管理セキュリティ市場は21%上昇、管理暗号化VPN市場は2007年に停滞

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、世界の管理セキュリティーサービス市場は2011年までに138億ドルに達するだろうと報告する。

カリフォルニア州キャンベル、2008年7月7日
米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「セキュリティと暗号化VPNサービス」は、CPE、ネットワークベースの管理ファイアウォール、コンテンツセキュリティ、その他のセキュリティーサービスなどの世界の管理セキュリティーサービス市場が、2007-2011年の間でほぼ倍増し、138億ドルに達するだろうと報告している。

この調査レポートは、管理セキュリティーサービス市場は2006-2007年で21%成長し、その収益の約半分は、管理ファイアウォールと、最も急速に成長しているコンテンツセキュリティによるものであるとしている。

「Googleなどの従来型のプロバイダではない企業の登場と、企業のSaaS(software-as-a-service)の受容が、特にクラウドサービスにおけるコンテンツセキュリティサービスのビジネスチャンスを推し進め、2011年までは力強く成長し続けるだろう。一方、管理暗号化VPN市場は、製品改革とコスト削減が導入を困難にしているために、推進要因はあるものの、暗号化サイト間VPNサービスに代わってMPLSへと移り始めている」とインフォネティクスリサーチ社のネットワークセキュリティ部門のアナリストJeff Wilson氏は語る。

主な調査項目を以下にあげる。

*コンテンツセキュリティサービスの収益は、2007-2011年で約3倍増になるだろう
*2007年のセキュリティサービス支出では、大規模企業が44%、中規模企業が34%、小規模企業が22%を占めるが、2011年には大規模企業のシェアは下落し、小規模企業のシェアは上昇するだろう
*管理暗号化VPN市場は、2006-2007年でわずかに1%上昇し、今後4年間はゆっくり下降線をたどるだろう
*管理暗号化VPN市場全体は縮小しているが、SSL VPNサービス部門は2007-2011年に年平均成長率25%で上昇するだろう

インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「セキュリティと暗号化VPNサービス」は、管理暗号化VPNサービスの収益を、IPSec vs. SSL、リモート接続 vs. サイト間、CPE- vs. ネットワークベース、小規模・中規模・大規模企業の4つの分類で、また、管理セキュリティサービスの収益を管理ファイアウォール vs. コンテンツセキュリティ vs. その他のセキュリティサービス、CPE- vs. ネットワークベース、小規模・中規模・大規模企業の3つの分類で記載している。市場規模と予測を、北米(米国、カナダに分けて)、欧州・中東・アフリカ地域、アジア太平洋地域、カリブ海・ラテンアメリカ地域と世界に分けて記載している。


◆調査レポート
セキュリティと暗号化VPNサービス
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