米国モバイル市場ではゲーミングより音楽の方が優位

米国の調査会社インスタット社(In-Stat)によると、モバイル音楽サービスに興味を持っている消費者は通常の携帯電話より高額でも、音楽再生ができる携帯電話を購入したいと考えているという。

モバイル音楽サービス(ダウンロード音楽とデジタルラジオ放送)は、米国モバイルユーザーのゲーム(現在最大のモバイルデータ収入を提供しているアプリケーション)よりも大きな関心を集めているとインスタット社は報告する。しかし、音楽アプリケーションが広く理解されているとはまだ言えず、価格設定、収益の配分、デジタル著作権管理(DRM)などの主要な問題を解決することができるまでには時間がかかるだろう。

「インスタット社が"Mobile Music Intenders(モバイル音楽見込み加入者)"と呼ぶ、モバイル音楽サービスに興味を持っているワイヤレスユーザのグループはまもなくなくなるかもしれない。彼らは通常の携帯電話より高額でも、音楽再生ができる携帯電話を購入したいと考えている。しかし、サービスや端末がまだ整っておらず、キャリアはモバイル音楽市場でのビジネスチャンスを逃すかもしれない」と、インスタット社のアナリストDavid Chamberlain氏は語る。

インスタット社の調査レポートは下記についても調査した。

- "Music Intenders"の1/4以上は携帯電話に150ドル以上の追加料金を支払ってもいいと考えており、2/3以上は新しい端末を2005年中に買おうと考えている
- 調査した無線加入者の34%が「まさしく」「いくらか」「非常に」モバイル音楽サービスに関心があると回答している
- "MP3 Intenders"と呼ばれる層は、一般ユーザーと比べると、若く、男性であり、Sprint PCSやT-Mobileを好み、端末にもっと支払ってもいいと考えている


インスタット社の調査レポート「モバイル音楽見込み加入者:ホットなうちにゲット (Mobile Music Intenders: Get 'em While They're Hot)」は、米国モバイルワイヤレス市場をカバーし、インスタット社のConsumer Mobility Study(CMS)に基づくエンドユーザ調査、特にモバイル音楽サービスに注目したモバイルデータサービスの予測と分析を提供する。


◆調査レポート
モバイル音楽見込み加入者:ホットなうちにゲット
Mobile Music Intenders: Get 'em While They're Hot
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