コーニング、乗用車用次世代セラミック担体を発表

ニューヨーク州コーニング発 -- (ビジネスワイヤ)-- コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、ガソリンおよび、ディーゼル車用次世代セラミック担体であるCelcor(R)600/2を発表しました。この新たな超薄壁担体により、燃料消費量低減の実現と、排気システムの低背圧によるエンジン出力の向上を可能にします。

Celcor 600/2製品の1平方インチあたりのセル数は600、また、壁厚は約2ミル(1ミルは0.001インチ。2ミルは約0.05mm)と人間の髪の毛ほどの薄さとなります。このセル形状により超軽量セラミック担体が実現し、低温始動時の排ガス削減に優れた効果を発揮します。コーニングでは2008年モデルの車両に搭載できるよう、2007年の第三四半期にCelcor 600/2担体の製造および供給を開始しました。

コーニングインコーポレイティッド、オートモーティブ・テクノロジーのヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのトーマス・アペルトは、「弊社は、今回の最新型セラミック担体の発表をとてもうれしく思います。当製品は、システムコスト全体の削減や低背圧によるパフォーマンスの最適化を可能にします。よって、自動車メーカーは、設計の幅をさらに広げることができるでしょう。コーニングは、素材、製品設計や製造に関する専門的知識を駆使し、革新的なセラミック担体の開発とともに、その特性を向上しました。お客様が更なるシステムの最適化を実現できるよう、引き続き次世代担体の研究、開発、および設計に取り組んでまいります。」と述べています。

コーニングは、イノベーションリーダーとして、セラミック担体およびディーゼルパティキュレートフィルタの機能向上に引き続き取り組み、厳しさを増す世界的な排ガス規制に対応します。コーニングは、さまざまな長さ、外形、セル密度の担体やフィルタを取り揃えており、オンロード、ノンロード双方のエンジンメーカーおよび自動車メーカーの設計の可能性を広げています。

コーニングは、世界の主要なガソリン/ディーゼルエンジンメーカーおよび車両メーカー向けに、最新のセラミック担体とディーゼルパティキュレートフィルタを供給するリーディングカンパニーです。当社は、1970年代初期に経済的で高性能のセラミック担体を開発し、今日の触媒コンバータの世界標準となっています。コーニングは1978年に、ディーゼル排ガスから煤(すす)を除去する多孔性セラミックパティキュレートフィルタを開発しました。

コーニングについて

コーニングインコーポレイティッド(www.corning.com)は特殊ガラス、セラミックの世界的なリーディングカンパニーです。コーニングの150年以上の材料科学やプロセス工学の経験から、当社はコンシューマーエレクトロニクスや自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション、及びライフサイエンス向けに高度かつ革新的製品の開発・製造を行っています。当社の製品には、LCDテレビやコンピューターモニター、ラップトップ向けガラス基板製品のほか、モービルエミッションプロダクツ、光ファイバー、ケーブル、通信ネットワーク向けの配線機器、創薬分野向け光バイオセンサー、半導体、航空宇宙向けなどの特殊ガラスなどがあります。

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