携帯電話に様々なマルチメディアやリッチデータ機能が搭載されるようになってきており、このような最先端の携帯電話がアジア太平洋地域の市場で急速にシェアを伸ばしていると米国調査会社インスタット社は報告する。例えば、2005年にアジア太平洋地域で出荷された2億5230万の携帯電話の53.4%にはカメラ機能が搭載されており、新興成長市場におけるこれらのモデルの投入価格の安さが販売を大いに促進したとしている。
「最先端の携帯電話の最もポピュラーな機能は、デジタルスチールカメラとビデオカメラの両方の機能を持つデジタルカメラである。2009年までには、アジア太平洋で販売される携帯電話の67%にカメラ機能が搭載されるようになるだろう」と、インスタット社のアナリストVictor Liu氏は語る。
インスタット社の調査レポートは、下記についても述べている。
◆アジア太平洋地域の携帯電話販売数の23%が音楽再生機能を搭載しており、世界平均の13.6%を上回っている
◆スタンドアロンの携帯音楽プレイヤーとの直接的な競争になるために、2009年までには携帯電話の音楽の機能性と音質が非常に高まるだろう
◆2005年に、モバイルデジタル放送と無線ブロードバンド接続機能のある携帯電話が、韓国と日本の早期導入者向けに投入された
インスタット社の調査レポート「アジアの最先端携帯端末市場調査 - Cutting Edge Mobile Handsets in Asia」は、アジア太平洋地域の携帯端末市場を調査している。日本、韓国、中国、インドの市場の状況と2009年までの出荷予測をそれぞれに章を立てて詳述し、その他のAPAC諸国(オーストラリア、香港、シンガポール、台湾、ニュージーランド、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム)の市場規模と成長傾向についても調査している。
調査レポート
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アジアの最先端携帯端末市場調査
Cutting Edge Mobile Handsets in Asia
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