米国ニューヨーク、2008年9月17日
世界のモバイルインフラ市場のトップはEricssonだが、Nokia Siemens Networks、Alcatel-Lucentや、アジア地域のベンダ、特に右肩上がりのHuaweiとの激しい競争を強いられている。
「2008年第1四半期の、Huaweiの世界のセルラーインフラの市場占有率は約8%である。一方、Ericssonは約29%、Nokia Siemensは23%強である」と米国調査会社ABIリサーチのシニアアナリストNadine Manjaro氏は言う。「だが数値の差に誤魔化されてはいけない。過去1年半の市場シェア全体の増加を考慮すれば、Huaweiは注目に値するベンダだ。第3位のベンダAlcatel-Lucentは1、2位からかなり離れており、市場シェアはわずか13%強である。」
Alcatel-Lucentにとって、2008年第2四半期は企業合併後、最も低迷した四半期だった。2008年前半、同社の無線インフラの出荷台数は2007年下半期に比べて63%減少した。北米の取引先トップ2のSprintとVerizon Wirelessは、EV-DO Rev Aの導入が完了したためにCDMAの費用がダウンした。Sprintだけを見ると、資本支出が2007年第2四半期に比べて10億ドル減少した。
「中国は大規模な無線市場で、国内トップ3のオペレータは今後3年間でインフラにほぼ800億ドルを投資する予定である」とManjaro氏は言う。「インドとアフリカの市場が好調なこともあって、今後3-5年以内にHuaweiが市場のトップに踊り出るだろう。有力な中国の巨大企業であるHuaweiに立ち向かうEricssonが安全圏にいられる可能性は低いだろう。」
ABIリサーチの調査レポート「モバイルネットワークベンダのSWOT分析:モバイルネットワークインフラのトップ企業」は、多数の主要ネットワークインフラベンダの長所、短所、ビジネスチャンス、課題を分析している。また、調査と開発の投資、製品ラインの相違、地理的な販売流通、長期的な戦略、企業財務の分析も行っている。
この調査レポートは、他の調査レポート、リサーチブリーフ、「Market Data」、オンラインデータベース、「ABI Insights」、「ABI Vendor Matrices」、アナリストへの質問時間を含む「モバイルネットワーク年間リサーチサービス」の一環である。
◆調査レポート
モバイルネットワークベンダのSWOT分析:モバイルネットワークインフラのトップ企業
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