消費者は、当分は携帯電話のナビゲーションサービスよりPNDを好むだろう
GPS機能のあるモバイル機器は、今後5年間は40%近くの年間成長率で上昇し、2012年に世界で8億3400万台を上回るだろうと、米国調査会社パークスアソシエイツ社の調査レポート「GPS技術と機器市場調査:市場と技術、メーカー、サービスオペレータ、利用者の分析 / GPS: A Path to New Applications on Mobile Devices」は報告する。
この調査レポートは、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)、携帯電話、スマートフォン、ポータブルメディアプレイヤー、PDAなどの様々なモバイル機器を調査している。2012年までは、携帯電話やスマートフォンが出荷数の大半を占めるが、PNDは今後3年間、ナビゲーション利用の選択肢として広く利用されるようになるだろうとパークスアソシエイツ社のシニアアナリストHarry Wang氏は語る。
「GPSは移動体端末の標準装備となるだろうが、携帯電話会社がマスマーケットにおいて、GPSで収益を得ることができるのは2、3年後になるだろう」Wang氏は語る。最近、画面が大きくなり、より安価で多機能になったために、消費者はPNDを選択している。
「携帯電話のナビゲーションサービスの利用は、PNDやGPS機能のあるモバイル機器に追い越されるだろう。キャリアは、使いやすく革新的なサービスと収益モデルによって、消費者の関心と利用を高めることができるだろう」とWang氏は語る。
調査レポート「GPS技術と機器市場調査:市場と技術、メーカー、サービスオペレータ、利用者の分析」は、GPS機能のあるモバイル機器に関する調査を行い、主要なモバイルナビゲーションプラットフォームの市場トレンドと、ハードウェアメーカーやサービスオペレータ、そして最終的には利用者である消費者の、GPSなどの付加価値のあるコンテンツやサービスの採用を分析している。
[調査レポート]
GPS技術と機器市場調査:市場と技術、メーカー、サービスオペレータ、利用者の分析
GPS: A Path to New Applications on Mobile Devices
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