発担当
バイス・プレジデントであるBill McClureは述べています。

・Microsoft SharePoint上で設計データの管理が行えるSolid Edge with Insight
Solid Edgeの最新版では、Insight(TM)設計データ管理アプリケーションを
強化する重要な機能拡張が行われています。このアプリケーションは、
Teamcenter(R) Expressプラットフォームをはじめ、Velocity Seriesの
拡張PDMの実現に向けた戦略における重要な要素の一つです。

「SharePoint Server上で実行されるSolid Edge with insightは、
中小・中堅企業における全社的なコラボレーションを実現する
設計データ管理も行えるようにするものです。当社の長年の
パートナーであるシーメンスPLMソフトウェアは、2001年よりこの
SharePointのサービスを活用し、自社のPLMアプリケーションに
Microsoftの最新技術を取り入れて顧客のビジネス・ニーズに
応えています」と、Microsoft社のグローバル・イノベーション/
PLMインダストリ・ストラテジ担当ディレクタのDon Richardson氏は
述べています。

Solid Edge with Insightでは、Windows SharePoint Services (WSS) 3.0
およびMicrosoft Office SharePoint Server 2007 (MOSS)が提供する
コラボレーション強化、迅速な情報ワークフロー、セキュリティ強化を
実現するため、最新のMicrosoft SharePointRプラットフォームを
活用しています。SharePointの最初のバージョンを活用した
Solid Edge with Insightは2001年に発表し、今日まで1,000社以上の
企業に利用されています。今回、最新のプラットフォームに
対応したことで、ユーザはPDMの導入コストとサポート維持コストを
削減できます。MicrosoftのSharePointは、特に中小・中堅規模の
企業を中心に、これまで全世界で1億ライセンスを超える
導入実績があります。

Solid Edge with Synchronous Technology 2の詳細については
Solid Edge with Synchronous Technology 2 ウェブページ
リンク )
をご覧ください。

・販売開始時期
Solid Edge with Synchronous Technology 2は、今年の夏(注)の
出荷を予定しています。
(注)米国での販売時期になります。


*1 プレスリリースはこちらをご覧ください。
リンク


シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび
関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。
これまで世界5万6,000社のお客さまにサービスを提供し、
約600万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。
米国テキサス州プラノを本拠地として、数多くの企業と協働して、
豊富なアイデアを価値ある製品に変えるオープンなソリューションを
提供しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は
リンクにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する
シーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、
オートメーション・システム、低圧制御機器、産業用ソフトウェアの
分野で世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、
自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、
全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は
多岐にわたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指の
ソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、
各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を
最適化します。シーメンス産業オートメーション事業部は全世界で
約42,900人の従業員を擁し、2008年度の総売上高は87億ユーロ
(予備的数値で未監査)を達成しています。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。
Solid Edge、Velocity Series、Femap、Insight、NX、およびTeamcenterは、
米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle
Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。
NASTRANは、National Aeronautics and Space Administrationの
登録商標です。SharePointは、Microsoft Corporationの商標または
登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークは
それぞれ各所有者に帰属します。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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