アルカテル、SBC社の「プロジェクト・ライトスピード」の主要サプライヤに　　　　 総額17億米ドルで受注

　今回の契約により、アルカテルはSBC社のネットワークインフラストラクチャ分野における主要サプライヤとして、アクセス／ファイバー技術、IPルーティング／イーサネットスイッチング・ソリューション、ネットワークシステム統合サービスなどを提供します。さらに、SBC社との協力により、ビデオシステムのシームレスな統合を実現します。SBC社は、IPテレビ、ユーザー中心の超高速ブロードバンドサービス、IP音声の統合サービスおよび無線バンドル製品などを2007年末までに1,800万世帯に提供するという計画「プロジェクト・ライトスピード」（Project Lightspeed）を提唱しており、本契約はこれを実現するための鍵となるものです。

　アルカテル・ノース・アメリカ（Alcatel North America）、プレジデント、マイク・クゥイグリー（Mike Quigley）氏は次のように述べています。
　「本契約により、アルカテルとSBC社は、次世代ネットワーク製品およびサービスの設計・販売に関する戦略的な協力関係を拡大することになります。当社は、アクセス技術およびIP技術の分野において主導的な地位を占めており、大型ネットワークの設計および統合に関して豊富な実績を誇っています。これらの技術力と経験により、SBC社が競合他社を一気に追い抜きトップに立つための豊富な次世代IPサービスの実現に寄与できることを光栄に思います。」

　アルカテルは、SBC社のネットワークを光ファイバー化するため、「リモート7330 IP DSLAM」と「7340 FTTP（Fiber to the Premise）」の各ソリューションを提供します。リモート7330 IP DSLAMは、SBC社のFTTN（Fiber To The Neighborhood）アーキテクチャ向けに、ワイヤースピードのトリプルプレイサービスおよび多様なDSLのサポートをします。アルカテルはブロードバンド・アクセス・ソリューション分野の世界大手で、これまでに5,000万回線以上のDSLを出荷しています。

　SBC社は豊富な新IPサービスを提供するため、データネットワーキング性能を持った次世代製品であるアルカテルの「7750サービスルータ」と「7450イーサネットサービススイッチ」を採用します。これらの次世代製品を使用することで、イーサネットサービスにより規模や効率性の利益を得ることができ、また画像のような高い信頼性と予見性を要する差別化されたIPベースサービスの提供が可能になります。

　アルカテルは、プロジェクト全体のパートナーとして、ネットワークおよびビデオシステムのエンド・ツー・エンドの統合に関して責任を負います。これまでに20社以上の通信事業者に対しビデオ・ソリューションを提供してきた実績を持つアルカテルは、この経験を活かしSBC社の積極的な計画の展開をサポートしていきます。