加入者データ管理を新しい収益チャンスにしようとしているサービスプロバイダ

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、世界の多くのモバイルと固定網のオペレータが加入者データ管理ソフトウェアや統合サービスに投資していると報告する。

カリフォルニア州キャンベル、2008年7月16日
米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社が年2回出版する調査レポート「加入者データ管理のソフトウェアと統合サービス」は、世界の多くのモバイルと固定網のオペレータが、加入者に新しいサービスを提供し、新しいサービスの導入コストを削減し、収益を生む出すマッシュアップサービスを配信するための、加入者データ管理ソフトウェアや統合サービスに投資していると報告している。

この調査レポートは、サービスプロバイダ、特にEMEA(欧州、中東、アフリカ)やアジア太平洋地域のモバイルオペレータは、SDMソフトウェアと統合サービスに対して、2007年に世界で1億600万ドルの投資をしていると報告している。

SDMソフトウェアによって、さまざまなネットワーク、アプリケーション、データベースにおいて、アイデンティティ情報、サービスプロフィール、好み、デバイス情報などの加入者データの収集や集計をしたり、集約的に保管したりすることが容易になる。SDM統合サービスは、SDMソフトウェアやサービスをサービスプロバイダのネットワークやビジネスプロセスインフラに統合することができる。

SDMによって、加入者のサービスプロフィールと個人の好みを整理してみることが出来れば、データの重複と矛盾を排除し、顧客は要求するサービスを確実に受け取ることができる。

「サービスプロバイダは、さまざまな理由から、加入者データ管理ソリューションに投資している。サービスバンドリングや販売増強以外にも、オペレータはSDMによって、SIMカード詐欺の削減や、複数のSIMカードで加入者を管理することができる。SDMは、初めは企業分野から始まったが、現在は、アプリケーション、サービスコンポーネント、加入者データなどを、物理的、論理的なデータベースやサーバから分離させようとしているサービスプロバイダが力を入れており、総合的なネットワークの仮想化傾向では不可欠なものとなっている。サービスプロバイダにとって、capexとopexの削減である」とインフォネティクスリサーチ社の主任アナリストJeff Heynen氏は語る。

主な調査項目を以下にあげる。

*2008年1月にNokia Siemensが14万ユーロでApertioを買収し、SDMの初期市場は着実に成長しているといえる
*Bridgewater Systems、Xeround、Blueslice Networksなどの企業は、モバイルオペレータが既存のHLRインフラのアップグレードの大規模な計画の一部として採用されるような魅力的なSDMソリューションを提供している
*SDMソフトウェアの主要な要素は、下記のとおり
**幅広いネットワークから加入者やデバイスのデータを集めて集計するアグリゲーションエンジン
**複数のサービスやポリシーで、標準的なユーザープロフィールを生成するデータ連携ソフトウェア
**様々なリソースに接続してアイデンティティを管理するアイデンティティ管理ソフトウェア

インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「加入者データ管理のソフトウェアと統合サービス」は、SDMソフトウェアと統合サービスの世界と地域毎の市場規模と2007-2011年の予測を提供している。北米、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、アジア太平洋地域、カリブ海・ラテンアメリカ地域を調査している。人気製品、ベンダ毎の製品区分、サービスプロバイダ毎のSDMコントラクト、市場全体と地域毎の市場牽引要因、市場ロードマップ、サービスプロバイダの調査と分析、新製品の発表などを記載している。

◆調査レポート
加入者データ管理のソフトウェアと統合サービス
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