2007年にWiFi携帯電話は60%、無線LAN機器は20%上昇、Ciscoの独壇場

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、世界の無線LAN機器の販売は、2006年から20%上昇して2007年には19億ドルに達したと報告する。

英国ロンドン、2008年3月25日
企業向けの無線LANの登場と802.11nへのアップグレードによって、非依存型/依存型アクセスポイントやWLANスイッチ/コントローラなどの世界の無線LAN機器の販売は、2006年から20%上昇して2007年には19億ドルに達したと米国調査会社インフォネティクスリサーチ社のクォータリーレポート「無線LAN機器と携帯電話」は報告する。

企業市場での無線VoIPの採用が進み、企業向けのシングルモードWiFi電話の販売は、2007年に61%と急成長した。

「無線LANは、ユビキタス技術として成長を続け、ノートPC、PDA、電話、ゲーム機、メディアアダプタへの搭載が一般的になっている。幅広い機能と価格の安さ、柔軟性、使いやすさによって、3.5GやモバイルWiMAXなどの今後現れてくる高速無線技術も重要な技術となるだろう。さらに、iPhoneやRIMのWiFi BlackberryのようなWiFi機能のあるスマートフォンは、WiFiホットスポットトラフィックを大きく増加させるだろう。2008年1月に、米国でiPhoneを提供するAT&Tが、T-Mobileのスターバックスのホットスポットを獲得したことは、新たな刺激を与えた」と、インフォネティクスリサーチ社の無線とモバイルデバイス部門の主任アナリストRichard Webb氏は語る。

主な調査項目を以下にあげる。

*世界の無線LAN機器市場は、2007年第3四半期の好調の後、2007年第4四半期に1%下落した
*世界の無線LAN収益は、2011年に34億ドルと予測される
*WLANスイッチ収益は、2011年に34億ドルと予測される
*WLANスイッチとコントローラの収益は、依存型アクセスポイントの出荷が貢献して2007年第4四半期に15%上昇した
*802.11n製品の速度は魅力的であるが、企業がアップグレードする前に802.11gへの投資を回収したいと考えるために、採用は徐々に進むだろう
*Ciscoは世界のWLAN機器市場を独占しており、WLAN収益は四半期毎に2億ドルで、企業とサービスプロバイダセグメントの1位を維持している
*ArubaとMotorolaが成長している企業セグメントの2位を争っており、Trapeze Networksがこれに続く

インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「無線LAN機器と携帯電話」は、企業とサービスプロバイダに分けて、依存型アクセスポイント、WLANスイッチとコントローラ、企業向けシングルモードWiFi携帯電話を調査している。WLANハードウェアの収益は、企業とサービスプロバイダ顧客によって分けて記載している。予測とシェアは、年4回アップデートする。

3Com/HC3、Aerohive Networks、Aruba Networks、Browan、Cisco、Colubris、D-Link、Extricom、Extreme、Gemtek、HTC、Meru Networks、Motorola、NETGEAR、Polycom、ProCurve、Proxim、SMC Networks、Trapeze Networks、Vocera、Zultysなどの企業について調査している。


◆調査レポート
無線LAN機器と携帯電話
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