米国の調査会社TheDiffusionGroupは、オンライン映画には魅力ある消費者向けサービス特性が重要という調査結果を発表した
米国の主要なブロードバンドメディアコンサルタントであるTheDiffusionGroupは、ウェブベースのビデオサービスに関する調査レポート「オンライン映画ダウンロードサービス市場調査-AttributesofaSuccessfulOnlineMovieDownloadService-WhattheConsumerWants」を出版した。消費者を対象に、10のサービス特性(コンテンツから双方向機能に至る)に関する第1次調査を行った。
「オンライン映画のダウンロードサービスは、クリティカルマスに達していない。アップル社のSteveJobs氏でさえ、どのようなサービス特性の組合せが消費者にとって魅力的であるのかを理解しきれていない」とTheDiffusionGroupの社長MichaelGreeson氏は語る。
アップル社のような強力なブランドや、Vuduなどの革新的なサービスの開始を以ってしても、成人のブロードバンドユーザーの10%しか、オンラインダウンロードで映画の購入やレンタルを利用しておらず、しかも利用者はさほどしばしば利用していない。その原因は、オンライン映画ダウンロードサービスの認知度が低いばかりでなく、ユーザがサイトを見て高品質のコンテンツを見つけ、簡単に従来のウェブサイトとあまり違和感なく利用できるような、魅力あるサービス特性を提供することが重要である、とGreeson氏は語る。
消費者が最も重要と考える特性は、ダウンロードした映画コンテンツをPCではなくテレビで見られるということで、これはTheDiffusionGroupがオンライン映画のダウンロードサービスの成功の条件として以前から指摘してきたことである。「テレビで画像を見ることは、消費者のメディア行動として確立したものである。映画全編をPCやモバイル機器で見ることは、ユーザにパラダイムシフトを突きつけることになり、多くの消費者にとっては受け入れがたい。PCでテレビのショー番組やユーザ作成コンテンツなどの短いコンテンツを見るのに比べて、映画全編をみることはかなり抵抗感のあるメディア経験である。オンライン映画のダウンロードサービスは、このような感じ方を踏まえて、テレビでの視聴へと移行していくであろうが、テレビベースのオンライン映画ダウンロードサービスが正しい特性の組合せを提供しない限り、新しいケーブルVODサービスや、BlockbusterやNetflixのようなレンタルサービスに比べて貧弱なサービスしか提供できないということになる」とGreeson氏は語る。
調査レポート「オンライン映画ダウンロードサービス市場調査-AttributesofaSuccessfulOnlineMovieDownloadService-WhattheConsumerWants」は、コンテンツ、双方向サービス、プラットフォームの選択などの、オンライン映画ダウンロードサービスの10の重要な特性について評価している。あらゆる角度から、オンライン映画ダウンロードサービスのプロバイダにとって最も重要な特性をランク付けしている。
[調査レポート]
オンライン映画ダウンロードサービス市場調査
AttributesofaSuccessfulOnlineMovieDownloadService-WhattheConsumerWants
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