アイエイエフコンサルティング、オープンソースのOLAPツール「OpenOLAP」の新版公開

~予想以上のダウンロードで機能拡張、また「OpenOLAPサポートサービス」の提供開始~

株式会社アイエイエフコンサルティング(以下 アイエイエフコンサルティング、本社:東京都中央区、代表取締役社長:青野晴成)は12日、オープンソースのOLAP(多次元分析)ツール「OpenOLAP」(オープンオーラップ)の機能強化を図った新バージョン「OpenOLAPリリース1.2」の開発を完了し、本日ソースコードを共同開発環境サイト(SourceForge.jp)上に公開しましたので、お知らせします。
「OpenOLAPリリース1.2」の開発にあたっては、独立行政法人 情報処理推進機構(以下 IPA)が公募した2004年度第1回オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業による支援を受けており、その成果である「OpenOLAPリリース1.2」のソースコードを共同開発環境サイト上で公開し、一般公有使用許諾書(GNU)に基づいたオープンソースソフトウエアとして無償での提供を開始することになったものです。

「OpenOLAP」は、IPAのオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の支援を受けて、アイエイエフコンサルティングが開発した、オープンソースの企業データ分析ツールです。「OpenOLAP」は、本年2月28日の公開以来、約4,000件のダウンロード実績を持ちます。この実績を受け、アイエイエフコンサルティングは、「OpenOLAP」の機能強化を目的に、IPAが本年公募を行った2004年度第1回オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業に、「OpenOLAPの機能拡張」を内容とするプロジェクトで応募、採択され、今回の「OpenOLAPリリース1.2」公開の運びとなりました。「OpenOLAPリリース1.2」は、リンク よりダウンロードできます。
「OpenOLAPリリース1.2」は、現行のソースコード(「OpenOLAP」)と同様に、GNUに基づいて提供されるため、ユーザー及びITサービス企業は、無償で、サイトよりソースコードをダウンロードし、利用、改変することが可能です。「OpenOLAPリリース1.2」の公開によりOLAPツール及びオープンソースソフトウエアの一層の普及に貢献するものとみています。

「OpenOLAPリリース1.2」の主な新機能は、以下のとおりです。

* グラフ機能-OpenOLAPのデータ表示形式として、現在の数値表形式による表示に加えて、折れ線グラフ、棒グラフといった数種類のグラフ形式を選択することが可能になりました。これにより、利用者は極めて直感的にデータ分析を行うことが可能になり、より広い範囲のシステムに対してOpenOLAPを利用することができるようになりました。

* セキュリティ機能-利用者のユーザIDを自動的に識別し、参照可能なレポートの種類やデータの範囲を判断して、表示をコントロールすることができるようになりました。これにより、セキュリティ制限が必須な大規模システムに対してもOpenOLAPが利用可能になりました。

また今後、アイエイエフコンサルティングでは、「OpenOLAP」の開発だけでなく、オープンソースを基盤に企業情報分析システムを構築するITサービス企業への支援サービスを提供していきます。
その第1段として、2004年11月1日より、「OpenOLAPサポートサービス」の提供を開始します。「OpenOLAPサポートサービス」は「OpenOLAP」の利用を促進するために、 「OpenOLAP」を利用して、企業情報分析システムを構築するITサービス企業を対象に、ヘルプデスクと障害対応を電話、電子メールで提供するサービスです。

「OpenOLAPサポートサービス」の内容は以下のとおりです。

サービス内容
1. ヘルプデスク
「OpenOLAP」によるシステム開発に関する以下のようなご質問にお答えします。
* インストール
* OpenOLAPの操作
* OpenOLAPデータベースの設計
* パフォーマンスチューニング

2. 障害対応
開発したアプリケーション・システムの障害が、「OpenOLAP」に起因する判明した場合には、 以下のような対応を行います。
* OpenOLAP障害の原因の調査
* 回避方法の提示
* 修正パッチのご提供(またはソースコード修正方法の提示)

3. 情報提供サービス
「OpenOLAP」のバージョンアップ情報、バグ情報など、 最新情報を電子メールにてお知らせします。(不定期)

「OpenOLAPサポートサービス」のサービス料金は、\960,000.-(1年間)を予定しています。

「OpenOLAP」について
OLAPツールは、企業の顧客データや販売データなどの蓄積された大量のデータを様々な角度から検索・集計して問題点や解決策を発見し、経営や営業活動の効率の向上を図るためのツールです。「OpenOLAP」は、今まで商用製品でのみ提供されていたOLAPツールの機能を初めてオープンソースソフトウエアとして実現しました。「OpenOLAP」の動作環境としては、オペレーティングシステムとして「Linux」、Webアプリケーション・サーバーとして「Apache」、データベース管理システムとして「PostgreSQL」を使用しています。これらは全て、広く普及した既存のオープンソースソフトウエアであるため、ユーザー及びITサービス企業は、完全なオープンソースソフトウエア環境で、企業データ分析システムを構築することが可能になりました。
「OpenOLAP」のダウンロードや技術的問合せについては、
リンク をご覧下さい。


独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)について
1970年10月1日設立の特別認可法人 情報処理振興事業協会を前身とし、2004年1月5日に独立行政法人 情報処理推進機構として発足しました。情報処理の振興を図るため、ソフトウエア開発支援事業(オープンソフトウェア活用基盤整備事業を含む)、情報セキュリティ対策事業、IT人材発掘・育成事業を実施しています。
Webサイトは、リンク です。


SourceForge.jpについて
米国OSDN社が運営している世界最大のオープンソース・ソフトウェアの開発サイトであるSourceForge.netの日本版として、 VA Linux Systemsジャパン(株)のOSDN事業部が、OSDNとの協調体制の元で運営している共同開発環境サイトです。オープンソースソフトウェアの開発者に共同開発に必要な環境を、無料で提供しています。
Webサイトは、リンク です。


株式会社アイエイエフコンサルティングについて
1998年に設立されたデータウエアハウス、データ分析専門の独立系コンサルティング会社です。金融、通信、製造、流通、サービスなど多岐にわたる業種のデータウエアハウス、データ分析アプリケーション構築プロジェクトに参画し、システム分析・設計・導入から運用までをトータルにサポートしています。
Webサイトは、リンク です。

「OpenOLAPサポートサービス」についての情報は、
リンク をご覧下さい。

文中の企業名、製品名ならびにサービス名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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