SpaceX、シーメンスPLMソフトウェアのテクノロジを積んで 宇宙にロケットを打ち上げる

~SpaceX、PLM業界をリードするシーメンスPLMソフトウェアのテクノロジと PLM業界随一のSaratechの専門性が導入の決め手と言及~

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、
製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて
世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは本日、
打ち上げロケットの開発と各種サービスの提供を行っている株式非公開の
Space Exploration Technologies(SpaceX)社が製品設計、シミュレーション、
製品データ管理にNX(TM)とTeamcenter(R)を標準システムとして導入した
ことを発表しました。

SpaceX社では、シーメンスPLMソフトウェアの包括的なデジタル製品開発
ポートフォリオであるNXを使用して、設計から製造までの全プロセスを
統合していきます。NXはナレッジ・ベースのエンジニアリング・ソリューションを
提供し、全社的な情報の有効活用を支援します。また、SpaceX社では、
NXの強力なシミュレーション機能を使用して、ミッション・クリティカルな
宇宙飛行産業にとって何よりも重要な設計段階での製品性能の
予測・評価を行っていきます。

さらに、SpaceX社では、宇宙飛行産業の拡大と新製品の追加開発に合わせ、
シーメンスPLMソフトウェアのデジタル・ライフサイクル管理ソリューションで
あり、世界で最も広く利用されているPLMポートフォリオのTeamcenterを
使用して、設計データと仕様を効果的に管理していきます。Teamcenterは
全製品データのシングル・ソースとして機能し、効率性の向上、
コラボレーションの強化、開発コストの削減を支援します。

SpaceX社はシーメンスPLMソフトウェアと、PLMに関して広範な専門性を
有する認定プラチナ・ビジネス・パートナーであるSaratech社のサポートを
受けてこれらの計画を進めていきます。

「NASAのCOTS(商業軌道輸送サービス)計画のコンペで勝利した当社は、
2010年に予定されているスペースシャトル退役後の就航の空白を埋める
ため、コスト効率に優れた打ち上げロケットを納品する必要があり、強力で
ダイナミックな設計基盤を提供してくれるPLMソリューションを必要として
いました。NXの高度な設計/シミュレーション技術、それを堅牢な
バックボーンのTeamcenterが支え、さらにSaratech社の広範な
業界専門性が加わったことがシーメンスPLMソフトウェアを最適な
ベンダーとして選択した理由です」と、SpaceX社構造担当
バイス・プレジデントのChris Thompson氏は述べています。

「SpaceX社が追求するPLMビジョンの実現に必要なソフトウェア、
サポート、サービスを当社が効果的に提供できるのも、当社が
シーメンスPLMソフトウェアの重要なパートナーになっているからです」と、
Saratech社のCEOであるSaeed Paydarfar氏は述べています。

「宇宙輸送は成長市場であり、SpaceX社のような業界リーダーが、
シーメンスPLMソフトウェアのテクノロジとSaratech社の広範な
業界専門性によってもたらされる利点に注目してくれたことは
大変喜ばしいことです。NXとTeamcenterは、効率性の向上、コスト削減、
イノベーティブな製品の迅速な市場投入を支援して、企業の将来の
成長をサポートするクラス最高のソリューションです」と、
シーメンスPLMソフトウェアの南北アメリカ担当バイス・プレジデント
兼マネージング・ディレクタのDave Shookは述べています。

SpaceX社について
SpaceX社は、有人・無人の宇宙輸送の信頼性を最終的には
10倍向上させ、同時にコスト削減を可能にする打ち上げロケットを
開発しています。独自開発したMerlinエンジン搭載の
Falconロケット・シリーズを開発し、低高度軌道から静止軌道、
惑星探査ミッションに至るまで、高度と軌道傾斜を選ばずに宇宙船を
飛行させる低~中~高揚力性能の実現能力を有しています。
SpaceX社は現在14のミッションを進行させ、NASAおよび米国空軍と
IDIQ(納期未定・数量不確定)契約を結んでいます。

NASAのCOTS計画のコンペで勝利したSpaceX社は、2010年に
予定されているスペースシャトル退役後の就航の空白を埋める重要な
立場にあります。NASAとの現在の契約では、Falcon 9ロケットと
Dragon宇宙船を3回飛行させ、最終的にはDragon宇宙船を
国際宇宙ステーション(ISS)に係留させ、地球に帰還する計画に
なっています。また、Falcon 9ロケットとDragon宇宙船に関し、
NASAはスペースシャトル退役後、ISSにクルー・サービスを提供する
という契約オプションも結んでいます。

SpaceX社は2002年に創業、従業員は約500人。
本社をカリフォルニア州ホーソーンに置き、他に、
テキサス州ウェイコ郊外のMcGregor Texasにテキサス試験施設、
ワシントンDCにオフィス、フロリダ州ケープカナベラルと中央太平洋の
マーシャル諸島に発射設備を有しています。

Saratech社について
Saratech社は、航空宇宙、自動車、ハイテク、医療など業界の
顧客に製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションを提供しています。
クラス最高のソフトウェア・ツールと業界随一のサービスとサポートを
提供して、顧客の成長を一身に支えています。本社を
南カリフォルニアに置き、米国中に支店を持ち、100人を
超える営業/技術の専門家を抱えています。

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび
関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。
これまで世界5万1,000社のお客さまにサービスを提供し、
550万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。
米国テキサス州プラノを本拠地として、オープンな
エンタープライズ・ソリューションの提供を通じてグローバルな
イノベーション・ネットワーク環境を実現し、企業間・パートナー間の
コラボレーションを促進させ、ワールドクラスの製品・サービスの
供給・普及に貢献しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品や
サービスに関する詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する
シーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、
オートメーション・システム、低圧制御機器、産業用ソフトウェアの分野で
世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、
自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、
全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は多岐に
わたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指の
ソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、
各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を
最適化します。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。
NXおよびTeamcenterは、米国およびその他の国における
Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.または
その子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、
サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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