モバイルマーケティングの市場収益は2013年に240億ドル

米国の調査会社ABIリサーチは、日本や韓国などで誕生したモバイルマーケティングは、西ヨーロッパで軌道に乗り、北米でも成長し始めていると報告する。

米国ニューヨーク、2008年1月14日
日本や韓国などで誕生したモバイルマーケティングは、西ヨーロッパで軌道に乗り、北米でも成長し始めている。消費者はデータ通信の定額プランでモバイルメッセージングを利用するようになっている。また広告支援のモバイル検索、ビデオ、ゲームコンテンツなどの新たなプラットフォームが登場し、2007年に18億ドルだった世界のモバイルマーケティング市場は2013年までに 240億ドル超に急成長すると予測している。

「2007年がそれまでと明らかに変化したのは、市場がメディアによるブランド確立キャンペーンに不可欠な要素として、モバイルマーケティングを受け入れたという点である」と米国調査会社ABIリサーチの取締役 Michael Wolf氏は言う。「モバイル広告はもはや広告主の想定を超えており、情報サービスや競争力の高いコンテンツによって、消費者により直接的に明確なメッセージを提供する、非常に個人的な広告媒体となっている。」

だが環境が非常に未熟なため、市場が発展するには時間を要するだろう。多数のモバイルマーケティングプラットフォームプロバイダが登場し、Google、Yahoo、Nokiaなどの大企業は、すでにこの変化の早い市場に多額の投資を行っている。Admob、Enpocket/Nokia、Millennial Mediaといった広告ネットワークやソフトフェア分野の新興企業は、1990年後半のインターネット広告の最盛期のように、市場で重要な位置を占めている。

「市場の初期段階では、多くの技術プラットフォーム企業がインタラクティブエージェンシー(インターネット広告に力を入れる広告代理店。技術変化が激しいため、技術的要素が求められる)として主要なブランドを築いている」とWolf氏は言う。「だが、大規模広告代理店のインタラクティブ部門やパートナーの役割が明確になるにつれ、主要なプラットフォームプロバイダとより密接に連携するようになっている。」

ABIリサーチの調査レポートによれば、当初、消費者はモバイルマーケティングに対して否定的だったが、その見解は利益があるかどうかで大きく変わる。調査回答者の54%はモバイルマーケティングメッセージに断固反対だが、その同じ回答者の70%が着信音や無料の音楽などの誘因があればモバイルマーケティングを利用するとしている。

ABIリサーチの調査レポート「モバイルマーケティングと広告:モバイルインターネットのマーケティングブランドと製品:メッセージング、ゲームとビデオが主力サービスに移行」は、モバイルメッセージングマーケティング、携帯サイト(テキストとバナーを含む)、モバイル検索、モバイルゲーム広告、モバイルビデオ広告などのモバイルマーケティングの主要分野を詳細に分析している。

この調査レポートは、「デジタルメディア年間リサーチサービス」および「モバイルコンテンツ年間リサーチサービス」の一環として提供されている。

◆調査レポート
モバイルマーケティングと広告:モバイルインターネットのマーケティングブランドと製品:メッセージング、ゲームとビデオが主力サービスに移行
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◆米国 ABIリサーチについて
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