インスタット社のアナリストKeith Nissen氏によると、欧州、北米、アジアのサービスプロバイダは、統合音声サービス(CVS)が国内市場で影響力を持つ可能性があることを認識する必要があるという。
欧州ではブロードバンドユーザの統合音声サービスへの需要が高く、これこそがサービスプロバイダが捜し求めていた次世代のキラーアプリケーションであることは確実であると、米国調査会社インスタット社は報告する。インスタット社の調査によれば、無線だけ、固定だけ、または無線/固定の統合音声サービスという選択肢に対して、欧州の消費者は明らかに統合サービスを選択した。完全に統合された音声サービスとは、IMSベースのIPネットワークやTDMモバイルネットワークの機能を融合し、固定/モバイルの音声機能を基本機能として提供するものであると定義される。
インスタット社のアナリストKeith Nissen氏は、「インスタット社の調査は、統合音声サービスに対する広い消費者需要があると結論している。欧州、北米、アジアのサービスプロバイダは、CVSが国内市場に持つであろう影響力を認識する必要がある」と語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
■ 欧州家庭のブロードバンドユーザの約60%が、CVSなどの固定/モバイル統合音声サービスの利用を選択した
■ 70%から80%の消費者は統合メッセージングを選んだ
■ ユーザは、ネットワークベースのアドレス帳、バンドルサービスの均一料金、無制限の市内/国内電話通話、複数サービスを単一のサプライヤから受けることに高い関心を示した
インスタット社の調査レポート「欧州の統合音声サービスユーザー調査:加入状況と利用意向 - The Market for Converged Voice Services in Europe」は、欧州の統合音声サービス市場を調査している。欧州消費者のCVSに関する調査をおこない、世界の通信市場においてCVSの果たす役割を探る。
[調査レポート]
欧州の統合音声サービスユーザー調査:加入状況と利用意向
The Market for Converged Voice Services in Europe
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