Nokiaはシェア56%でスマートフォン市場をリード、OS市場のSymbianのシェアは下降

株式会社データリソース 2007年04月02日 18時00分

米国の調査会社ABIリサーチは、端末のASPが大きく低下し続けているため、ソフトウェアのBIMを縮小する必要性が高まっていると報告している。

ロンドン、2007年3月20日
米国調査会社ABIリサーチのスマートフォン市場に関する調査レポート「スマートフォンとOSの市場:端末メーカー、OSベンダ、モバイルオペレータ、半導体ベンダ、アプリケーション開発者の考察」によれば、2006年、Nokiaの出荷台数7090万台で56.4%、シェアトップを維持した。2005年のスマートフォンの販売台数は2850万台だったが、2006年は4000万台だった。2006年、Motorolaは中国でのLinuxを搭載したデバイス(特にMING)の成功によって販売台数を大きく伸ばし、8.5%のシェアを獲得して第2位についた。また、SymbianはスマートフォンOS市場における脅威にさらされている。

モバイル無線調査アナリストのShailendra Pandey氏は言う。「スマートフォン製品の差別化の鍵は、製品のデザインとユーザーインターフェースにある。製品のサイズ、フォームファクタ、OSとバンドルアプリケーションを適切に組み合わせるかどうかによって、スマートフォンの成功が決まる。」現在、標準機能だけでなく、タッチ画面、MP3プレイヤー、Wi-Fi、Bluetooth、高速プロセッサ、大容量メモリ、拡張カードスロットを搭載したスマートフォンを求める消費者が増えている。

ABIリサーチの調査レポート「スマートフォンとOSの市場:端末メーカー、OSベンダ、モバイルオペレータ、半導体ベンダ、アプリケーション開発者の考察」は、端末のASPが大きく低下し続けているため、ソフトウェアのBIMを縮小する必要性が高まっていると指摘している。この動向は、Symbianが決定したライセンス料の引き下げとLinuxへの関心が高まっていることからも明らかである。「Linuxがこの市場にインパクトを与えることは、もはや『仮定の問題』ではなく『時期の問題』だ。2006年、SymbianはスマートフォンOS市場の73%のシェアを占めるが、最も有力なLinuxだけでなくWindows Mobileとの競争も激化し、2012年までに同社のシェアは46%まで下降するとABIリサーチは予測している」と調査取締役のStuart Carlaw 氏は言う。

この調査レポートは、主な市場促進要因、課題、スマートフォン市場に影響を及ぼす最新動向を調査し、専門性の高いビジネスと技術の課題、スマートフォン市場全般を考察している。この調査レポートは、その他の調査レポート、「Research Briefs」、「Market Data」、「Online Databases」、「ABI Insights」とアナリストへの質問時間を含む「モバイルデバイス年間リサーチサービス」の一環として提供されている。



◆調査レポート
スマートフォンとOSの市場:端末メーカー、OSベンダ、モバイルオペレータ、半導体ベンダ、アプリケーション開発者の考察
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