ケーブルセットトップボックス市場はPVRとHD対応STBの需要で成長する

世界のデジタルセットトップボックスの出荷台数は2003年比で11%増加し、1087万台に達するだろう

昨年不調だったケーブルセットトップボックス市場は、2004年に活気を取り戻すとインスタット/MDR社は報告している。世界のデジタルセットトップボックスの出荷台数は2003年比で11%増加し、1087万台に達すると予測されている。主な促進要因はPVR対応セットトップボックスと高解像度(HD)対応セットトップボックスの発注を増やし続けている北米のケーブルテレビのオペレータの動きである。

さらに、インスタット/MDR社の上級アナリストMike Paxton氏はこう述べている。「デジタルセットトップボックスの世界需要は、今後5年間安定的であると予測されているが、それは特に2006年から2008年に、アジアと欧州の限られた数カ国のデジタルセットトップボックスの需要増加により、主要な北米市場の需要の低迷がすべて補われるためである。」
Motorola Broadband社は、デジタルセットトップボックスのトップメーカーの座を維持するが、過去2年間の市場シェアは二番手のScientific-Atlanta社に抜かれた。それでもこの広く知られたケーブルセットトップボックス市場の「複占」は続くだろう。 2004年の前半期には、これら2社が世界のデジタルセットトップボックスの出荷台数の85%を占めた。

インスタット/MDR社の調査結果を以下に挙げる。

・今年、出荷されるデジタルケーブルセットトップボックスの5台中1台が PVR対応セットトップボックスだった。また2004年、Scientific-Atlanta社のExplorer 8000等の製品の人気によって PVR対応ケーブルセットトップボックスの出荷台数が増加し、過去最高レベルに達した。

・HD対応のケーブルセットトップボックスの需要も高い。2003年の出荷台数はわずか75万台だったが、2004年は軌道に乗り、HD対応ケーブルセットトップボックスの出荷台数は200万台を超える。

・中国のデジタルケーブルセットトップボックス市場は、やっと成長の兆しが見え始めた、1億人のケーブルTV加入者を抱える世界最大の市場である。セットトップボックスメーカーは2004年の前半期に、およそ23万5000台のデジタルセットトップボックスを中国国内のケーブルTVオペレータに出荷した。

インスタット/MDR社の調査レポート「PVRとハードディスク搭載機が促進するケーブルセットトップボックス市場」では、ケーブルTVセットトップボックスの市場を考察し、同製品のメーカー、市場、技術動向、半導体材料について記載している。「プラグアンドプレイ」のイニシアチブが市場に与える影響について論考し、中国のケーブルセットトップボックス市場について考察している。また、50ドルのセットトップボックスを製造する業界の取り組みについて記載している。また、セットトップボックスの部品表に関する予測を提供し、世界の出荷台数の最新データと今後5年間の収益予測を提供している。

◆調査レポート
PVRとハードディスク搭載機が促進するケーブルセットトップボックス市場
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◆インスタット/MDR社について
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