2009年までに4倍の成長が望まれるMTU/MDU屋内ブロードバンド市場

米国調査会社インスタット社では、2004年は3億6400万ドルだったMTU/MDU対応ブロードバンド機器の収益が2009年には15億ドル近くに増加すると予測している。

一般ユーザとビジネスユーザ双方にブロードバンド需要が増大しており、MTU/MDU(Multiple Tenant Units/ Multiple Dwelling Units)対応屋内ブロードバンド機器市場は今後数年間で4倍以上の成長を成し遂げるだろうとインスタット社では報告している。インスタット社は、2004年は3億6400万ドルだったMTU/MDU対応ブロードバンド機器の収益が、2009年には15億ドル近くに増加すると予測している。このような増加の大きな要因は、未開発地域の建物のブロードバンドインフラ需要と、MTU/MDU環境における光通信展開の影響があげられる。

「MTU/MDUは世界の人々とビジネスにとって、重要な役割を担っている。特にソウルや香港、ニューヨークなどの人口過密地域ではその重要度が増している」とインスタット社のアナリストAmy Cravens氏は述べている。「ビジネスおよび消費者向け通信の需要、ニーズに合わせるサービスプロバイダの尽力、ビルオーナーによる居住者のニーズに合わせた環境作りへの取り組みがこの市場を牽引している。」

インスタット社はまた、次のような調査結果を明らかにしている。
- アジア太平洋地域は建物数の点で最高の可能性があり、この地域の主要プロバイダの多くが屋内戦略を導入しているために最大規模の市場である。
- MTU/MDU対応屋内ブロードバンドは、ブロードバンドインフラを必要としている未開拓の建物とMTU/MDU環境に光ファイバが影響を与えていることから大きく成長している。
- MDU対応機器にもまして、MTU対応機器の収益は2009年まで大きく増加するだろう。住居環境よりもビジネス対応機器のほうが高額であるためである。しかしMDU対応機器の収益はMTU向け機器の収益よりも早いスピードで増加している。

インスタット社の調査レポート「世界のMTU/MDU機器市場(Worldwide MTU/MDU Equipment Market)」は、世界のMTU/MDU屋内ブロードバンド対応機器の売上げと、2004年から2009年までの地域ごとの予測を掲載している。BANs(Building Area Networks)と呼ばれる屋内ネットワーク技術についてはDSL、ケーブル、イサネット、FTTP(Fiber -to-the-Primise)、無線などの調査結果を、WAN技術についてはケーブル、DSL、FTTB(Fiber-to-the-Building)、専用線、無線などの調査結果を掲載している。


◆調査レポート
世界のMTU/MDU機器市場(Worldwide MTU/MDU Equipment Market)
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◆インスタット/MDR社について
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