兼松エレクトロニクス(KEL)、米国Optica社のテープ暗号化アプライアンス装置 およびFICON/ESCONコンバータの販売開始

 兼松エレクトロニクス株式会社(社長:榎本 秀貴、本社:東京都中央区、以下KEL)はこのたび、Optica Technologies Inc.(本社:米国コロラド州 以下Optica社)と販売代理店契約を締結し、同社製品の取り扱いを開始いたします。

 Optica社は、米国においてIBMメインフレーム用チャネル製品の製造・販売を行っており、IBM社にも製品を供給するなど、この分野では40年もの長い期間に渡って実績を積み重ねてまいりました。今回のテープ暗号化アプライアンス装置“Eclipz”は、メインフレームとテープ装置の間に置かれ、メインフレームの負荷を意識することなく、その配下に接続されるテープ装置のメディアを暗号化する製品です。
 日本国内でも、2005年4月の個人情報保護法の全面施行から、外部に持ち出すテープ媒体の暗号化の必要性が高まり、最近発表されている新しいテープ装置には暗号化機能を採用できる製品も多く見られるようになってきましたが、現在多くのユーザーが使用しているテープ装置には暗号化機能はなく、これらを暗号化するためには多くの手間と費用が必要になります。これに対して、Optica社の“Eclipz”は現状の環境を変更することなく、容易にテープの暗号化が可能になることから、今後、金融機関を中心にテープの暗号化に取り組む多くのユーザーに受け入れられるものと考えています。
 また、Optica社のFICON/ESCONコンバータ“Prizm”は、IBMメインフレーム用光チャネルESCON環境に接続された機器を最新のチャネル環境であるFICONに接続するための機器で、既存のI/O機器のチャネルインターフェースを変更することなく、新しいチャネル環境に接続できるものです。IBMの新しいメインフレームでは、ESCONチャネルからFICONに移行しており、既存のESCON接続のI/O機器を使用するためには、このようなコンバータが必要になります。
 メインフレーム市場は、一時ダウンサイジングなどの流れから縮小傾向にありましたが、運用管理の簡素化などによるコスト削減やシステムの信頼性維持などを目的に、多くのユーザーがメインフレーム環境に留まっています。
 KELでは、これまでもメインフレームユーザーのお客様方に様々なソリューションを提供してまいりましたが、今回のOptica製品の販売開始により、さらに多くのお客様の手助けができるものと考えています。


製品ラインナップ
【テープ暗号化アプライアンス装置“Eclipz”】   

<特 徴>
1.装置あたり2/4のチャネル接続
2.チャネルスピードのパフォーマンス維持
3.AES 128/256採用による強固な暗号化システム
4.装置あたり最大16テープドライブをサポート
5.容易なKey管理システム
<導入のメリット>
1.既存のテープ装置資産を生かして容易に暗号化対応可能
2.CPUに依存しない高速な暗号化対応
3.複数のテープ装置環境での一元的な管理
<標準価格>
1,100万円~

【FICON/ESCONコンバータ“Prizm”】

<特 徴>
1.FICONチャネル環境をESCONチャネル環境に変換
2.標準構成 1/4、2/8
3.冗長構成
4.FICONからBus/Tagコンバージョンサポート
<導入のメリット>
1.既存のESCON接続のI/O機器に対する投資の保護
2.広範なI/O機器をサポート
3.1台で複数の機器を接続可能(ダイレクタ機能)
<標準価格>
800万円~


KELコメント
「Optica社は全世界の上位のデータセンターで実績があると認識しており、我々はそこに我が社の販売力やシステムインテグレーション能力を付加価値としてご提供可能であると信じている。この組み合わせにより、日本市場において両社が成功を収めることになり、これを達成するためにすでに各メインフレームベンダーと動き始めている。」
兼松エレクトロニクス株式会社 取締役 システム製品・R&D部門担当 小西 静男

Optica社コメント
「KELの顧客満足に対するコミットメントとインテグレーション能力には他に類を見ないものがある。KELは日本における主要な企業との長期的な関係を築き、かつメインフレーム市場に対しさまざまなサービスを提供してきており、Optica社にとっては完璧なパートナーである。KELが提供するインテグレーション能力に我々の製品を組み合わせることで、より強固で、より顧客満足度の高いソリューションが提供可能になる。我々は長期に渡り、有意義な関係構築をしたいと考えている。」
Optica Technologies Inc. Vice President of WorldWide Sales
オプティカ社 副社長 ワールドワイドセールス担当 Mr. Michael Dailey


【 兼松エレクトロニクス株式会社の概要 】
(1)商号:兼松エレクトロニクス株式会社(英文表記:Kanematsu Electronics Ltd.)
(2)事業内容:IT(情報通信技術)を基盤に企業の情報システムに関する設計・構築、運用サービスおよびシステムコンサルティングとITシステム製品およびソフトウェアの輸出入販売、賃貸・リース、保守および開発・製造、労働者派遣事業
(3)本店所在地:東京都中央区京橋2-17-5
(4)代表者:代表取締役社長 榎本 秀貴
(5)資本金:90億3,125万円
(6)売上高:555億円(平成20年3月期)
(7)従業員:1,011名(連結)・584名(単体)
(8)URL:リンク

【 Optica Technologies Inc.の概要 】
(1)本社所在地:米国コロラド州ルイスビル
(2)設立:1967年
(3)代表者: Greg L. Collins
(4)URL:リンク


*文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。


【営業に関するお問い合わせ先】
兼松エレクトロニクス株式会社
R&D本部 製品開発部 第二課 担当:木下
TEL:03-5250-6456/FAX:03-5250-6260
e-mailアドレス:g_kino@kel.co.jp

【報道関係からのお問い合わせ先】
兼松エレクトロニクス株式会社 広報課 山川 / 猿渡
TEL:03-5250-6328/FAX:03-5250-6800
e-mailアドレス:info@kel.co.jp

このプレスリリースの付帯情報

テープ暗号化アプライアンス装置“Eclipz”

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