インスタット/MDR社の報告によると、FPGA(Field-Programmable Gate Array)の事前定義済みブロックを含むデザイン市場は、メモリやロジック(論理操作)等のセルベースのデザインにおける他の機能と共に、2003年に1090万ドルだった世界の収益は増加して、2008年までに8億7400万ドルを超える。成長の主な要因は単一チップの開発プラットフォームの出現で、予測期間中同市場の年平均成長率は136.6%となる。
1990年後半に初めてFPGA技術への関心が高まったが、2000年後半に景気が後退し始めて関心は弱まった。主な理由は、市場がまだ発達の初期段階だからである。今や業界は再び軌道に乗り、少なくとも当分は組込みFPGA技術への関心は再燃する。これには色々な理由があるが、大半は同技術による設計の柔軟性と製品化までの時間が短いという利点によるものだ。実際、現在同技術への関心は急速に弾みがつき、前より遥かに高まったが、これが次世代製品のコストが非常に高い主な理由である。組込みFPGA技術は低コストの組込み不揮発性メモリ技術と共に、現在はない設計機能を提供する。
インスタット/MDR社の調査結果を以下に挙げる。
・組込みFPGAによる通信分野は、平均するとカスタム仕様のeFPGA 市場で、2003-2008年の予測期間中に消費される製品の金額の3/4を占める。
・地域的には、製品の消費量のトップは南北アメリカで、次が欧州となる。2005年以降、欧州は日本とアジア太平洋地域双方に追い抜かれ、2010年末までにアジア太平洋地域は日本を追い抜く。2008年末までに、南北アメリカと日本の組込みFPGA製品による消費高の合計は、消費量全体の2/3を占めるようになる。
・プログラミングアーキテクチャにおいては、SRAMベースのFPGAが少なくとも短期的には市場の主流となる。長期的に見ると、設置面積がより小さいフラッシュベースのアーキテクチャが組込みFPGA製品の設計で主流な手法となる。だが、設置面積が非常に小さいアンチヒューズアーキテクチャが、今後数年間製品の消費量のトップとなる。
インスタット/MDR社の調査レポート「組込みFPGA(Field-Programmable Gate Arreys)調査:今後の開発プラットフォーム」は、組込みeFPGA市場を総合的に分析している。主要なエンドユーズ市場における同技術によって設計された製品のエンドユーズ消費量を、詳細に考察している。それらの市場とは、電子データ処理(EDP)、通信、コンシューマ、業界、軍/車輌である。EDP、通信、コンシューマ、業界市場に関しても、ネットワーク、スイッチ、サーバ、セットトップボックス等、さらに詳細な事項を記載している。南北アメリカ、欧州、日本、アジア太平洋主要四地域の各消費量を提供している。南北アメリカ、欧州、日本、アジア太平洋も考察しているが、これらの地域は電圧量、プログラミングアーキテクチャ、パッケージング、複合シグナルのコンテンツを提供している。さらに組込みFPGAと共に設計される機能であるSRAM、DRAM、MPU、 DSP、アナログ等の組込み機能レベルまで詳しく調査している。 分析している他の分野は、この種の技術に関心を持つ企業、また現在と将来のサプライヤである。
◆調査レポート
組込みFPGA(Field-Programmable Gate Arreys)調査:今後の開発プラットフォーム
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