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2つの局面で闘うティアツー(Tier 2)携帯端末ベンダ

米国の調査会社ABIリサーチは、ティアツーベンダには2つの課題があると報告する。

米国ニューヨーク、2009年4月30日
昨年の、ティアツー(Tier 2)の携帯端末ベンダの出荷台数は8050万台で、世界全体から見るとわずかな数だった。ティアツーベンダは市場シェアを伸ばすうえで、大きな課題を抱えている。それは、世界市場の約70%を握っているティアワン(Tier 1)ベンダとの競争である。ティアツーベンダはいっそうの差別化をはかるために、認知度の高いブランドを立ち上げようとしている。米国の調査会社ABIリサーチの調査レポートは、このティアツー(Tier 2)ベンダに開かれているようにみえる戦略は必ずしも最善策ではないと報告している。

「大半のティアツー(Tier 2)モバイルベンダは、中国、韓国、日本の企業である。その多くが、多くの場合既存のインフラでの提携関係を利用して、世界企業と提携し、活動範囲を国外へ拡げようとした。結果は様々で、成功した企業もあるが、世界的不況の影響により、様々な要因で国内市場に戻らざるを得なくなった企業もある」と産業アナリストのMichael Morgan氏は言う。

今、ティアツーモバイルベンダにとっては、国内市場に再び注力することは重要だとMorgan氏は言う。「現在は苦境にあるが、今後2年以内に状況は回復するだろう。日本を除く全地域でNokia、Motorola、Samsung(三星)といった大企業が再び海外進出を狙って立ち上がるだろう。」

ティアツー(Tier 2)ベンダが出荷数を増加させるためには、製造している携帯電話に適した新興市場に参入しなければならない。安価な携帯電話を製造している企業は、ラテンアメリカ市場への参入を考えるかもしれない。ハイテク企業は、日本市場という選択肢がある。Pantechはそこで成功を収めた。利益率が高いスマートフォン市場にAndroidというオープンソースが登場したため、参入のハードルが低くなり、技術力の高いベンダがスマートフォンの概念に影響を与えられるというビジネスチャンスもあるかもしれない。

中小企業にとって超低価格端末(ULCH)市場は、通常考えられるようなよいビジネスチャンスではないかもしれない。出荷台数が多いティアワン(Tier 1)ベンダなら、超低価格端末をわずかな利益で販売しても収益を上げられるが、それはほとんどのティアツー(Tier 2)ベンダには不可能である。

ABIリサーチの調査レポート「ティアツー(Tier 2)携帯端末ベンダの分析」は ティアツー(Tier 2)ベンダ9社のハイレベルの概略を記載している。大半が国内市場である中国、韓国、日本に注力しており、インド、米国、欧州、ラテンアメリカで成長することを切望している。
この調査レポートは、「ビジネスモビリティ年間リサーチサービス」と「モバイルデバイス年間リサーチサービス」の一環である。

◆調査レポート
ティアツー(Tier 2)携帯端末ベンダの分析:京セラ、ZTE、Huawei、Pantech、Ningbo Bird、日本電気、パナソニック、Sagem、Alcatel
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