OneSpin、業界初のギャップのない検証を可能にするSVAソリューションを発表

新しい画期的なSVAライブラリによりタイミングダイアグラムを使った簡単なプロパティ開発が可能

2008年6月4日、ドイツ ミュンヘンおよびカリフォルニア州サニーベール発 –革新的かつ最高のキャパシティを持つフォーマル検証ソリューションを提供するEDAベンダー OneSpin Solutionsは本日、業界初のSystemVerilog Assertions (SVA) を使ってギャップのないRTL検証を行うことができる検証ソリューションを発表しました。このソリューションは標準検証言語を使った検証テクノロジにおける大きな技術的ブレイクスルーです。このソリューションではユーザーがタイミングダイアグラムをSVAプロパティとして簡単に入力できる新しい画期的技術SVA Timing Diagram Assertion Library、TIDAL™を提供しています。OneSpinの360 Module Verifier (360 MV) のユーザーはこれにより、検証工数を大幅に削減し最高の検証品質を保証するGapFreeVerification™ プロセスを実行できるようになりました。OneSpinはこの新機能を6月9日から12までカリフォルニア州アナハイムで開催されるDesign Automation Conference(ブース#625)で紹介します。


本日発表された新技術、ならびに先日発表された360 MVによるSVAで記述されたアサーションおよびハイレベルプロパティの検証サポートにより、 360 MV とそのGapFreeVerificationプロセスは市場で最も包括的なフォーマルSVA検証ソリューションとなります。この比類のないソリューションは高度なテストベンチと比較して検証工数を最大1/5までに削減可能で、10万行以上のRTLコードを含む設計の検証を可能にすることができる、最も生産性が高くフォーマルRTL検証製品の一つであり、また最高のキャパシティを備えています。


GapFreeVerificationはSVAを使ったものとして唯一の閉ループ検証プロセスです。この機能は検証プラン作成、実行、デバッグおよびフォーマルカバレッジ解析においてユーザーをガイドします。自動ギャップ検出機能は未検証のRTL機能や、仕様に含まれるギャップおよびエラーを特定します。これにより検証プランの作成が大幅に簡素化され、カバレッジモデルの作成や、検証品質の評価および改善のための膨大なカバレッジデータの人手による分析などが必要なくなります。また、360 MVの自動ギャップ検出は、検証生産性の向上と最高の品質を実現するための鍵となる、検証プラン作成、実行、検証品質の解析の閉ループプロセスへの統合を可能にした唯一の技術です。


TIDALは360 MVの直感的なオペレーションベースの検証アプローチをサポートしています。TIDALによりユーザーはモジュールベースのオペレーションの意図する動作を指定するためのタイミングダイアグラムを直接、対応するSVAプロパティに転記することができます。その上で360MVの自動ギャップ検出を使用してSVAプロパティセットに含まれるすべてのギャップを体系的に検出し、クローズすることができます。標準SVAでモデル化されたTIDALのコンストラクトにより、ユーザーはわかりやすいタイミングダイアグラムのコンセプトをフォーマル検証に活用することができ、初心者もフォーマル検証のエキスパートも習得、導入が短期間に行えます。


OneSpinの社長兼CEO、Peter Feistは次のように述べています。「標準のSystemVerilog Assetionでの自動ギャップ検出を含む検証プロセスに対する顧客からの要求があったのです。新しいTIDALライブラリおよびSVA対応の360 MVとGapFreeVerification検証プロセスによりこのニーズに応えることができました。このソリューションはSVAベースのフォーマル検証にかつてない生産性、適応性、キャパシティを実現し、可能な限り最高の検証品質を保証するものです。」


価格と提供時期


SVAベースのGapFreeVerification™ および TIDAL™ は今月末リリース予定の360 MVバージョン5.0に追加費用なしで含まれています。


OneSpin Solutionsについて


EDA(Electronics Design Automation)ベンダーOneSpin Solutionsは、複雑なデジタル設計の機能検証を容易化し、検証工数を短縮する、革新的かつ最もキャパシティの高いフォーマル検証ソリューションを提供しています。市場をリードする通信、自動車、コンシューマエレクトロニクス、組み込みシステム メーカーが可能な限り最高の検証品質を達成し、検証工数を削減するためにOneSpinの検証ソリューションを利用しています。詳細な情報はリンクをご覧になるかinfo@onespin-solutions.comまで電子メールでお問い合わせください。


Editorial contact:
Sarah Miller for OneSpin Solutions, +1 231-264-8636,
sfmiller2994@sbcglobal.net
日本語 : 日本ワンスピン・ソリューションズ株式会社 
コリン メーソン
090-8775-8419 ,
colin.mason@onespin-solutions.jp

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