日本BEA、「ブレンドソリューション」戦略を発表

Eclipseなどオープンソース・コミュニティとの連携をさらに強化

日本BEAシステムズ株式会社は、本日開催の企業システム開発者向け技術セミナー「Dev2Dev Days 2006」を機に、新たな戦略「ブレンドソリューション」を展開していくと発表しました。ブレンドソリューションは、商用ソフトウェアとオープンソース・ソフトウェアを組み合わせることによって、最適な企業システムの構築を可能とするBEAの戦略です。

 日本BEAシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:アリイ・ヒロシ)は、本日開催の企業システム開発者向け技術セミナー「Dev2Dev Days 2006」を機に、新たな戦略「ブレンドソリューション」を展開していくと発表しました。ブレンドソリューションは、商用ソフトウェアとオープンソース・ソフトウェアを組み合わせることによって、最適な企業システムの構築を可能とするBEAの戦略です。これにより、アプリケーション開発者に対して、生産性が高く、拡張性に優れたアプリケーション基盤ソフトウェアを提供できるので、ユーザ企業は次世代のサービス指向アーキテクチャ(SOA)の実装を加速化できます。

 企業アプリケーション構築の場において、急速な技術革新を続けるオープンソース・ソフトウェア(OSS)がもたらす最新技術や開発手法を活用する動きが広がっています。しかしOSSの導入は、煩雑なバージョンアップなど、新たな課題が発生しています。こうした背景を踏まえBEAでは、Apache Struts、Apache Beehive、Spring Framework、XML Beans、
Eclipseといった、OSSの「Javaアプリケーションフレームワークに対する動作検証」、「効率的な開発や管理ツールの提供」、そして「実行プラットフォームの提供」を中心とするブレンドソリューションを打ち出しました。

 その一環として、米国BEAシステムズでは、自社の開発/実行フレームワークをApache Beehive Projectに寄与し、開発ツールのEclipse対応を進めてきました。昨年9月にはEclipseベースの統合開発環境(IDE)「NitroX」を提供するM7社を、続いて11月にオブジェクト永続化エンジン(Persistence Engine)「Kodo」で知られるSolarMetric社を買収しました。今後、BEAの製品ラインに組み込んでいくことで、現場の開発者が先進的なOSSのJavaアプリケーションフレームワークを有効活用できるように努めていきます。
 BEAのブレンドソリューションの一部を実際に評価いただくために、BEAでは既に以下2製品を提供しております。

■BEA Workshop for WebLogic Platform™ 9.2 ベータ版
 本年4月より一般向けに提供を開始しましたWebLogic Portal/WebLogic Workshop 9.2ベータ版に含まれています。Eclipseベースに生まれ変わったWebLogic Workshop IDEとしてApache BeehiveやWebサービス、ポータルアプリケーション開発をサポートします。製品版としてのBEA Workshop for WebLogic Platform 9.2は2006年夏に提供予定(米国)です。

■BEA Workshop Studio™ 3.0 (旧NitroX Studio) 米国で販売中
 EclipseベースのIDEとして、Struts、Hibernate、Java Server Faces (JSF)、Java Server Pages (JSP) など業界標準フレームワークに基づくWebアプリケーションの開発をサポートします。以下サイトにて、Workshop Studio 3.0は、購入可能です。
リンク

 今後、上記2つのWorkshop製品をEclipseベースのIDEとして統合することで、Javaアプリケーションフレームワークの活用に最適な包括的開発環境を提供していく予定です。
なお、両製品の日本での販売時期については、現在検討中です。詳細が決まり次第、発表する予定です。

BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2の特長
 BEAはBEA Workshop for WebLogic Platform 9.2のベータ版を本年4月にリリースしました。この新バージョンの主要な機能は以下の通りです。
・ SOAを実現するEclipseツール:Webサービスの設計と配備がより速く、簡単になる
・ WebLogicおよびBeehive対応のEclipseツール:SOA開発コストを低減
 
BEA Workshop Studio 3.0の特長
 BEA Workshop Studio 3.0の主要機能は以下の通りです。
・ビジュアル--ソース双方向編集が可能なApache Struts、Java Server Faces (JSF)、Java Server Pages (JSP)用エディタ
・ORM Workbench (O/Rマッピングツール:Hibernate、BEA Kodo、Generic EJB3プロバイダをサポート)
・ユニークなAppXRAY機能によるアプリケーション内アーティファクトの関係をデータベース化
・Eclipse 3.x プラグイン
以上
日本BEAシステムズ株式会社について
 日本BEAシステムズは、BEA Systems, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、Nasdaqシンボル:BEAS)の日本法人です。BEAは、エンタープライズ・インフラストラクチャ・ソフトウェアの世界的なリーダとして、情報とサービスの安全な流れを加速する標準ベースのプラットフォームを提供します。BEA製品 — WebLogic®、Tuxedo®、JRockit®および新たなサービス・インフラストラクチャ・ソフトウェアから成るAquaLogic™製品群 — は、ユーザ企業がITの複雑さを軽減し、サービス指向アーキテクチャ(SOA)を成功裏に導入して、ビジネスに俊敏に対応する後押しをします。(リンク)

Copyright © 2006 BEA Systems, Inc. All rights reserved. BEA, Built on BEA, Jolt, Joltbeans, Steelthread, Top End, Tuxedo, BEA WebLogic Server, BEA Liquid Data for WebLogic, およびWebLogicはBEA Systems, Inc.の登録商標です。 BEA AquaLogic, BEA AquaLogic Data Services Platform, BEA AquaLogic Enterprise Security, BEA AquaLogic Service Bus, BEA dev2dev Subscriptions, BEA eLink, BEA MessageQ, BEA WebLogic Communications Platform, BEA WebLogic Enterprise, BEA WebLogic Enterprise Platform, BEA WebLogic Enterprise Security, BEA WebLogic Express, BEA WebLogic Integration, BEA WebLogic Java Adapter for Mainframe, BEA WebLogic JDriver, BEA WebLogic Log Central, BEA WebLogic Network Gatekeeper, BEA WebLogic Platform, BEA WebLogic Portal, BEA JRockit, BEA WebLogic SIP Server, BEA WebLogic WorkGroup Edition, BEA WebLogic Workshop, およびBEA Workshop Studioは BEA Systems, Inc. 商標です。BEA Mission Critical Supportは、BEA Systems, Inc.のサービスマークです。それ以外の会社名、製品名はそれぞれ関係する企業の商標または登録商標である可能性があります。

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