世界のホームネットワークの市場成長は順調だがパワー不足

米国の調査会社インスタット社は出版レポート「世界のホームネットワーキングとブロードバンドCPE市場調査:市場概観と2012年までの予測 - Global Home Networking and Broadband CPE Outlooks Through 2012」のプレスリリースにおいて、世界のホームネットワークの導入数が2008年末までに2億に達するという予測結果を発表した。

ブロードバンド加入者数の増加、帯域幅共有、ブロードバンド通信会社のレジデンシャルゲートウェアの利用、アジア太平洋地域での成長によって、世界のホームネットワークの導入数は、2008年末までに2億に達するだろうと、米国調査会社インスタット社は報告する。ブロードバンドとネットワークCPE(宅内機器)市場の成長は、前年比で減速したが、技術の更新による買替え市場によって、少なくとも2012年までは成長力を保つだろう。CPE市場とは、DSL、ケーブル、Fiber-to-the-Home (FTTH)、固定無線ブロードバンド(FWB)、固定衛星ブロードバンド(FSB)のブロードバンドモデム、ルータ、レジデンシャルゲートウェイ機器などである。

「世界のブロードバンド加入者数は2010年に5億を上回り、買い替えやアップグレードによる非常に大きな市場が出現すると予測している。ギガビットイーサネット、VoIP、DSLフォーラムのTR-69と802.11nは、今後数年間のCPEのアップグレードや買い替え促進の好機である。しかし、消費者は802.11gと802.11nの利点や違いをよく知らないために、802.11nへのアップグレードには困難が付きまとうだろう」とインスタット社のアナリストJoyce Putscher氏は語る。

インスタット社は、下記についても調査した。
■ 世界のCPE出荷数は、2007年に15%成長して1億4900万であった
■ 2010年までには、ゲートウェイは世界の一年のCPE収益の多くのシェアを占めるだろう
■ インスタット社は、2012年までは、無線ユニットでは、DSLゲートウェイの出荷数よりもルータが多いと予測している。ルータのアジア太平洋地域のシェアは、2011年まで増加し続けるだろう。それは、特に中国のホームネットワーク数の増加によるものだろう
■ 世界のホームLAN PHYインタフェース出荷数は、2010年までに5億を上回るだろう
■ 「グリーン」ネットワーク装置は、消費者の最も重要な関心事ではない

インスタット社の調査レポート「世界のホームネットワーキングとブロードバンドCPE市場調査:市場概観と2012年までの予測 - Global Home Networking and Broadband CPE Outlooks Through 2012」は、世界と地域毎の機器出荷数、ホームネットワーク、国際間と国内の消費者調査の分析と、詳細な予測を提供している。ブロードバンドモデム、ルータ、DSL用のレジデンシャルゲートウェイ、ケーブル、FTTH、FWB、FSBなどの、世界の主要なCPE市場分析を地域毎に提供している。VoIPは、DSL、ケーブル、ルータ機器について予測している。ホームネットワーク機能のあるデバイスの世界の出荷数と収益を、NICs/LOM、アグリゲータ、メディアネットワークデバイスの総出荷数と収益をセグメント別に予測し、ホームネットワークのインストール数を技術セグメントと地域毎に予測している。


[調査レポート]
世界のホームネットワーキングとブロードバンドCPE市場調査:市場概観と2012年までの予測
Global Home Networking and Broadband CPE Outlooks Through 2012
リンク

インスタット (In-Stat)について
リンク

※このプレスリリースに関するお問合せ
リンク

株式会社データリソース
107-0052 東京都港区赤坂4-5-6
Tel:03-3582-2531Fax:03-3582-2861
リンク
Eメール:info@dri.co.jp

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]