米スタンフォード大と業界各社が参加するグローバルSCM調査機関が、B2Bアウトソーシングに関する調査結果を発表

~245%のROI(投資利益率)、顧客満足度やB2B技術能力の大幅な向上など、数多くの企業が卓越した価値を報告~

【2007年 10月17日 米メリーランド州ゲーザーズバーグ発】
世界最大手の企業間電子商取引(B2B)ソリューション・プロバイダーである米GXS, Inc.(本社:米メリーランド州、以下「GXS」) はこのほど、米スタンフォード大学が実施した調査の結果、企業間電子商取引(B2B)アウトソーシングを活用している企業は年間投資額に対して、245%にものぼるROI(投資利益率)と、62%の顧客満足度向上を実現していると発表しました。


この調査は、サプライチェーンの権威として広く知られているハウ・リー博士(Dr. Hau Lee)主導の下、スタンフォード大学と欧米アジアの企業で構成されたグローバル・サプライチェーン・マネジメントの調査機関Stanford Global Supply Chain Management Forum(リンク:英語)が実施しました。この調査は、B2Bアウトソーシングの利点を具体的に明らかにすることを目的にしており、B2B業務の一部または全てをアウトソースしている企業を対象に実施されました。調査の結果、B2Bプログラムをアウトソースしている企業は、顧客満足度の向上、B2Bの技術性能向上、競争上の差別化、在庫の可視化(見える化)、システムの継続性/可用性向上、ROIなど、様々な部分で大きなメリットを手にしていることが明らかになりました。この調査結果レポートはGXSのWebサイトwww.gxs.com/jp からダウンロード可能です。


この調査は、ハイテク、製造、金融サービス、小売/CPG(消費財)、ヘルスケアなど世界中の幅広い業種を対象に行われました。また、企業規模も売上5億ドル未満から100億ドル超まで多岐に渡ります。B2Bをアウトソースする主な理由として、各社はコスト削減、B2B能力の向上、サプライチェーンの効率向上、ベンダー管理の一元化、質が高い顧客環境の提供などを挙げていますが、実際にB2Bをアウトソースしたことで下記のメリットを得られたと回答しています。


 ■平均62% -顧客満足度が向上
 ■平均75% - B2Bの技術的能力が向上
 ■平均58% -在庫可視化精度の向上
 ■平均55% - ITコストに対する予測精度が向上
 ■41% - B2Bシステムの継続性/可用性が向上


また全体の76%に上る企業が、B2Bのアウトソースによって年間投資額の2倍以上の投資効果を手にしたと回答しています。


B2Bアウトソーシングには、B2Bプログラムをサポートする必要社内スタッフが減るという利点もあります。調査対象企業の半数以上が、B2B接続および取引先とのコミュニケーションをサポートするフルタイムの従業員の必要性が減少したと回答しています。一方、これらの企業はアウトソース先のリソースを活用して各国の言語および標準のサポートを利用できるので、グローバルB2B環境全体に対するサポート能力が高まったと同時に、様々なB2B標準やプロトコルに関するスタッフのトレーニング・コストも削減できたと報告しています。


Stanford Global Supply Chain Management Forumのディレクタ、ハウ・リー博士は次のように述べています。
「企業のビジネス・パフォーマンスは、サプライチェーンの卓越性と切っても切れない関係にあります。今回の調査結果から、B2Bプログラムをアウトソースしている企業はサプライヤと顧客、両方との関係を強化する一方でその合理化にも成功し、B2Bの技術面における能力の向上からも大きなメリットを手にしていることが明らかになりました。結果として、B2Bプログラムをアウトソースしている企業はそうでない企業に比べてより効率的なサプライチェーンを実現し、これが企業のビジネス・パフォーマンスへ直接的に好影響を与えているということです。B2Bのアウトソースから得られる様々なメリットは魅力的ですが、今回の調査によってこれらのメリットが現実のものであるということが実証されました」


