家庭向けエンターテインメントへの支出額、トップはTV

英国の調査会社インフォーマテレコムズ&メディア社は、世界の家庭用エンターテインメントの一世帯当たりの平均支出額は182.4ドルだと報告している

2006年1月16日
インフォーマテレコムズ&メディア社の調査レポート「家庭向けデジタルエンターテインメント市場」は、世界の家庭用エンターテインメントの一世帯当たりの平均支出額は182.4ドルだと報告している。また2010年までに225ドルに増加すると予測され、2000年以降毎年平均4.7%増加することになる。

この調査レポートは、家庭向けエンターテインメントの主要4分野である音楽、TV、ゲーム、映画への支出の推移を調査している。この変化によって各分野の均衡がくずれようとしている。エンターテインメントの年平均支出額が増えており、今後TVが総支出額で大きな割合を占めるだろう。

(表省略)

2000年の4分野の総支出額のシェアは、テレビが、映画(24%)、音楽(23%)、ゲーム(9%)を抜いて44%を占め、トップだった。2010年までTVは総支出額の53%を占め、後に映画(19%)、音楽(15%)、ゲーム(13%)が続くだろう。

TV市場はデジタルと関連サービスの開始によって成長するだろう。2005年だけでもデジタルTVを所有する世帯数が約3000万増加したが、全体の普及率は米国やイギリスなどの顕著な例を除いて50%未満のため、今後成長する可能性がおおいにある。

エンターテインメントの支出額をめぐる競争の激化によって一番影響を受けるのは、レコード音楽である。調査レポートの著者Simon Dyson氏は言う。「エンターテインメントに対して支払う金額は限られているので、特に若者層のユーザはP2P経由の無料音楽の普及で複数のサービスを楽しめるようになった。P2Pユーザは、他の有料のエンターテインメントサービスをやめなくても、音楽に支払う額を削って他のサービスの購入にあてることができるのだ。」

フォーマットが複雑化して、インターネットおよび携帯端末経由の音楽配信が成長したため、世界の音楽のセールスは増加する。サウンドキャリア本体の全体的な販売の減少は回復しないと予測されるが、それはインターネットの成長や、さらに着信音が主な促進要因であるモバイルの売上げで十分に補われるからである。

「家庭向けデジタルエンターテインメント市場」について
インフォーマテレコムズ&メディアの調査レポート「家庭向けデジタルエンターテインメント市場」は、ゲーム、TV、映画、音楽などの家庭向けデジタルエンターテインメントの世界の消費者の支出パターンを分析している。各カテゴリの過去および2010年までの予測データの支出パターンの推移に焦点を当て、世界の主要地域毎に家庭内のエンターテインメントに支払われる世帯の可処分所得額を調査している。

また、既存のビジネスモデルの分析と4分野の明確な配信モデル、統合化した家庭ユーザからのエンターテインメントの収益チャンスについて独自の見解を提供している。

◆調査レポート
家庭向けデジタルエンターテインメント市場
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