スターリングコマース、低価格のAS2ソリューション 「Sterling Integrator AS2 Edition」の販売を開始

~日用品・化粧品業界中心の一般消費材のEDIネットワーク「プラネット」への接続テスト完了~

スターリングコマースは、インターネット上でのセキュアなデータ交換を行う通信プロトコルであるEDIINT AS2に対応したセキュアデータ交換ソリューション「Sterling Integrator AS2 Edition」を、2005年6月6日より日本において販売開始することを発表。本製品は、インターネット上でのセキュアなデータ交換を「早く、安く、簡単に」実現できる低価格AS2ソリューション。

マルチエンタープライズ・コラボレーション・ソリューションを提供する世界的プロバイダーであるスターリングコマース株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 小池リチャード)は、インターネット上でのセキュアなデータ交換を行う通信プロトコルであるEDIINT AS2(以下、AS2)に対応したセキュアデータ交換ソリューション(ソフトウェア)「Sterling Integrator AS2 Edition」を、2005年6月6日より日本において販売開始することを発表しました。

インターネットの拡大にともない、企業間取引においても、セキュアに、確実に、そして低コストでのデータ交換環境が求められ、インターネットを活用したセキュア通信プロトコルであるAS2(注1参照)が誕生しました。スターリングコマースは、AS2の仕様の開発段階から支援をしてきた企業であり、AS2対応のソリューションを低価格で提供できる唯一のベンダーです。AS2の採用により、コスト削減、データ交換の迅速化、データ交換の安全性・確実性の向上、取引先コミュニティの拡大を支援します。すでにウォルマートやUCCnet等へ、AS2接続による商品情報のデータ同期化ソリューションを提供した多くの実績を持っています。

Sterling Integrator AS2 Editionは、インターネット上でのセキュアなデータ交換を実現できる低価格AS2ソリューションです。以下のような特徴があげられます。
●あらゆるファイル形式 (EDIフォーマット、XML、ebXMLなどを含む)の転送が可能。
●簡単かつスピーディな取引先ごとの通信設定。
●通常1日以内の設定作業で使用開始可能。
●AS2 を使って通信をする取引先数に基づく段階型の価格体系。
Sterling Integrator AS2 Editionは、インテグレーション・ソリューションであるSterling Integrator(注2)がベースとなっている製品です。将来的に統合ニーズがでてきた際に、同一ソリューション上でEAI、B2B、EDI機能追加などへの展開が可能な、拡張性、柔軟性の高いソフトウェア製品です。

本製品は、Drummond Group (注3)による相互運用性テストを完了し、業界を超えて標準採用および相互運用性を推進する主要なグローバル・ソフトウェア検証プログラムであるBusinessReady (注4)の認定を取得済みです。また、日本においては、日用品・化粧品業界を中心とした一般消費材のEDIネットワークである「プラネット」(注5)とのAS2接続テストも完了しています。

「昨今、日本においては、特に流通業界においてAS2の採用が推進されています。Sterling Integrator AS2 Editionは、短期間かつ低価格でAS2環境に移行できるソリューションなので、企業に与えるリスクを最小限に抑えながら、業界や企業における新テクロジー採用の促進を支援できるものと考えています。日本における展開の第一歩として、プラネットとのAS2接続の支援をしてまいります。また、日本における今後のデータ同期やCPFR(注6)などの実現に向けたソリューションとしての市場拡大も期待しています。」と、スターリングコマース株式会社 代表取締役社長 小池リチャードは語っています。

日本における販売開始は2005年6月6日で、ライセンス価格は31万円からとなります。

以上

用語解説

注1) EDIINT AS2
EDIINTはインターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(IETF)のワーキンググループのひとつ。1996年に活動を始め、AS1、AS2、AS3規格を作成した。EDIINT-AS2(Applicability Statement 2)は、インターネットのうちHTMLプロトコルを使用したもの。リアルタイムでデータ交換できるメリットがある。現状ではウォルマートをはじめ、AS2を採用した企業が多い。 (AS1はSMTPを使用したもの。AS3はFTPを使用したもの。)
EDIINT AS2は、EDI、XML、ebXMLなどを含むあらゆるデータをインターネット上で転送する際に使用されるセキュア通信プロトコル。共通鍵や公開鍵暗号などの暗号化技術やデジタル署名を使用し、セキュリティを高め、以下のような機能を提供します。
1) 暗号化により機密性を高め、送信元と受信者のみがデータを閲覧
2) 署名済み受領確認(MDN: Message Disposition Notifications)により、問題なく受信者に届いた
ことを送信元に通知
3) デジタル署名による送信元の身元確認(なりすまし防止)
4) ドキュメントが転送中に変更された場合、デジタル署名によって検地することにより、メッセージの
整合性を保証
注2) Sterling Integrator
( リンク )
B2B連携、EDI、EAI、ビジネスプロセス連携をシングルプラットフォームで提供するソリューションです。
同製品は、国内においては、ソニーサプライチェーンソリューション株式会社や三井物産株式会社に導入されています。
注3)  Drummond Group  (www.drummondgroup.com)
eビジネスソフトウェアの相互互換性検証における世界的なリーダー。
注4) BusinessReady  (www.ebusinessready.org)
業界を超えて標準採用および相互運用性を推進する主要なグローバル・ソフトウェア検証プログラム。
注5) プラネット  (www.planet-van.co.jp)
日用品・化粧品・雑貨業界をはじめペット業界、家庭紙業界、家庭用品業界、理美容業界など多くの業界に対して提供されるEDIやデータベースなどのネットワークサービス。
注6) CPFR
主に小売と複数サプライヤ間にて目標や需要予測、在庫など各種情報共有することでより緊密な連携・協働を実現し、サプライチェーンの全体最適を目指す手法。
CPFRとはCollaborative, Planning, Forecasting and Replenishmentの略

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