Cybertrust社、Czech Postの電子署名サービスにPKIソリューションを提供

Cybertrust社のUniCERTがチェコの電子署名イニシアチブを実証

2005年12月7日 ロンドン発 - ビートラステッド・ジャパン株式会社のパートナー企業であり、情報セキュリティの世界的な専門企業Cybertrust(r)社は本日、チェコ共和国最大の郵便サービスのサプライヤ、Czech Postの電子署名サービスを実現したと発表しました。Czech Postは、今日のチェコ共和国内で正式認可を受けた電子認証提供業者3社のうちの1社です。電子署名サービスは、チェコ共和国の市民が租税申告、年金、保険証、法律および社会保障関連の書類をオンラインで安全かつセキュリティが守られた環境で取り扱えるようにするものです。

Czech Postは、Cybertrust社のUniCERT(r)のPKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)を利用することによって、電子証明書の一括大量発行、発行および取り消しを行えるようになりました。UniCERTは、オンライン租税申告や法律文書のオンライン提出など、エンドユーザが取引を安全にするために必要なすべての鍵の管理や、eビジネス促進のために必要なセキュリティ、アイデンティティおよび信用の確立に用いられます。このソリューションは、Cybertrust社のネットワーク・ソリューションの現地パートナーであるICZがカスタマイズし、納品しました。

UniCERTは、エンタープライズまたはコミュニティ全域のセキュリティ基盤に公開鍵暗号を利用することによって、ユーザがあらゆる電子通信または取引において実施的に透明で信頼できる環境を提供します。また、管理コストの削減、業務慣行に合わせて綿密に作成されたビジネス・セキュリティポリシー、第三者製品に対するオープンインターフェース、セキュリティ違反によるリスクの軽減を通じて、Czech Postをはじめとするお客様に利益をもたらします。さらにUniCERTは、新たなアプリケーションとの統合、新規ユーザの追加、パートナー組織との相互運用性、組織構造の変化等、要件の変化に合わせて容易に展開させることができます。

Czech Postのプロジェクト責任者のパヴェル・プラッキー(Pavel Plachy)は次のように述べています。
「ユーザは、一意で個別の秘密鍵を生成し、それを自身のコンピュータに保存できるようになります。ユーザはこの鍵を利用して、認定制度に適合した電子署名を作成できます。証明書の形式で提供され、誰もが利用できる公開鍵は、署名の真正性を確認するために利用されます。電子署名された書類の改ざんは容易に特定可能となります。
Cybertrust社と協力することによって、租税申告などのチェコ関係当局と法律に準じた通信に使用できる証明書の発行を通じて、チェコ共和国の市民に費用効果の高いソリューションを適時に提供することができました」。

Cybertrust社のシニア・バイス・プレジデント兼EMEA担当ジェネラル・マネジャーのジョン・ホーランド(John Holland)は次のように述べています。「Czech Postの最新鋭通信イニシアチブに関与できたことは、当社にとって喜ばしいことです。チェコ共和国市民の皆様は、これらのオンラインでのやり取りを利用される際に、最高水準のセキュリティ管理とサービス能力を享受するでしょう」。

Czech Postは、企業や政府省庁だけでなく一般市民も利用しやすいよう、電子署名証明書を190チェコ・コルナ(約4ポンド)で提供します。またCzech Postは、自動電子署名認証のためのアプリケーションを2,856チェコ・コルナ(約66ポンド)で販売します。証明書は現在、主要なCzech Post支店でのみの販売ですが、2007年までには全国で利用可能となる予定です。

UniCERTに関する追加情報は下記のリンクをご覧下さい。
リンク(和文)
リンク(英文)

Czech Postについて
Czech Postは、長い伝統と市場での強力なポジションを誇る、チェコ最大手の郵便サービスプロバイダです。同社の提供する主要サービスには、国内外の手紙、小包、現金書留の配送の他、速達郵便や急送便サービスも提供しています。また、一般市民と公益事業間の安全な支払サービス(呼称: SIPO)も提供しています。さらにこれらの伝統的なサービスの他、年金、バンキング、保険、賭、宝くじの代理店的サービスも提供しています。
詳細はリンク(英語)をご覧下さい。

ICZについて
ICZは、行政、ヘルスケア、通信、金融、製造業、エネルギーなどの分野で活動する、チェコIT産業のリーダーで、国内外での幅広い経験と高度な専門技術を有しています。ICZは、顧客のニーズに基づいて開発するソリューションを含め、IT産業の全分野において、多種多様な技術を用いて各種プラットフォーム上でアプリケーションを開発することを強みとしています。ICZのポートフォリオの基幹となるのは、ネットワーク・ソリューションにあります。また、専門家チームを採用し、最も高度なPKIソリューションを設計できるだけの知識を有しています。ICZが提供するすべてのサービスは、情報セキュリティという共通のテーマによって裏打ちされています。ICZ a.s.はISO 9001:2000の認証を受けており、チェコ共和国のトップ10システム・インテグレータおよびチェコ共和国トップ企業100社に含まれています。ICZはプラハに本社を置き、またブルーノ、チェスキー・ブデヨビツェ、プルゼニ、オパバ、ブラティスラバ、スロバキアに支店を展開しています。
ICZは、2001年以来、Cybertrust社のシルバーポートナーです。
詳細はリンク(英語)をご覧下さい。


■Cybertrust社について
Cybertrust社は、プロセス、製品、人材を活用することにより、企業や政府機関が彼らのIT基盤を安全に管理することを可能にする世界的な情報セキュリティプロバイダです。15年を超える経験をもとに、Cybertrust社は、アイデンティティ管理、脅威の管理、脆弱性の管理、コンプライアンス管理の4つの重要なセキュリティ分野に焦点をおき、セキュリティ・ライフサイクル全般にわたり包括的に取り組む初めての企業です。情報セキュリティ製品の認定に関して世界的なリーダであるICSA Labs(r)(本部:米国バージニア州)や世界30を越えるオフィスをはじめとするリソース、比類ないセキュリティに関する知識と経験をベースに、ビジネスを展開しています。Cybertrust社は、世界中における4,000を超える顧客にとって、情報セキュリティに関する信頼のおけるアドバイザです。  リンク

■ビートラステッド・ジャパン株式会社について
 2004年9月 米国にて、非公開企業としては世界最大級のセキュリティテクノロジベンダCybertrust社が誕生いたしました。Cybertrust社は、電子認証及びアイデンティティ管理のグローバルカンパニーBetrusted社と、マネージド・セキュリティ・サービスの欧州トップベンダーUbizen社、インテリジェントリスクマネジメント領域におけるリーディングカンパニーTruSecure社の3社が合併した企業です。
電子認証に関するテクノロジソリューション企業であった日本ボルチモアテクノロジーズ株式会社は、Cybertrustグループとの資本業務提携により、ビートラステッド・ジャパン株式会社として生まれ変りました。
さらに本年6月に発表されたソフトバンクBBとの戦略的資本提携により、一層の事業拡大を目指してまいります。 リンク

*記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


■一般からのお問い合わせ先
ビートラステッド・ジャパン株式会社
Tel:03-6889-1575  Fax:03-6215-5266
E-mail:info@betrusted.co.jp
URL:リンク

■報道関係者からのお問い合わせ先
ビートラステッド・ジャパン株式会社
広報: 森 龍一
Tel:03-6889-1577  Fax:03-6215-5266
E-mail:press@betrusted.co.jp

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