SAS Institute Japanと日本テラデータ、協業を発表

SAS Institute Japanと日本テラデータ、協業を発表
~金融業、流通・小売業向けに共同でソリューション提案・提供を開始~



SAS Institute Japan株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田 仁志、以下 SAS)と日本テラデータ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉川 幸彦、以下 テラデータ)は本日、両社の強みを生かしたソリューションやサービスの提供を目的に、日本国内における営業およびマーケティング活動で協業していくことを発表します。両社のソリューションを利用している金融業、流通・小売業を主な対象とし、共同で活動を推進します。また、今回の協業内容には、2007年10月に発表された米国SAS Institute Inc.と米国Teradata Corporationの戦略的提携に基づき開発が進んでいる、両社の製品群の国内における提供準備も含まれています。

協業の第一段階(2009年第1四半期、1-3月期)として、幅広い導入実績を誇る拡張性の高いエンタープライズ・データウェアハウスであるTeradataデータベ-スと、企業の戦略を支えるビジネス・アナリティクスの分野で業界をリードするSASのデータ統合、予測・分析、レポーティング機能、そして業務別・業種別ビジネス・ソリューションを組み合わせることで、一元化されたデータにもとづく、迅速でシームレスな意思決定支援環境を実現します。第二段階(2009年第4四半期、10-12月期)では、SASの分析プロセスをTeradataのデータベース・エンジン内で稼動させるSAS(R) In-Database製品群の提供を開始し、TeradataのデータベースとSASの分析プロセス間でのデータ移動の負荷を軽減することで分析処理スピードの大幅アップを実現する予定です。また、金融業向けにはリスク管理、流通・小売業向けにはリアルタイムでの在庫管理などの分野で、Teradata上で最適化されたSASのビジネス・ソリューションを提供します。

ますます複雑化する情報社会において、意思決定時における情報の鮮度と精度は、トップマネジメントのみでなく現場を主導する第一線の担当者にとっても極めて重要な要素となっています。伝統的な定型分析からマイニング、さらには最先端のイベント主導による分析とアクションなどの各分野において、両社の持つソリューションの強みを生かしながらビジネス・アナリティクス関連投資の効率化を、両社共同による営業およびマーケティング活動を通じて訴求、提案していきます。

今回の協業開始にともない、SASの代表取締役社長 吉田仁志は、「グローバルで強力なパートナーシップをもつSASとテラデータが、日本において両社の強みを組み合わせたソリューションを提供できることを嬉しく思います。データにもとづいた高度な分析・予測により『予見力』を提供するSASのビジネス・アナリティクスを、テラデータのデータベースと連携させることで、お客様のIT投資を戦略的に有効活用し、複雑な経営課題の解決を支援してまいります。」と述べています。

テラデータの代表取締役社長 吉川幸彦は、「複雑なビジネス環境だからこそ、現場で日々行われる意思決定のひとつひとつが企業の業績を直接左右します。より迅速で正確な意思決定や判断を現場で行うためには、一貫性を持ち鮮度も含めた品質の高いデータと、強力で使いやすい分析ソリューションが必要不可欠です。SASとテラデータの協業は、この課題を解決していくものであり、両社のお客様企業の競争力強化とIT投資の効率化を強力に支援します。」と述べています。

協業による具体的な取り組み
製品面:今後数年にわたり双方の製品群の機能強化に努めていきます。

[SAS側]
・SASのソリューションや分析プロセスの主な機能を、Teradataのデータベース・エンジンを効率的に活用して実行できるSAS In-Database製品群を本年中に提供開始します。
・金融業、流通・小売業向けのSASのビジネス・ソリューションの一部をTeradataと密接に連携させて提供します。これにより、お客様のサーバー投資の削減に貢献します。

[テラデータ側]
・Teradataデータベースの最新バージョンTeradata 13.0上では、SASの中間テーブルをより効率的に作成することを可能にし、SASとの間でのデータ連携を取りやすくします。

販売活動面:
・テラデータ内のプロダクトセンターに共同デモンストレーション環境を常時展示します。
・双方のパートナー企業向けに、共同セールストレーニングを実施していきます。
・双方組織内にCOE(Center of Excellence)を設置し、ソリューション設計や技術コンサルティング活動を通じ、お客様の情報活用環境の最適化を提案していきます。
・共同で顧客の発掘と提案活動を推進します。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、企業の戦略を支えるインテリジェンスを提供するソリューションとサービスのリーディング・カンパニーです。SASのソフトウェアは全世界の45,000サイトで採用されており、データから企業のパフォーマンスを向上させるインテリジェンスを創出し、より迅速で正確な意思決定、顧客やサプライヤーとの有益な関係構築、公的規制へのコンプライアンス、研究開発の促進、そして製品やプロセスの品質向上などに利用されています。SASは、データ統合、インテリジェンス・ストレージ、最先端のアナリティクス、ビジネス・インテリジェンスのアプリケーションを1つの統合エンタープライズ・インテリジェンス・プラットフォームで提供する唯一のベンダーです。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を全世界の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万名、日本法人 約210名(リンク

<テラデータについて>
テラデータ・コーポレーション(NYSE: TDC)は、データウェアハウジングと高度な企業向け情報分析技術を提供し、経営のための知力の向上を支援する世界最大規模の企業です。テラデータは世界60カ国以上でビジネスを展開しています。 www.teradata.com

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
*Teradataは、米国テラデータ・コーポレーションの米国およびその他各国における商標または登録商標です。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]