調査結果「子どもの携帯電話からのインターネット ~7割の親が『利用サイトを知らない』」

子どもの携帯所有率は49.0%。小1では5.6%だが、中学生で50.0%、高3は
100%とアップし、平均すると小学校低学年で15.9%、高学年で39.3%、中学
生で59.4%、高校生で95.9%。小1では48.1%が「欲しがっていない」が、小
6で「欲しがっていない」としたのは11.8%。小学校高学年以上の子どもにとっ
て携帯電話はもはや必需品と言えよう。

 子どもの携帯電話からのインターネット
          ~7割の親が「利用サイトを知らない」
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<調査結果のポイント>
・ 子どもの携帯電話「使用ルール決めている」59.8%。「自分の部屋に持
  ち込ませない」ルール設定も
・ 75.1%の家庭が「携帯電話を与えてよかった」と、子どもの携帯電話所
  有に肯定的。「親子のコミュニケーション良くなった」も15.4%
・ 子どもが携帯でやり取りするメールの数、30.2%が「どのくらい使って
  いるかわからない」
・ 子どもが携帯で送受信するメールの量を「どのくらいかわからない」親
  は30.2%。高校生の子を持つ親のみでは48.2%
・ 子どもが携帯から通話やメールしている相手の名前を「一人も知らない」
  親は21.3%
・ 子どもの携帯からのインターネット利用については、72.3%の親が「利
  用サイトを知らない」
・ 親は携帯電話の有用性は評価しているが、子どもの使用状況は把握しき
  れておらず、使用ルールを決めておくことで安堵し、保護サービスの積
  極的な利用はしていない

<調査分析>
回答者は30代後半~40代の女性が中心。就業形態はフルタイム勤務が35.1%、
パートタイム勤務が22.9%、専業主婦が35.8%。子どもは小学校低学年が
31.4%、高学年が24.4%、中学生が21.9%、高校生が22.3%(回答者数288名、
延べ子ども数439名)。

■子どもに携帯を与える時期、半数近くが中学校入学以前

子どもに携帯を与えた時期を聞いたところ、学年では中学1年、高校1年がそ
れぞれ17.2%と最も多いが、中学校入学以前を合わせると全体の45.6%と半
数近くを占める。また、専業主婦の親では41.8%だが、フルタイム勤務の親
では53.2%と10ポイント以上高い。


■携帯の利用ルール、6割が「決めている」。設定者の8割が「よく守られて
いる」

携帯電話の使い方について「子どもとルールを決めている」としたのは59.8
%。高校生でも51.8%と半数を超えている。また「そのルールは守られてい
るか?」との問いには、82.2%が「よく守られている」と答えており、反抗
期の中学生でも75.0%と高い。具体的なルールの内容を自由回答形式で聞い
たところ、「料金の上限」「利用時間や相手の制限」のほか、目立ったのが
「自分の部屋に持ち込ませない」「リビングでしか使わない」といった「使
用場所を制限する」もの。目の届く範囲でしか使わせない、というパソコン
に準じたルールを設けている家庭が少なくない点は注目されよう。


■「携帯電話与えてよかった」4分の3は肯定的。「コミュニケーション良く
なった」も15%

「携帯電話を与えてよかったと考えているか?」との問いには15.4%が「大
変そう思う」、59.8%が「まあそう思う」と答え、4人に3人は肯定的。特に
小学校低学年では88.2%と親の満足度は高い。また、「携帯電話を持たせる
ことで親子のコミュニケーションは変化したか?」との問いには、81.1%は
「特に変わらない」と答えたが、15.4%が「良くなった」と答えており、反
抗期が始まり難しい年齢に差し掛かる小学校高学年では27.6%、中学生では
18.4%とコミュニケーション貢献度の評価が高かった。


■使用頻度、使用時間、やり取りの相手、アクセスサイト…。つかみきれな
い使用実態

一方、子どもの利用状況をどの程度把握しているかを見ると、メールの頻度
については「どのくらい使っているかわからない」が30.2%、高校生では
48.2%と半数近くを占める。携帯電話の使用時間も、中学校以下ではある程
度把握できているが、高校生では「どのくらい使っているかわからない」が
27.1%と3割近い。また、5人に1人にあたる21.3%は携帯で連絡を取っている
相手の名前を全く知らず、携帯でインターネットを利用している子どもを持
つ親の72.3%は携帯でアクセスしているインターネットのサイトを「知らな
い」と答えている。親は子どもの携帯電話の使用状況を把握し切れていない
ようだ。


■低い保護サービス利用率、フィルタリング3割半、GPS2割

フィルタリングサービスの利用者は小学生、中学生では50%前後だが、高校
生では17.6%で全体では34.3%。GPS(位置情報提供サービス)は小学校低学
年では半数を超えるが、高学年では44.8%、中学校では26.3%と学年が上が
るにつれ低下しており、全体では21.3%にとどまっていた。

コミュニケーションツールとしての携帯電話の有用性は十分評価しているが、
使用実態はつかみきれておらず、携帯依存の予防線としてルール設定はして
いるものの、積極的な保護サービスの利用まではしていない、という親の実
態が伺える結果となった。

<調査データ>
・ 小・中・高校生の子どもが携帯電話を持っているか?
・ 与えた時期は?
・ フィルタリングサービスやGPSについては知っているか?利用しているか?
・ 子どものメールの利用頻度は?やり取りする相手を知っているか?
・ 携帯でのネット閲覧やメールの利用時間はどれくらいか?
・ 利用料金は?どんな料金プランを使っているか?
・ 子どもが携帯で何をしていると思うか?
・ 子どもが携帯で閲覧しているインターネットサイトを知っているか?
・ 子どもに携帯電話を持たせることで、親子のコミュニケーションは変化
  したか?
・ 携帯を使用する際のルールはあるか?守っているか?
・ 子どもに携帯電話を与えてよかったと考えているか?
など

<調査概要>
調査日  :2008年9月5日~2008年9月5日
調査対象 :小、中、高校生の子どもを持つ親
有効回答数:288名
男女比  :男性:9.7% 女性:90.3%
年代比  :~29歳:2.4% 30~34歳:5.9% 35~39歳:27.4%
      40~44歳:33.0% 45~49歳:21.5% 50歳~9.7%
パネル  :レシピサイト「スピードクッキング」登録会員
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 「子どもの携帯電話使用に関する意識調査」

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