GXSの最高マーケティング責任者、ボビー・パトリックは次のように述べています。
「ほとんどの企業にとって、”B2B” は様々な標準や規格、プロトコル、ドキュメント・タイプ、ビジネス・プロセスなどの多種多様な要素の雑多な集合体となっているのが現状です。このような 複雑な状態を管理することは、単に難しいという問題ではなく、事実上不可能とも言えます。このような背景から、B2Bプログラムのアウトソーシングは実情に即しているだけでなく、顧客の期待に応えながらサプライチェーンに対する洞察、知見を一層深められる最適な手段だということを、現在数多くの企業が認識しつつあります。今回の調査により、当社の “GXS Managed Services” はコスト削減、優れた柔軟性、顧客満足度向上などの形で、卓越した価値をお客様に提供できることが改めて実証されました」


Stanford Global Supply Chain Management Forumは業界各社、スタンフォード大学工学部(School of Engineering)、スタンフォード大学ビジネス・スクール(Graduate School of Business)が共同で運営している調査機関で、グローバル・サプライチェーン・マネジメントの理論と実践の進化・発展を促進しています。およそ30の業界組織・企業が参加しており、成熟/新興問わず幅広い業種を網羅した業種横断型の組織として、ダイナミックにグローバル化が進んでいる経済/ビジネス環境において、様々なベスト・プラクティスを明確にし、そのドキュメント化、調査、発展、普及を促進しています。同フォーラムのディレクタであるハウ・リー博士は、スタンフォード大学ビジネス・スクールでオペレーション/インフォメーション/テクノロジの教授を務める傍ら、Management Science、Harvard Business Review、Sloan Management Review、Supply Chain Management Review、Interfacesをはじめとする数多くのメディアやジャーナルに寄稿しています。


GXSのB2Bアウトソーシング・ソリューション「GXS Managed Services」(マネージド・サービス)は、企業はB2Bプログラムのグローバル展開を可能にする、優れた技術基盤です。ホスティング型のインテグレーション・サービス、データ変換、トランザクションの可視化、システム管理、堅牢なレポーティング機能など、GXS Managed ServicesはグローバルB2Bのための幅広い機能を提供します。さらに、GXS Managed ServicesにはB2Bプログラムの管理、ビジネス・コミュニティの管理、顧客サポートなどの分野で他に類を見ない世界最高レベルの経験とノウハウが含まれています。GXS Managed Servicesによって、企業はあらゆるB2B標準やプロトコルを通じて取引先との電子商取引を実現し、ビジネス・コミュニティ全体を通じて重要な情報の流れをコスト効率良く管理することが可能になります。


■GXS について
GXSはオンデマンド・サプライチェーン・マネージメントにおけるリーディング・プロバイダーです。米フォーチュン誌の「フォーチュン500」社の75パーセントに当たる企業が、世界各国でGXSのソリューション「GXS Trading Grid」を採用し、需給バランスを最適化しています。GXSは各種の業界標準化に積極的に取り組みつつ、顧客企業が、企業規模の大小にかかわらず全世界の取引先と連携し、商品情報の同期化、在庫レベルの最適化、需要予測を行い、サプライチェーンを活用できるよう支援します。GXSは米メリーランド州ゲーザーズバーグに本社を置き、欧米、アジア太平洋、中東、アフリカにまたがるグローバルネットワークを展開しています。詳しくはWebサイト(www.gxs.com:英語)をご覧ください。GXS株式会社は、企業間電子商取引ソリューション プロバイダーの最大手であるGXSの100パーセント出資による日本法人です。詳しくはWebサイト(www.gxs.com/jp:日本語)をご覧ください。


Trading GridはGXSの米国における登録商標です。

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用語解説

■本件に関する報道関係のお問合せ先
GXS株式会社
マーケティング・マネージャー
竹村 梨沙
Tel: 03-5574-7548
Email: press-mktgjp@gxs.com

関連情報
http://www.gxs.co.jp/
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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