楽観主義者? 悲観主義者か? WiMAXに関する極論

住宅市場向けにターゲットを絞っているWiMAXベンダなどの見方は楽観的

ABIリサーチは、WiMAX機器の将来に関する無線産業市場ウォッチャーたちの見解の相違を指摘する。

ABIリサーチの調査レポート「WiMAX/802.16」は、この相違点を精査している。

悲観主義者は、主にSMB(中小企業)や大企業に自社のブロードバンド無線ソリューションを販売し続けたいと考えている企業であるが、WiMAXは企業市場においては現在のソリューションに比べて優位点がなく、SOHOユーザにとっては経済的な面で失敗するだろうとしている。

しかし、特に住宅市場向けにターゲットを絞っているWiMAXベンダなどの見方は楽観的なもので、WiMAX機器はケーブルやDSLなどのBWA(broadband wireless access)に代わるものとなり、WiMAXのモバイルバージョンである802.16eは、3Gの対抗馬となるだろうと主張する。

ABIリサーチ無線接続部門のシニアアナリストPhil Solis氏は、真実はこの両方の意見の間にあるという。

「ケーブルやDSLと並行して普及する間に、WiMAX技術によるブロードバンドは、ケーブルやDSLを持たないユーザに広まる可能性がある。」

WiMAXは3Gに対抗する技術と見られているが、それは過大評価に過ぎないとPhil Solis氏は見ている。WiMAXは3Gタワーのバックホールやネットワークへの接続の際の増幅で役に立つだろう。また、WiMAXは、DSLやT1sが高価すぎる場合のWi-Fiホットスポットのバックホールにも役立つだろう。

「2005年にWiMAX機器が市場に現れれば、802.16eは重要なモバイルソリューションになるが、すでに確立している3Gインフラの脇に押しやられている状況だろう。しかしいくつかの企業は、802.16の周波数効率やなんらかの3Gソリューションの競争力を確信している」とPhil Solis氏は語る。


◆調査レポート
WiMAX/802.16:企業、SOHO、個人、ポータブル(802.16e)向け高速無線データ通信のビジネスチャンス
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◆ABIリサーチについて
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