全銀TCP/IPアダプタ「BroadZT」の販売を開始

富士通ホスト上に構築したCORDEX業務を変更することなく対外接続ネットワークのIP化を実現

 システム・エンジニアリング・サービス株式会社(代表取締役会長:西武 進)は、富士通ホストでCORDEX(※1)を利用し、企業間データ交換を全銀ベーシック手順(※2)で行っている企業向けに、既存の企業間データ交換業務を変更することなく対外接続ネットワークのIP化を実現する全銀TCP/IPアダプタ「BroadZT」(ブロードゼットティー)を、7月1日より販売開始します。

 従来、TCP/IPを採用した全銀手順「全銀TCP/IP手順」に対応していないレガシーな富士通のホストコンピュータは、全銀ベーシック手順を用いて、一般電話回線網で相手企業システムと接続していました。BroadZTは、富士通独自の通信プロトコルである「EONFonTCP/IP」を、全銀TCP/IP手順に変換するアプライアンス装置で、これを富士通ホストに接続するだけで、ホストコンピュータ側には一切手を加えず、相手企業システムと全銀TCP/IP手順でファイルの送受信を行うことができ、対外接続ネットワークのIP化が可能となります。

 通信速度の向上や回線コストの削減など、対外接続ネットワークをIP化することにより、多くのメリットを享受することができますが、ホストコンピュータの変更には多大なコストとリスクを伴います。本製品を導入することにより、これらのコストやリスクを回避し、全銀ベーシック手順から全銀TCP/IP手順へのスムーズな移行を実現できます。


◆価格
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 オープン価格(実勢予想価格200万円)


◆販売目標
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 初年度20台の販売を目標


◆BroadZTの特長
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 ◇IP化による運用コストの低減
   対外接続ネットワークのIP化により、通信の高速化、高信頼化、回線コストの削減を実現。

 ◇多重通信によるデータ転送の効率アップ
   相手システムと複数のコネクションを確立することで、データ転送の効率化を図ることが可能。

 ◇導入が容易なアプライアンス装置
   必要な機能を全て備えたアプライアンス装置。追加ソフト・連携アプリケーションを必要とせず、設置後、簡単な設定を行うだけで利用可能。

 ◇Webブラウザによる運用操作
   Webブラウザから各種設定、運用管理、ログ参照が容易に行えます。

 ◇耐久性に優れたディスクレス設計
   コンパクトフラッシュを搭載したディスクレス設計で、衝撃・振動に強く耐久性に優れています。


◆サポート
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 導入支援サービス:BroadZTの設置・環境設定・開通テストを支援します。
 保守サービス  :センドバック保守
          オンサイト保守

 ※詳細はお問い合わせください。


◆製品ホームページ
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 リンク


◆主な仕様
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 ◇本体仕様
  製品名   :BroadZT
  型番    :PBSA01-R3
  CPU     :Intel(R) Celeron(R) 1.8GHz以上
  メモリ   :512MB以上
  ディスク  :コンパクトフラッシュ 1GB以上
  CD-ROM   :スリムタイプCD-ROMドライブ
  ネットワーク:10/100/1000Base-T×2、シリアルポート×2
  OS     :Linux
  外形寸法  :426(W)×358(D)×43(H) mm(1Uサイズ)
  重量    :7.0kg
  入力電源  :AC100-240V(50/60Hz)
  消費電力  :200W
  動作環境  :温度:10~35℃/湿度:20~80%(結露しないこと)

 ◇全銀アダプタ仕様
  通信プロトコル:富士通ホスト側:EONFonTCP/IP
          相手システム側:全銀TCP/IP手順
          ※EONF: Extended and Open Networking Facility
  サポート回線 :LAN、公衆電話網(注1)、ISDN網(注2)
  同時接続数  :最大32システム

  ※(注1)本体への接続はモデム経由となります。
   (注2)本体への接続はTA経由となります。

 ◇富士通ホストのサポート範囲
  ハード:- GSシリーズ
       - PRIMEFORCEシリーズ
  OS  :- OS IV/MSP
       - OS IV/XSP


<システム・エンジニアリング・サービス(SES)について>
 ネットワークに特化した技術とノウハウで、世界に通用する画期的なコンピュータ・コミュニケーションのシステムを提供するソフトウェア製品ベンダー&ソリューション提供企業。1982 年の設立以来、「標準」・「オープンシステム」・「異機種間」をキーワードに、マルチベンダーネットワークの技術を蓄積し、汎用大型機からUNIX 系ワークステーションまで、すべてのプラットフォームを対象とするアプリケーションの開発を重ねる。富士通からの2 度にわたる「品質優秀賞」受賞など、多くの受賞歴が開発技術力の高さを示す。

会社概要
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・商号    :システム・エンジニアリング・サービス株式会社(略称:SES)
・本社所在地 :愛媛県松山市清水町2丁目15-9(〒790-0823)
         TEL:089-925-6345 FAX:089-923-3709
・東京オフィス:東京都渋谷区恵比寿4丁目4-8 第一伊藤ビル6F(〒150-0013)
         TEL:03-5447-1885 FAX:03-5447-1292
・代表者   :代表取締役会長 西武 進/代表取締役社長 岩本 恭和
・資本金   :1,000万円
・設立    :1982年6月
・従業員数  :25名
・売上高   :2億807万円(2005年3月期)
・事業内容  :ネットワークソフトウェア製品の企画・開発・設計・販売
・主要取引先 :富士通株式会社、松下電器産業株式会社、
        日本アイ・ビー・エム株式会社、
        伊藤忠テクノサイエンス株式会社、他
・ホームページ:リンク

※BroadZT は、システム・エンジニアリング・サービス株式会社の商標です。
※連携ソフトウェアは富士通株式会社の製品です。
 富士通   : リンク
 富士通ホスト: リンク
※他の会社名、製品名、サービス名等は、
 それぞれ各社の商標または登録商標です。


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         お問い合わせ先:
   システム・エンジニアリング・サービス株式会社
東京オフィス 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目4-8 第一伊藤ビル6F
   TEL:03-5447-1885 FAX:03-5447-1292
   E-mail:info@ses.co.jp URL:リンク
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用語解説

※1:CORDEX
 「全銀協標準通信プロトコル」、「JCA手順」の業界標準プロトコルやEDI手順である「F手順」「JCA-H手順」をサポートし、企業間データ交換   システムを実現するソフトウェア。

※2:全銀ベーシック手順
 全国銀行協会連合会が1983年に制定した、企業・銀行間でデータを交換する際の通信プロトコルの標準規格。後にインターネット標準プロトコルのTCP/IPを採用した「全銀TCP/IP手順」も制定された。国内の金融業界の他、流通業界の受発注システムなどに幅広く用いられている。

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