アクテルFPGAが車載向けの高度な品質管理認証ISO/TS16949を取得

高信頼性が要求される車載アプリケーション向け低消費電力FPGAの水準を向上

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:
アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区)は本日、同社の
フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)が
ISO/TS 16949:2002認証を取得したと発表しました。

これにより自動車メーカーは自信を持ってアクテルのFPGAをシステム
クリティカルな車載アプリケーションに組み込むことができます。
アクテルは、先にProASIC<R>3デバイスについて「AEC-Q100グレード1」
と「グレード2」認証を取得し、生産部品承認プロセスである
PPAP(Production Part Approval Process)文書にも対応しています。
更に、今回の認証取得によって、市場でもっともグレードの高い
低消費電力FPGAを車載に採用できることが保証されました。また、
アクテルの設計・開発・製造プロセスは、ISO/TS 16949規格の
厳しいガイドラインを満たすことが確認されました。


高信頼性プロダクト・マーケティング担当シニア・マネジャー、
Terry Penceのコメント
「自動車メーカーに納入するには、多くの場合、この認証取得が
必須条件となります。今回のISO認証取得により、当社の品質管理
システムが自動車業界向けのベストプラクティスに従い、継続的な
改善に対応するプロセスを提供することが確認されました。
自動車業界の厳しい要求を満たすことで、当社の製品が車載
コンピュータや安全性ならびに、車体向けのエレクトロニクス・
アプリケーションに要求される過酷な条件に適応することが
保証されます」


高信頼性設計のアクテルFPGA
アクテルのフラッシュベースFPGAは、業界で最も低消費電力で、
SRAMベースのFPGAよりはるかに優れたファームエラー耐性を有します。
このため、普通の自動車からトラック、機関車まで、さまざまな
輸送車両における高い信頼性が必要なアプリケーションにFPGAを採用し、
FPGAが持つ柔軟性、高性能、全体的な低プログラム・コストといった
特性を活かすことができます。アクテルの車載グレードの
フラッシュベース・デバイスの70%以上が、これまで、パワートレイン、
安全システム、トランスミッション・コントロールなど、
車載コンピュータ内のアプリケーションに採用されています。


アクテルのProASIC3ファミリは昨年、FPGAでは初めて
「AEC-Q100グレード1」と「グレード2」認証を取得したと
発表しました。この認証により、ProASIC3デバイスのジャンクション
温度範囲(摂氏-40度から+135度)が拡大したことが実証されました。
摂氏135度でのスタティック消費電力が40mAと極めて低いながらも、
熱信頼性や熱暴走の心配もなく、極端な低温や高温に長期間
耐えることが可能です。
(発表資料:アクテル、FPGAが重要な車載コンピュータの
パワートレイン、安全システムに採用)
リンク


ProASIC3ファミリはまた、FPGAスイッチ・コントロールに独自の
オンチップ・フラッシュ・メモリを採用しているため、
コンフィギュレーションのビット化けを発生させる、中性子に
起因するファームエラーは発生しません。これは無欠陥を目標とする
業界では必須条件です。従って、アクテルの車載グレードのFPGAは、
車載コンピュータへのアプリケーションで使用される、複雑で高価な
ASIC(特定用途向け集積回路)の代替品として、実際に使用可能な
初のFPGAとなります。


アクテルについて
アクテルの革新的なFPGAであるプログラマブル・システム・チップ・
ソリューションは、チップ・レベル、システム・レベル双方の電力消費
を削減し、電力効率に優れた設計を実現します。アクテル(ACTL)は
Nasdaq National Marketに上場しています。詳しい情報は
ウェブサイト(jp.actel.com)をご覧下さい。

用語解説

※ ActelおよびActel IGLOOの名称とロゴはActel Corporationの
  登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、
 それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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